『富士S2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「富士S」の
穴馬探しをお届けします。

富士Sは
10月22日(土)に
東京競馬場で行われる
マイルG2。

G1・マイルCSへの
重要な前哨戦です。

土曜施行ですので
さっそく、当レースの
ポイントを記します。

 

 

【ポイント1】
珍しく、関西馬が
あまり強くないレース

→近10年の出走馬の
東西所属別の成績を
診てください。

 

関東馬 複勝率24% 4.7.4.47
関西馬 複勝率17% 6.3.6.75

 

このように関東馬が
関西馬を、複勝率で
はっきりリード。

東京のレースとはいえ
近年では珍しい傾向と
言っていいでしょう。

強い関西マイラー=
毎日王冠・スワンSに
分散しやすいことも、
この傾向の一因ではと
診ています。

 

 

【ポイント2】
とにかく逃げると
ツラくなるレース

→近10年の富士Sで
「逃げた馬」10頭の
成績はオール7着以下。
ヒドい成績です。

 

12年 コスモセンサー    8着
13年 ガルボ        7着
14年 コスモソーンパーク 11着
15年 カレンブラックヒル  8着
16年 テイエムイナズマ  10着
17年 マイネルアウラート 11着
18年 マルターズアポジー 14着
19年 トミケンキルカス  11着
20年 シーズンズギフト  12着
21年 ロータスランド   10着

 

昨年も、3番人気の
ロータスランドが
逃げて10着でした。

特に近年の秋の東京は
序盤は比較的差しが効き、
最終週に近づくほど内の
馬場が堅くなることで
内の逃げ馬が有利になる
傾向が強いですが、この
富士Sはまだ「3週目」。

逃げ馬有利の馬場とは
まだ化していない、と
いうコトなのでしょう。

「2番手追走」馬も
下記のように(1.1.1.7)、
近3年続けて2ケタ着順と
信頼度はいまひとつです。

 

12年 サトノタイガー  13着
13年 リアルインパクト  2着
14年 クラリティシチー  6着
15年 ロゴタイプ     3着
16年 マイネルアウラート 4着 
17年 レッドアンシェル  4着
18年 ロジクライ     1着
19年 ショウナンライズ 10着
20年 スマイルカナ   10着
21年 ボンセルヴィーソ 15着

 

 

【ポイント3】
前走の4角通過順に
要注意?

→特に近5年に限ると、
前走で4角先頭~
3番手だった馬の成績が
〈1.1.0.25)複勝率7%と
かなり低調。

普通は、前走で前に
行った馬のアベレージは
もっと上がるのが普通。
ゆえに特徴的な現象と
診ていいでしょう。

上記【ポイント2】と
関連するハナシですが
直近レースで前々へ
行き過ぎていた馬では
厳しいレースなのです。

 

 

【ポイント4】
やたら牝馬が
好走するレース

→近10年の富士Sの
牡牝別・成績を
診てください。

 

牡セン 複勝率17% 8.9.8.121
牝   複勝率50% 2.1.2.5

 

このように複勝率で
相当な成績の差です。
まさに牝馬は少数精鋭。

前週に同じ東京で
距離もよく似ている
牝限定の府中牝馬Sが
行われているにも
かかわらず、あえて
1週後の牡混合重賞に
ブツけてくる牝馬=
それだけ自信があるの
かもしれませんし、
より瞬発力が活きやすい
東京マイルの舞台設定が
牝馬に向いているから、
というコトなのかも
しれません。

いずれにせよ
出走してくる牝馬は
要マークでしょう。

 

 

【ポイント5】
最内枠が大不振

→近10年の富士Sの
出走馬の枠別・成績を
診てください。

 

1枠 複勝率13% 1.0.1.14
2枠 複勝率11% 1.0.1.16
3枠 複勝率11% 1.0.1.16
4枠 複勝率28% 2.2.1.13
5枠 複勝率21% 2.2.0.15
6枠 複勝率20% 0.2.2.16
7枠 複勝率22% 0.1.4.18
8枠 複勝率25% 3.3.0.18

 

このように、
1・2・3枠が
すべて複勝率13%以下。

対して、4枠から外が
すべて複勝率20%以上。

これは「傾向」と診て
いいでしょう。

内有利の先行馬場に
なっていないケースが
多いためか、あるいは
内は揉まれ込むリスクが
生じるためか、要因は
定かではありませんが
ともあれこれほど極端な
現象が出ているからには
無視できません。

富士Sに「内枠の利」は
存在しない、と診ておく
ことが肝要です。

 

 

【ポイント6】
前走G3以下出走組が
苦戦

 

→近10年の富士Sの
前走クラス別・成績を
診てください。

 

G1   複勝率31% 3.3.2.18
G2   複勝率29% 2.0.3.12
G3   複勝率17% 4.6.2.57
オープン 複勝率13% 1.1.2.27
3勝級下 複勝率11% 0.0.1.8

 

このように「格」が
効いている印象です。
G1・G2を使ってきた
馬のアベレージが
複勝率30%レベルと
好調。

逆にG3以下の区分は
すべて複勝率17%以下。
明暗クッキリです。

前走G1組=この後に
マイルCSを目指す
休明けの馬となりますが、
そんな馬が休明けでも
動いているという事。
実際に安田記念以来の
馬が(1.2.0.4)、
ヴィクトリアM以来の
馬も(1.0.2.0)です。

また、前走G2組で
馬券圏に好走した
5頭の内訳は
セントライト記念2頭、
札幌記念、オールカマ-、
マイラーズCが1頭ずつ。
つまり「400m以上もの
距離短縮」で好走した
馬が大半を占めます。

 

 

【ポイント7】
ベテランが大苦戦

→近10年の富士Sで
6歳以上の馬は49走して
なんと(0.1.0.48)。
ココまで極端なレースは
さすがに珍しい印象です。

 

 

以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

富士S ポイント3・4・7 該当馬

【ポイント3/前走4角先頭~3番手】 ▼軽視馬として 4頭
  アルサトワ
  シュリ
  ダイワキャグニー
  ピースワンパラディ

【ポイント4/牝馬】 1頭
  スマートリアン

【ポイント7/6歳以上】 ▼軽視馬として 4頭
  レインボーフラッグ
  シュリ
  ダイワキャグニー
  ピースワンパラディ

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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