『前走のレースレベルが簡単に分かる方法』田中洋平

 

今回は前走のレースレベルが、

簡単に分かる方法を紹介します。

 

コンピ指数を使ってレースの波乱度を判断する

テクニカル6という予想方法があります。

 

これは日刊スポーツの競馬予想サイト、

極ウマ・プレミアムにて、私がコラムを執筆しているので、

ご存じの方もいるかもしれません。

 

◆新テクニカル6

https://p.nikkansports.com/goku-uma/guide/compi/article.zpl

 

コンピ指数の1~3位の指数値を足して、

出てきた数値を下記の早見表に当てはめるだけ。

 

 

それでレースが順当なのか、

それとも波乱が起きそうなのか?が、パッと分かります。

 

テクニカル6の詳細については、

極ウマのコラムのページをご覧になってください。

 

さて、ここからが本題です。

 

コンピ指数はメンバー構成によって

指数値が変わる相対評価ですが、

強い馬ほど指数値が高くなる指数です。

 

指数値が高い馬が多いほど、

強い馬が多く集まっているレースだと、

考えることができますよね。

 

つまりコンピ指数値の高い馬が集まっているレースこそ、

レベルの高いレースだということ。

 

このレベルの高いレースで、

1着や2着になった馬は、強い馬と評価できます。

 

もうお分かりだと思いますが、

コンピ指数値が高いレースとは、

テクニカル6のパターン4~6のレース。

 

反対にコンピ指数値が低いレースは、

パターン1~3になります。

 

もう1度、早見表をお見せします。

 

 

コンピ1~3位の指数値の和が大きいレースは、

パターン4~6になります。

 

反対に上位3頭の和が小さいと、

パターン1~3になりますよね。

 

ということで、

パターン4~6で1~3着になった馬は強い。

 

パターン1~3で1~3着になった馬は、

あまり強くない。

 

そういうことですね。

 

◆パターン4~6で1着だった馬の次走

勝率14% 連対率24% 複勝率33%

単勝回収率91% 複勝回収率80%

 

◆パターン1~3で1着だった馬の次走

勝率11% 連対率20% 複勝率29%

単勝回収率70% 複勝回収率77%

 

このように前走のパターンの違いで、

次走の成績に差が出てきます。

 

では続いて2着だった馬!

 

◆パターン4~6で2着だった馬の次走

勝率22% 連対率38% 複勝率50%

単勝回収率66% 複勝回収率75%

 

◆パターン1~3で2着だった馬の次走

勝率19% 連対率35% 複勝率47%

単勝回収率71% 複勝回収率79%

 

前走1着馬と同様に、

2着馬も次走での成績が違ってきます。

 

では最後に3着馬の次走成績です。

 

◆パターン4~6で3着だった馬の次走

勝率14% 連対率28% 複勝率40%

単勝回収率69% 複勝回収率74%

 

◆パターン1~3で3着だった馬の次走

勝率15% 連対率28% 複勝率40%

単勝回収率86% 複勝回収率81%

 

 

前走3着馬は、

どちらも同じくらいで成績に差がありません。

 

むかしは差があったのですが、

これは2020年10月にコンピ指数が、

仕様変更したことが影響しているのかもしれません。

 

でも前走1着馬と2着馬は、

次走の成績が違いますからね。

 

パターン4~6(高)で1~2着だった馬 → 次走期待

パターン1~3(低)で1~2着だった馬 → やや期待を下げる

 

という感じです。

 

とても簡単に前走のレースレベルが分かる予想方法でした。

 

それともう1つ、

次走に期待が持てる「穴パターン」があります。

 

それは6~18着という着順なのに、

着差が0.0~0.2秒だった馬。

 

やはり競馬は前走着順が重視されて人気が作られるので、

前走6着以下の馬は評価が下がります。

 

しかし1着馬との差が0.2秒以内ということは、

1馬身~1馬身半くらいなので、

展開次第で逆転できる程度の差ですからね。

 

次走の期待値がアップするパターンになります。

 

勝率11% 連対率20% 複勝率29%

単勝回収率130% 複勝回収率78%

 

このような成績です。

 

ぜひ参考にしてください。

 

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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