『ウイニング競馬でもお馴染み虎石さんのコラムについて』田中洋平

 

シルクホースクラブの会報、

シルエットに東京スポーツ記者、虎石さんのコラムがあります。

 

 

虎石さんと言えば、

ウイニング競馬でもお馴染みですね。

 

そんな虎石さんの今月のコラムは、

「さようなら、分かりやすい時代」というもの。

 

ここ数年の種牡馬界は、

ディープインパクトとキングカメハメハの2大巨頭が支配していた。

 

しかしこの2頭が逝ったことにより、

種牡馬界は2頭の血を受け継ぎつつ、群雄割拠の時代に突入。

 

これまではディープ産駒と、キンカメ産駒を買っていれば良かった。

 

もちろん当たりハズレはあるものの、当りが確実に入っている状態。

 

ビックリマンチョコを箱買い(30個)すれば、

キラキラシールが確実に1個は入っているようなもの。

 

資金力があれば、確実にG1馬をゲットできたという、

わかりやすい時代だった。

 

しかしこれからは、

どこに当たりが潜んでいるか分からない、混沌とした状態。

 

これが弱小の一口馬主にとって、チャンス到来なのでは?

 

ということですね。

 

これを読んで、ズドンッ!と私も納得しました。

 

2020年のシルクの募集馬で例えてみましょう。

 

イルーシヴウェーヴの19 1億2000円(24万円)

イスパニダの19 1億円(20万円)

サロミナの19 7000万円(14万円)

キューティーゴールドの19 1億2000万円(24万円)

ヴェイヴェルアベニューの19 7000万円(14万円)

 

これがディープ産駒のライナップです。

 

右側が募集価格で、カッコ内が500口で割った一口の価格。

 

2020年に生まれた産駒が本当のラストクロップですが、

頭数が少ないので、2019年生まれが実質ラストと言われています。

 

だから値段が割高になっている部分もあると思いますが、

それを差し引いてもディープ産駒は高い。

 

未勝利なら返還は0円か、

毎月の維持費から1~2万円のマイナスになります。

 

しかしG1を1勝するレベルまで行って、

1億5000万円の賞金を稼いだとしたら、

単純に500口で割って一口30万円の返還です。

 

もちろん賞金のほかに出走手当とかもありますが、

ここでは分かりやすく賞金だけで計算。

 

ディープ産駒の場合、

G1で勝ち負けしてくれたらプラス回収になる感じでしょうか。

 

それを踏まえて、

G1で馬券圏内に入る馬が、ひと世代に何頭いるのか?

 

ということを冷静に考えると、

G1で活躍することが、かなり狭き門だということが分かりますよね。

 

その確率が分かった上で、

一口24万円のディープ産駒を買う。

 

これは普通の感覚の市民には、なかなかできない買い物な気がします。

 

では次に新興勢力の募集価格を見てみましょう。

 

◆ドゥラメンテ

コケレールの19 3000万円(6万円)

ルシルクの19 2800万円(5.6万円)

ハイドバウンドの19 2400万円(4.8万円)

アドマイヤテレサの19 3000万円(6万円)

プリティカーナの19 3000万円(6万円)

 

◆モーリス

シュペトレーゼの19 2800万円(5.6万円)

ルミナスグルーヴの19 3500万円(7万円)

アイスパステルの19 1800万円(3.6万円)

レーヌドブリエの19 3500万円(7万円)

レッドジゼルの19 3500万円(7万円)

オーシャンビーナスの19 1800万円(3.6万円)

エクレールアンジュの19 1800万円(3.6万円)

 

◆エピファネイア

ルールブリタニアの19 3500万円(7万円)

クロンヌの19 1800万円(3.6万円)

シャクンタラーの19 2000万円(4万円)

パープルセイルの19 1800万円(3.6万円)

 

◆ミッキーアイル

パシオンルージュの19 2500万円(5万円)

ミスティックリップスの19 1800万円(3.6万円)

エレンウィルモットの19 1800万円(3.6万円)

ワイオラの19 1600万円(3.2万円)

ポルケテスエーニョの19 1500万円(3万円)

 

ドゥラメンテとモーリスはノーザンファームいち押しなので、

やや高い雰囲気がありますね。

 

反対にエピファネイアとミッキーアイルは、

安い募集価格です。

 

◆平均募集価格

ロードカナロア(4830万円・9.7万円)

ハーツクライ(3900万円・7.8万円)

ドゥラメンテ(2840万円・5.7万円)

モーリス(2670万円・5.3万円)

エピファネイア(2280万円・4.6万円)

ミッキーアイル(1840万円・3.7万円)

 

さらに下記が大まかな1着賞金↓

 

G1賞金 1億円

G2賞金 6000万円

G3賞金 4000万円

オープン 2000万円

3勝クラス 1800万円

2勝クラス 1500万円

1勝クラス 760万円

 

あくまでもザックリとした賞金ですが、

ロードカナロアやハーツクライなら、

オープンクラス以上に行ってくれないとペイしなそう。

 

ドゥラメンテやモーリス産駒なら、3勝クラス。

 

エピファネイアやミッキーアイル産駒であれば、

2勝クラスまで行ってくれたら、余裕でプラス回収という感じで、

重賞で勝ち負けまで行ってくれたら、それはもうウハウハでしょう。

 

なんでもそうですが、高値で掴むのが一番損をするパターン。

 

ということは、

安い新種牡馬の中から厳選して、先物買いをする方が面白そうです。

 

エピファネイア

ルーラーシップ×2

モーリス

ミッキーアイル

 

私の2020度募集馬は、上記5頭の種牡馬になりました。

 

まーもともと、ディープインパクト、キングカメハメハ、

ハーツクライ、ロードカナロア、ハービンジャー、

デゥラメンテなどの、高額馬には申し込んでいないのですけどね。

 

金額的な面もありますが、

シルクの高額馬は人気があり過ぎて、どうせ買えないから論外。

 

低価格馬でそこそこ稼いでくれる馬を探すゲーム、

これがシルクホースクラブの楽しみ方だと、最近は思っています。

 

群雄割拠の戦国時代に下克上。

 

この楽しみ方は、男のロマンでしょう。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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