『有馬記念2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「有馬記念」の
穴馬探しを
お届けします。

有馬記念は
12月24日(日)に
行われるグランプリ。

早速、ポイントを
7つお伝えしましょう。

なお昨年は会員様に
ジェラルディーナ・
ポルドグフ-シュの
2頭をダブル推奨。

イクイノックスに
伍して2着・3着に
走ってくれましたので
昨年の予想=成功と
捉え、昨年の予想時に
用いた各ポイントも
引き続き使いながら
ハナシを進めます。

 

 

【ポイント1】
とにかく
逃げるとダメ

→まず単純な話から。
有馬記念は逃げた馬が
ほとんど残れません。

近10年で診ても
「逃げた馬」は
下記2頭しか馬券圏に
走っていません。

 

15年 キタサンブラック 3着 4番人気
17年 キタサンブラック 1着 1番人気

 

しかも、このように
キタサンブラックが
2回逃げたのみです。

上記以前は2004年・
2008年に逃げた馬が
馬券圏に残りましたが、
それも1・3番人気馬。
(タップダンスシチー、
ダイワスカーレット)

つまり近年の有馬では
「人気薄の逃げ馬」が
まったく穴をあけて
いないのです。

穴を狙いたい場合は、
例えば3年前の2着・
サラキアのような
「差して漁夫の利を
得る」的な穴馬を狙う
ほうが、いい穴馬券に
ありつける可能性が
高い、というコト。

昨年にいたっては
逃げた2番人気・
タイトルホルダーが
馬群に沈みました。

 

 

【ポイント2】
3歳馬についての
注目ポイント

→近10年の馬齢別・
成績は下記のとおり。

 

3歳  複勝率36% 4.3.2.16
4歳  複勝率18% 2.4.2.37
5歳  複勝率21% 4.3.5.45
6歳超 複勝率 3% 0.0.1.32

 

6歳超の連対が
1度もありません。
さすがにココまで
極端なG1レースも
ちょっと珍しい。

6歳といっても、
あと数日すると7歳。
さすがにこの時期まで
押し詰まると、そんな
高齢馬では厳しい…と
いうコトでしょう。

逆に注目は3歳馬。
複勝率36%でも
十分な良績ですが、
下記のように分けると
さらに傾向顕著です。

 

前走で…
G1に出走   複勝率50% 4.3.2.9
G1以外に出走 複勝率 0% 0.0.0.7

 

シンプルな話ですが
前走G1出走の3歳馬は
押さえたいところです。

 

 

【ポイント3】
古馬についての
注目ポイント

→まずは、下記を
診てください。

19年1着 リスグラシュー  その年の宝塚1着
20年1着 クロノジェネシス その年の宝塚1着  
20年2着 サラキア     その年のエリ女(阪神)2着
20年3着 フィエールマン
21年2着 ディープボンド
21年3着 クロノジェネシス その年の宝塚1着
22年3着 ジェラルディーナ その年のエリ女(阪神)1着

 

コレは、近4年の
有馬記念で馬券圏に
走った「古馬」7頭の
顔ぶれですが…。

このように7頭のうち
5頭が「その年の
阪神芝2200mのG1」で
連対していたのです。

あの穴馬サラキアも
該当馬でした。

非根幹距離+右回り+
小回り+急坂ありの
コース設定が同じ宝塚・
有馬両レースの直結性の
濃さは昔から各方面で
言われてきましたが、
近年も同様というコト。

同年の「宝塚記念+
同じ阪神芝2200mで
行われたエ女王杯」の
好走馬が、そのまま
暮れの有馬記念でよく
好走しているのです。
今年も該当馬は要注意。

 

 

【ポイント4】
ディープ産駒に
鬼門のレース

→サラキアのような
例外馬はいますが、
基本的に有馬記念は
ディープ産駒と
キンカメ産駒の成績が
良くないG1です。

近10年の、両産駒の
当レースでの成績は
下記のとおり。

 

ディープ産駒 複勝率17% 2.1.2.25
キンカメ産駒 複勝率12% 0.2.0.15

 

トータル成績を
考えると、上記の
複勝率は意外すぎる
低率と言えましょう。

王道種牡馬がもたらす
王道的地力、瞬発力、
軽いスピードがあまり
役に立たないレース…
というコトなのかも
しれません。

 

 

【ポイント5】
菊 vs 凱旋門

→近10年の前走別・
成績を診てください。

 

ジャパンC    複勝率15% 2.2.4.44
エリザベス女王杯 複勝率13% 0.2.1.21  
アルゼンチン共和 複勝率14% 1.0.0.6
その他のG2   複勝率 5% 0.1.0.19
菊花賞      複勝率46% 2.2.2.7
凱旋門賞     複勝率44% 1.1.2.5
G3+非重賞   複勝率 0% 0.0.0.11

