『AJCC(GⅡ)2020ブラストワンピース血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

 

今週は1月26日に開催されたAJCC(G2)を勝ったブラストワンピースを取り上げます。

 

8枠11番ブラストワンピースは五分のスタートをきると、鞍上は外から積極的に出していき4番手のポジションを確保。

3コーナーから徐々に進出をすると、4コーナーから直線に向く頃には2番手に。

そのまま追い出しを開始するも先に抜け出した2着馬も粘り、なかなか捕らえられず2頭の叩き合いに発展。

残り100mを切るあたりでようやく差し切り、最後は1.1/4差をつけてゴール板を駆け抜けた。

本馬はこれで7勝目。

重賞は毎日杯(G3)、新潟記念(G3)、有馬記念(G1)、札幌記念(G2)に続く5勝目。


 

ブラストワンピースの父ハ-ビンジャーは現役時代、イギリスにて9戦6勝。

主な勝ち鞍であるG1・キングジョージⅥ&クイーンエリザベスS(芝2400m)は同レース史上最大着差となる11馬身差をつけての圧勝だった。

そのまま凱旋門賞を目指す予定であったが、左前脚骨折の為断念となり引退。

種牡馬入りすることに伴い、日本に輸入され2011年より供用開始。

サンデーサイレンス系にもキングカメハメハ系にも配合できることが強み。

2019年の種牡馬ランクは第8位。

 

母ツルマルワンピースは現役時3勝(条件馬)。

繁殖になり、初仔としていきなり代表産駒の本馬を輩出した。

その他、これまでデビュー済み産駒2頭を送り出しており、2頭とも勝ち上がり。

交配はハ-ビンジャー→ヴィクトワールピサ→オルフェーヴルの順。

相手を選ばないタイプで繁殖力は高いと言える。

血統背景は父キングカメハメハ×母父フジキセキの組み合わせ。

 

父ハ-ビンジャーは先述した通り、欧州芝2400mで活躍しており、日本の馬場で走るにはゆるめの血統。

その為、硬めの血を取り入れることがセオリーで、キングカメハメハを入れるのは効果的。

この「父ハ-ビンジャー×母父キングカメハメハ」という組み合わせはエリザベス女王杯(G1)を制したモズカッチャンも同じ。

 


本コラムにて2019年の札幌記念(G2)勝利後に、このように血統考察をしておりました。

有馬記念を勝っているように、中山は得意な舞台(特に力の要る馬場)ですが、前走が海外の凱旋門賞だったこともあり能力を出して走れるかが争点でした。

「ここは様子見」と見送ったわけですが、結果きっちり勝ち切ったわけですからやはり力のある馬だなぁ~と改めて思わされた次第です。

 

戦前のnetkeibaの予想コラムでは◎をミッキースワローに打ちましたが4着。

〇のステイフーリッシュは勝てそうでしたが最後差し切られて2着に。

予想コラムに書いたように「ロベルトの血を持つ馬」は過去5年で毎年馬券になっていますが、優勝はなしです。

コースに適合しているのは間違いないですが、この舞台では勝ちきれない血なのでしょう。

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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