『ユニコーンS 2017の穴馬探し予想PART2』シベリアン

 

引き続き「ユニコーンS」の
穴馬探しです。

 

PART1では
ユニコーンSにおける
血統傾向について
お伝えしました。

 

今回は、他のユニコーンSの
ポイントを記していきます。

 

 

 

【ポイント2】
基本的には、先行馬が
ややツラくなるレース

 

→短距離志向が強い馬や
徹底先行タイプもけっこう
出走してくるため、テンが
芝並みの34秒台で流れた
うえで中盤終盤に失速する
「タフな前傾ラップ戦」に
なることが多い当レース。

 

ゆえに、先行してそのまま
踏ん張りきるには卓越した
馬力が必要で、基本的には
直線で少し辛くなりますので
「差し台頭」の結果が出る
ことが多めです。

 

近5年好走馬15頭の脚質は
下記のとおり。差し追込で
好走した馬が15頭のうち
9頭を占めています。

 

12年1着馬 差し
12年2着馬 差し
12年3着馬 先行
13年1着馬 差し
13年2着馬 追込
13年3着馬 差し
14年1着馬 先行
14年2着馬 逃げ
14年3着馬 追込
15年1着馬 追込
15年2着馬 先行
15年3着馬 差し
16年1着馬 先行
16年2着馬 先行
16年3着馬 差し

 

 

 

【ポイント3】
例年は、兵庫CS組が強い

 

→当レースは、前走で
園田1870mの兵庫CSを
使ってきた馬のアベレージが
(3.2.1.5)複勝率55%と
非常に優秀です(近10年)。

 

兵庫CSの舞台である
園田の1870mコースと
東京1600mに「共通性」は
ほとんどありません。
そもそも回りも違います。

 

ただ、園田1870mを
こなせるほどのスタミナを
しっかり備え、また3歳で
最も早い時期に行われる
重賞レースである兵庫CSに
出走できるほどの完成度&
レベルの高さを備えている
馬が、ユニコーンSでも
結果を出している…という
側面はあるかもしれません。

 

ちなみに、前走で500万を
使っていた馬が(1.1.2.43)、
複勝率9%と苦戦傾向。
「格」がハバを利かせている
レースとも言えるのです。

 

 

 

【ポイント4】
「前走が芝」の馬は
信用度が低いが…

 

→近10年当レース出走馬の
うち「前走が芝」の馬は
(0.1.1.33)とサッパリ。
(近10年)

 

もともと芝志向の強い馬が、
『最近は芝で好結果が出て
いないので』気分を変えて
軽い気持ちで、しかも
ダートはレベルが低いので
路線を転換してみよう…と
芝からダート路線に転じても
そう簡単には通じない、と
いうこと。

 

基本は「餅は餅屋」ですし、
ダート路線のレベル自体も
上がっていますから、
前述のような成績となって
現れているのでしょう。

 

ただし、今年は「競馬版・
二刀流」とも言うべき馬が
出走してきました。
ダートで、すでに交流G1も
勝っているリエノテソ-ロ。
この馬をどう扱うか、今年の
大きなテーマとなってきす。

 

 

 

【ポイント5】
内枠の馬が苦戦

 

→ユニコーンSの舞台の
東京ダート1600mは
基本的に「内枠が不利で
外枠が有利」ですが、
当レースでは1・2枠馬に
その傾向が現れています。

 

近10年出走全馬の枠別の
成績を診てください。
1・2枠馬が苦戦しています。

 

1枠 複勝率11% 0.1.1.17
2枠 複勝率15% 1.0.2.17
3枠 複勝率21% 2.0.2.15
4枠 複勝率20% 1.3.0.16
5枠 複勝率15% 1.2.0.17
6枠 複勝率25% 4.0.1.15
7枠 複勝率26% 1.1.3.14
8枠 複勝率20% 0.2.2.16

 

 

実戦経験の少ない3歳馬に
とって東京ダート1600mの
1・2枠=ロスの無い好枠とは
言えず、逆に包まれて揉まれて
気勢を失う懸念が大きい枠、と
認識することが肝要です。

 

 

 

以上の5点を鑑みた上で、
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

 

PART3・穴馬結論編に続きます。

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。