 

3歳馬については
【ポイント2】でも
触れていますが、
このように近年は
「菊花賞を使ってきた
3歳馬 vs 凱旋門賞を
使ってきた馬」の構図。

両者あわせた成績は
22頭(3.3.4.12)で
複勝率45%。つまり
この組の2頭に1頭が
馬券に絡んでいます。

逆に、ジャパンC・
エリザベス女王杯を
使ってきた馬が不振。
それらを秋の大目標と
してきた馬にとって、
そこからあまり間隔が
なく有馬へ続戦すると
さすがに厳しいのかも
しれません。

間隔が空いている
菊花賞組&凱旋門賞組の
アベレージが良いコトも、
その証と言えましょう。

特に近年、
ジャパンC組が低調で
ココ5年は(0.0.1.20)と
厳しくなっています。

 

 

【ポイント6】
中山・阪神内回りの
G1・G2での
連対実績が欲しい
(2500m以下)

→【ポイント3】とも
少し関連した話ですが、
近7年の有馬記念で
馬券圏に好走した
21頭のうち15頭が
その時点ですでに、
「中山・阪神内回りの
芝2500m以下のG1・
G2重賞」で馬券圏に
好走した実績を
持っていた馬でした。

★印の馬が「該当馬」。

 

16年1着 サトノダイヤモンド 
16年2着 キタサンブラック ★
16年3着 ゴールドアクター ★
17年1着 キタサンブラック ★
17年2着 クイーンズリング ★
17年3着 シュヴァルグラン
18年1着 ブラストワンピース
18年2着 レイデオロ    ★
18年3着 シュヴァルグラン ★
19年1着 リスグラシュ-  ★
19年2着 サートゥルナ-リア★
19年3着 ワールドプレミア 
20年1着 クロノジェネシス ★
20年2着 サラキア     ★
20年3着 フィエールマン  ★
21年1着 エフフォーリア  ★
21年2着 ディープボンド
21年3着 クロノジェネシス ★
22年1着 イクイノックス  ★
22年2着 ポルトグフ-シュ
22年3着 ジェラルディーナ ★

 

このように21頭中、
じつに15頭が「該当」。

近年の有馬記念では
当該コースの中山、
または坂やトラックの
形態が中山と似ている
阪神内回りコースでの
「極端な長距離戦では
ないG1G2レース」で
好走実績のある馬…
いわば適性と実績を
ともに備えている馬が
数多く好走している、
というコトなのです。

 

 

【ポイント7】
これがいちばんの
魔の法則?

 

→有馬記念の最大の
ポイントは、じつは
コレかもしれません。

近10年の有馬記念の、
「馬番」別の成績を
診てください。

 

01・02番 複勝率15% 1.1.1.17
03・04番 複勝率20% 1.3.0.16
05・06番 複勝率25% 2.2.1.15
07・08番 複勝率20% 2.0.2.16
09・10番 複勝率30% 3.2.1.14
11・12番 複勝率15% 1.1.1.17
13・14番 複勝率20% 0.1.3.16
15・16番 複勝率 5% 0.0.1.19

 

このように
1~14番枠では
大差ありませんが
15・16番枠だけは
完全な「死に枠」。
3着1本の有様です。

ちなみに近20年を
さかのぼっても、
15・16番枠が馬券に
絡んだのは2018年の
シュヴァルグランの
1頭だけなのです。

小回りの内回りを
クルッと1周半も回る
コース設定。しかも
スタート後すぐカープ。

馬群もタイトですし
近年はスローペースも
多発していますので、
外枠の馬はなかなか
内へ潜れません。外を
大きく回されながら
前半中盤を進めざるを
得ないためどうしても
苦しくなるのです。

それでも
14番枠までなら何とか
凌げているものの、
15・16番枠になると
流石に厳しい。

有馬記念は、実質的に
14頭だてなのです。

 

 

以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

———–
有馬記念  ポイント2・3 該当馬

【ポイント2/前走G1出走の3歳馬】 4頭
  ソールオリエンス
  タスティエーラ
  ハ-パー
  ドゥラエレーデ(但しダート)

【ポイント3/今年阪神芝2200mのG1で連対した古馬】 1頭
  スルーセブンシーズ

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

話題作のフュージョンワンをプレゼント

これをお読みのあなたに、以下のような気持ちがあるなら、

「とにかく競馬で勝てるようになりたい」

「的中率が高くなる方法が欲しい」

「予想をもう一度勉強したい」

この無料レポートを強くオススメします!