『菊花賞2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「菊花賞」の
穴馬探しをお届けします。

菊花賞は
10月23日(日)に
行われる3冠最終戦。

今年も「阪神」の
芝3000mが舞台です。
内回りコースを使用。

さっそく、
菊花賞 in 阪神の
ポイントを記します。

 

 

【ポイント1】
「阪神・内回り」施行の
菊花賞ならではの傾向?

→阪神内回り施行の昨年は
4番人気タイトルホルダー、
3番人気オーソクレースの
ワンツーでしたが…。

じつは昨年の出走馬の
全18頭のうち、この
ワンツー2頭だけが
満たしていた、ある
履歴がありました。

それは、全18頭中で
この2頭だけが
菊花賞を迎えるまでに
「小回りコースでの
G1」で連対した実績を
持っていたのです。

タイトルホルダーには
皐月賞での2着実績が
ありました。

オーソクレースには
ホープフルSでの
2着実績がありました。

結局、そんな
「すでに小回りG1で
連対という好結果を
出してきた馬」が、
小回り阪神内回りでの
G1菊花賞でも、その
小回り適性を活かして
快走したというコト。

小回りの阪神内回りで
行われる、昨年や今年の
菊花賞「ならでは」の
傾向かもしれませんので
今年も一応マークします。

 

 

【ポイント2】
阪神「内回り」G1、
最大のポイント?

→阪神内回りで行われる
G1レースは、本来は
宝塚記念の年1回だけ。

しかし京都競馬場が
改修工事中のため、
今は天皇賞春・菊花賞も
阪神の内回りコースで
行われています。

そこで、こちらを
診てください。

 

21年 春天 阪神内回り  7・4・2
21年 宝塚 阪神内回り  3・1・2
21年 菊花 阪神内回り  1・10・6
22年 春天 阪神内回り  1・4・2
22年 宝塚 阪神内回り  2・6・8
——————————
22年 菊花 阪神内回り  ?

 

これは京都競馬場が
改修工事期間に入った
20年11月以降に
阪神の芝・内回りの
「2200m以上」で
行われたG1レースで
1~3着に好走した馬の
3コーナー番手順です。

各レース、左から順に
1着馬・2着馬・3着馬の
3コーナー番手順を
示しています。

このように15頭のうち
10頭が3コーナー地点で
「前から4番手以内」に
つけた馬で占められて
います。ハッキリした
逃げ先行有利の状況。

阪神コースの開催頻度が
増え、芝が酷使されて
内が堅くなりやすいため
前が止まらなくなって
いるとも言えますし、
もともとトリッキーな
阪神内回りで(淡々と
流れがちな)距離の長い
G1レースを乱発すれば、
速力十分の強靱先行馬が
そのまま残る単調な結果が
増えてしまうのは必然、
とも言えるのでしょう。

毎年、気の勝った牝馬が
我先にと前で競い合う事で
差し決着になりがちな
秋華賞でも、阪神施行の
今年は先行した馬が
そのまま押し切りました。

ともあれ京都改修中の
阪神内回りでの
(長めの距離での)G1は、
まずは「前有利」が
基本フォーマットです。

 

 

【ポイント3】
「ダービー1・2着馬が
不在の菊花賞」の特徴

 

→今年の菊花賞も
ダービー1・2着馬が
不在となりました。

ドウデュ-スは
凱旋門賞大敗から帰国、
この後はジャパンCへ。
イクイノックスは次週の
天皇賞秋へ。いずれも
菊花賞に出てきません。

今年のように、
「ダービー1・2着馬が
不在の菊花賞」は、
近10年で4回ありました。

その4回の菊花賞の
結果を診てください。

 

◆2012年の菊花賞
 (ダービー1・2・3着馬が出走せず)

 ※1着 ゴールドシップ
    〈皐〉1着
    〈ダ〉5着
    〈前〉神戸新聞杯1着
 ※2着 スカイディグニティ
    〈皐〉不出走
    〈ダ〉不出走
    〈前〉セントライト記念2着
 ※3着 ユウキソルジャー
    〈皐〉不出走
    〈ダ〉不出走
    〈前〉神戸新聞杯4着

◆2017年の菊花賞
 (ダービー1・2・3着馬が出走せず)

 ※1着 キセキ
    〈皐〉不出走
    〈ダ〉不出走
    〈前〉神戸新聞杯2着
 ※2着 クリンチャー
    〈皐〉4着
    〈ダ〉13着
    〈前〉セントライト記念9着
 ※3着 ポポカテぺトル
    〈皐〉不出走
    〈ダ〉不出走
    〈前〉1000万1着

◆2019年の菊花賞
 (ダービー1・2着馬が出走せず)
 (ダービー3着ヴェロックス→菊花賞3着)

 ※1着 ワールドプレミア
    〈皐〉不出走
    〈ダ〉不出走
    〈前〉神戸新聞杯3着
 ※2着 サトノルークス
    〈皐〉14着
    〈ダ〉17着
    〈前〉セントライト記念2着

