『ラジオNIKKEI賞2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ラジオNIKKEI賞」の
穴馬探しを
お届けします。

東日本の開催は
次週から福島に
舞台を移します。

7月1日~23日まで
4週間の開催。

ラジオNIKKEI賞は
7月2日(日)に
行われる3歳限定の
ハンデ重賞です。

さっそく、
当レースのポイントを
お伝えします。

なお、昨年の当欄は
ショウナンマグマを
会員様に単独推奨。
(2着・8番人気)

昨年に「結果」が
出た形ですので、
昨年の当欄で用いた
ポイントも引き続き
使いつつ、ハナシを
進めていきます。

 

 

【ポイント1】
逃げ馬天国

→タイトルどおり。
最近は馬場保全技術の
進化で各コースとも
開幕週から逃げ有利に
なる事が減りましたが
当レースは違います。

近10年の当レースで
「逃げた馬」の成績は
下記のとおり。

 

13年 ナンシーシャイン  9着
14年 トシザキミ     16着
15年 マルターズアポジ- 3着
16年 ジョルジュサンク  6着
17年 ウインガナドル   2着
18年 キボウノダイチ   3着
19年 ダディーズマインド 4着
20年 バビット      1着
21年 ノースブリッジ   3着
22年 ショウナンマグマ  2着

 

通算(1.2.3.4)で
複勝率60%。
4着馬もいますから
逃げた馬の何と7割が
4着以内に粘っている
コトになります。

昨年も逃げた推奨馬・
ショウナンマグマが
2着に粘りました。

平均ペース以上の
タフな流れになる
年も多いのですが、
それでも小回りの
トラックや好状態の
芝を味方にまんまと
粘り込んでしまう馬が
多いレースなのです。

独特の小回り場ゆえ、
経験の浅い3歳馬が
巧く差しこむのが
なかなか難しい面も
あるのでしょう。

 

 

【ポイント2】
ダービートライアルを
前走で使ってきた馬が
優勢

→前走で青葉賞か
プリンシパルS=
ダービートライアルを
使ってきた馬は
近10年(4.1.2.12)、
複勝率37%と堅調。

ダービーを視野に
入れていたほどの馬が
ココへ出走してくれば
単純に力量上位で有利、
という事でしょうか。

じつは今年は該当馬が
いないのですが、
履歴的にこれに準ずる
馬は高く評価したい…
という意味であえて
掲載しています。

 

 

【ポイント3】
トップハンデ馬は
買い損

→近10年の
トップハンデ馬の
成績を診てください。

 

13年 4着 56キロ フラムドグロワ-ル 3人気
13年 5着 56キロ シャイニープリンス 6人気
13年15着 56キロ ガイヤースヴェルト 1人気
14年11着 56キロ ショウナンワダチ  4人気
15年 1着 56.5キロ アンビシャス   1人気
16年 5着 57キロ ブラックスピネル  2人気
17年 6着 57キロ サトノクロニクル  1人気
18年 1着 56キロ メイショウテッコン 2人気
18年 6着 56キロ ケイティクレバー  7人気
19年15着 57キロ ランスオブプラ-ナ 10人気
21年 9着 56キロ リッケンバッカー  2人気
21年12着 56キロ アサマノイタズラ  5人気
22年12着 56キロ ペジャール     4人気

※一昨年はトップハンデ馬でも
 斤量54キロという
 異例の年のため除外

 

上記のように
(2.0.0.11)と大不振。

とても、JRAが誇る
ハンデキャッパーが
「出走馬中で最強と
思われる馬」の
成績とは思えません。

当レースのハンデ=
正確に実力を反映して
いるとは言えない、と
いうコトになります。

昨年もペジャールが
トップハンデで轟沈。

まだレース数を
あまり消化していない
この時期の3歳馬に、
むりやり優劣を付けて
ハンデ戦を成立させる
ことじたいが無理筋。

よって、設定された
ハンデが正しく機能せず
こんな狂った結果が
現れているのでしょう。

しかもトップハンデ馬=
上記のように高人気。
しかし、走りません。
昨年のペジャールも
4番人気ブービー負け。
「格好の消しどころ」の
様相なのです。

 

 

【ポイント4】
とはいえ
軽ハンデ馬も狙えない

→近10年でハンデが
52キロ以下の馬は
(0.0.1.25)と
こちらも低調です。

 

 

【ポイント5】
牝馬は苦しい

→タフなレースゆえ
どうしても牝馬は
苦しくなります。

近10年の当レースの
牡牝別の成績は下記の
とおり。牝馬はほぼ、
好走できていません。

 

牡馬 複勝率24% 10.9.10.94
牝馬 複勝率 4% 0.1.0.22

 

 

【ポイント6】
芝1800m経験が
ない馬は厳しい

→当レース近10年の
連対馬20頭のうち
16頭が、それまでに
1度は芝1800m戦へ
出走した経験がある
馬でした。

ですから当レースで
連に絡むためには、
芝1800m出走経験が
無い馬では厳しい、と
いうコトになります。

独特のリズムがある
非根幹距離・小回りの
1800mでの重賞。

しかも実戦経験の
浅い3歳馬のレース。
ですから他レースにも
まして、当距離での
経験が大切になると
いうコトでしょう。

 

 

【ポイント7】
ハッキリ内枠優勢

→小回りかつ開幕週の
レースらしい傾向。

下記の近10年・枠別の
データどおり、内枠の
馬が好アベレージです。
昨年も3・5・1枠での
ワンツースリー。

1・2枠 複勝率41% 5.3.5.19
3・4枠 複勝率 9% 1.1.1.31
5・6枠 複勝率20% 2.5.1.32
7・8枠 複勝率15% 2.1.3.34

 

 

 

以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

———–
ラジオNIKKEI賞  ポイント5・6 該当馬

【ポイント5/牝馬】 ▼軽視馬として 3頭
  アグラシアド
  ウヴァロヴァイト
  ラファドゥラ

【ポイント6/芝1800m出走経験ナシ】 ▼軽視馬として 2頭
  ダイシンヤマト
  ヨリキリ

 

 

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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