『東京新聞杯(GⅢ)2020プリモシーン血統考察』YRA

血統調査員のYRAです。

「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

今週は2月9日に開催された東京新聞杯(G3)を勝ったプリモシーンを取り上げます。

 


1枠1番プリモシーンは五分のスタートを決めると、馬なりで道中は6番手の位置を追走。

最内でジッと脚を溜めて3~4コーナーでも鞍上の手は動かず。

直線に入ると進路を外へ求めながら追い出しを開始。

残り400mの付近で進路を確保すると前をとらえていく。

残り200mを切って先に抜け出した4頭に並ぶと、最後は1/2馬身差をつけてゴール板を駆け抜けた。

本馬はこれで4勝目。重賞はフェアリーS(G3)、関屋記念(G3)に続く3勝目。

 

 

プリモシーンの父ディープインパクトは現役時代、7つのG1を制した「日本近代競馬の結晶」と言われる歴史的名馬。

種牡馬としても2012年から2019年まで8年連続で種牡馬ランク首位。

競走馬としても種牡馬としても日本競馬の代表的存在。

(2019年7月30日逝去)

 

母モシーンはオーストラリア生産馬。現役時は海外で18戦8勝。

主な勝鞍はクラウンオークス(G1・芝2500m)、オーストラリアンギニー(G1・芝1600m)、ストームクイーンステークス(G1・芝2000m)、ランドウィックギニーズ(G1・芝1600m)。

芝1200mのG1レースで2着に入った戦歴もあり、スプリント~クラシックディスタンスという幅広い距離で活躍をした。

引退後、繁殖に上がり日本に輸入された。

繁殖としてこれまでデビュー済み産駒は本馬を含め4頭。

勝ち上がりは本馬のみで、完全に「ホームランか三振か」タイプ。

血統背景は父Fastnet Rock(デインヒル~ノーザンダンサー系)×母父ストラヴィンスキー(Nureyev~ノーザンダンサー系)の組み合わせなので、ノーザンダンサーのクロスを持つということになる。

 

父ディープインパクトはノーザンダンサーのクロスを持つ母と配合することで完成度を早める産駒が出る。

本馬も2戦目で初勝利を挙げると、続くフェアリーSで連勝を決めて重賞初制覇。

オープン入りし、クラシックへと駒を進めた。

また、父ディープインパクトとデインヒルを持つ肌馬の組み合わせからは、

種牡馬入りしたミッキーアイル(NHKマイルカップ、マイルCS)、同じく先日種牡馬入りしたサトノアレス(朝日杯FS)、ダノンプレミアム(朝日杯FS)らがおり、ディープインパクトのマイラー仕様配合。

 


このレースはディープインパクト産駒の相性が良く、過去5年で7頭が馬券圏内に入着しています。

そのことから戦前のnetkeibaのコラムで本馬も取り上げました。

来年もこの傾向は覚えておいた方が良いでしょう。

投稿者プロフィール

YRA
YRA
血統の設計図から好走率を占う予想家
趣味の一口馬主が高じて牧場通いをするも「馬関係者でも走る馬はわからない」という結論に至る。そこから少しでも走る馬を見極めるために血統に没頭。血統から展開されるレース回顧は好評を得ている。

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