◆2021年の菊花賞
 (ダービー1・2着馬が出走せず)
 (ダービー3着ステラヴェローチェ→菊花賞4着)

 ※1着 タイトルホルダー
    〈皐〉2着
    〈ダ〉6着
    〈前〉セントライト記念13着
 ※2着 オーソクレース
    〈皐〉不出走
    〈ダ〉不出走
    〈前〉セントライト記念3着
 ※3着 ディヴァインラヴ
    〈皐〉不出走
    〈ダ〉不出走
    〈前〉1000万1着

 

このように、
「ダービー1・2着馬が
不在の菊花賞」で
馬券に絡んだ馬には、
法則性があります。

『皐月賞・ダービーとも
不出走だった馬』が
連に絡んでいるのです。

2012年の2・3着馬、
2017年の1・3着馬、
2019年の1着馬、
昨年の2・3着馬が
それに該当します。

皐月賞・ダービーには
縁が無かったものの、
ひと夏越しての成長力で
急台頭した馬が、必ず
連に絡んでいるという
コト。馬連などを買う
場合も該当馬を絡めて
おくべきとなります。

ダービー1・2着馬が
不在だからといって、
ダービーで(それらに
続いて)ソコソコの
着に走った馬が菊花賞で
順番に繰り上がる、と
いうコトではないのです。

 

 

【ポイント4】
前走「馬券圏外」の馬が
本当に来ないレース

→ここからは施行場に
関連性の薄いデータを
いくつかご紹介します。

近10年の前走着順別・
成績を診てください。

 

前走1着   複勝率22% 5.1.6.43
前走2着   複勝率36% 2.5.2.16
前走3着   複勝率24% 2.3.0.16
前走4着以下 複勝率 5% 1.1.2.75

 

前走4着以下の馬の
成績が低調なことは
珍しくないですが、
それにしてもココまで
成績低調なレースは
さすがに珍しい印象。

【ポイント3】でも
触れましたが、
やはり目下の成長力や
好調度が大切なG1と
いうことなのでしょう。

 

 

【ポイント5】
「出がらし馬」では
厳しい

→近10年の菊花賞の
キャリア別成績は下記の
とおり。既に9戦以上を
使われてきた馬は極端に
アベレージが低調です。

5戦以下 複勝率17% 2.1.0.15
6戦   複勝率25% 4.2.0.18
7戦   複勝率24% 3.1.5.28
8戦   複勝率26% 1.4.4.26
9戦以上 複勝率 5% 0.2.1.63

 

 

【ポイント6】
近年は2勝クラス勝ちの
上がり馬が不振だが…

→九十九里特別→
菊花賞をブッコ抜いた
デルタブルースの印象も
今だに強いG1ですが、
近年はそのパターン=
下級クラスを勝って
菊花賞に出てきた馬が
(0.1.5.32)とかなり
不振です。ただ昨年は
3着馬(6番人気)が
このパターンの馬でした。

 

 

【ポイント7】
最近は関東馬不振

→関東からの刺客・
ライスシャワーの
印象も強いG1ですが、
近年は関東馬不振。
下記の近10年・
所属別データのとおり
大差がついています。

関西馬 複勝率20% 8.9.8.102
関東馬 複勝率 9% 2.1.2.48

 

 

以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

菊花賞  ポイント1・4・5 該当馬

【ポイント1/小回りコースG1で連対実績のある馬】 1頭
  ジャスティンパレス

【ポイント4/前走馬券圏外の馬】 ▼軽視馬として 11頭
  アスクワイルドモア
  インプレス
  シェルビーズアイ
  ジェンヌ
  セイウンハ-デス
  タイムオブフライト
  ビーアストニッシド
  プラダリア
  ボーンディスウェイ
  ポットポレット
  ヴェローナシチー

【ポイント5/キャリア9戦以上】 ▼軽視馬として 6頭
  アスクワイルドモア
  ビーアストニッシド
  フェーングロッテン
  ポットポレット
  ジェンヌ
  ボーンディスウェイ

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

ジョッキーブースター

6つのキャッシュポイントでしっかりとリターンを稼ぐ!
とにかく勝てない…
毎週買い方が違う…
自分の馬券に迷いが生じている!
あなたの悩みを、これで一発解決!
これらの悩みを「JOCKY-BOOSTER」は解決します。
競馬は(馬7:騎手3)と言われているのをご存じでしょうか?
レースの結果は、馬の実力が7割で、騎手の実力が3割という意味。
しかし3221勝中、リーディング30位までの30名で、2213勝を独占。
確率にすると68%になります。
残りの100名ほどの騎手で、残りの32%の勝ち星を分け合っている。
さすがに(馬3:騎手7)とまでは言いませんが、
(馬5:騎手5)
現代の競馬は、これくらいの比率で成り立っているケースもあります。
馬の能力が足りない部分を、騎手がフォロー。
状況が目まぐるしく変化する競馬のレースでは、騎手の能力は重要なのです。
これについては、あなたも否定することが出来ないでしょう。
JOCKY-BOOSTERは、騎手能力をとことん研究したロジックを搭載しています!