『紫苑S2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「紫苑S」の
穴馬探しを
お届けします。

いよいよ次週から
秋競馬が開幕。

紫苑Sは
9月9日(土)に
中山で行われる
秋華賞トライアルです。

1~3着馬に
秋華賞の優先出走権が
与えられます。そして、
今年から「G2」に
格上げとなりました。

さっそく紫苑Sの
ポイントを
お伝えします。

 

 

【ポイント1】
キングマンボ!

→ここ4年間の
好走12頭の血統を
診てください。

 

19年1着  父キングマンボ系  2番人気
19年2着  父キングマンボ系  6番人気
19年3着
20年1着
20年2着  父キングマンボ系  10番人気
20年3着
21年1着
21年2着
21年3着 母父キングマンボ系  13番人気
22年1着  父キングマンボ系  1番人気
22年2着  父キングマンボ系  2番人気
22年3着 母父キングマンボ系  6番人気

 

このように
12頭中7頭が
「父 or 母父が
キングマンボ系」。
相当な頻度です。

しかもスゴいのは
4年すべて、各年の
「最も人気薄で
馬券に絡んだ馬」が
この、父or母父が
キングマンボ系の
馬だったのです。
19年の2着馬、
20年の2着馬、
21年の3着馬、
22年の3着馬。

キングマンボ=
高速時計の野芝に
すごく強い筋と
当欄では再三記して
きました。

野芝オンリー、かつ
開幕日に施行される
当レース。速い馬場で
行われるコトが多い
ですからこのような
「高速芝にすごく強い
キングマンボ筋の馬が
よく激走する」傾向が
現れているのでしょう。

当レースに「妙味」を
運んできているのは
キングマンボです。

 

 

【ポイント2】
関西馬+関東騎手の
コンビが穴の狙い目

→重賞格上げ後、
近7年の当レースで
6番人気以下で
3着以内に好走した
「穴の関西馬」は
下記3頭ですが、
全馬が地元関東の
騎手とのコンビでした。

 

18年3着ランドネ      7人気 関西馬 吉田隼
19年2着フェアリーポルカ  6人気 関西馬 三浦
21年3着ミスフィガロ   12人気 関西馬 津村

 

「人気馬?場合、
たとえば昨年1着の
スタニングローズ=
坂井騎手のように
関西から騎手が
帯同してきた馬が
走っていますが、
穴馬の場合は違います。

この中山芝2000mを
乗り慣れている地元の
騎手が配された方が
「穴」が出ている、と
いうことになります。
穴狙いの方は要一考。

 

 

【ポイント3】
前走履歴に注目

→重賞格上げ後、
近7年の当レースで
好走した21頭には
共通項があります。

前走で…

◆2000m超の距離に出走
◆洋芝コースを走り、連対

 

21頭中18頭が
上記どちらかに
該当しているのです。
(昨年オークス除外の
サウンドビバーチェも
含める)

つまり、前走で
1800m以下を走った
「短めの距離に志向が
あるような馬」では
厳しいということ。

但し
要スタミナの洋芝で
連対したような馬なら
(1800m出走でも)
OKということ。

重賞格上げ前は、
どちらにも該当しない
馬も走っていました。
しかし重賞格上げ後は
様変わり。

勿論オークス以来の
休明けで出てくる馬が
増えた事も一因ですが、
ともあれ重賞格上げで
レースの中身がさらに
シビアになったことで
当傾向がキモになった、
とも診ています。

今年はG2格上げ。
当データに一層留意が
必要かもしれません。

 

 

【ポイント4】
内枠に1着ナシ

→タイトルどおり。
当項目は「コース」に
関連したデータゆえ
重賞格上げ前も含めた
近10年(新潟施行の
14年は除く)の成績で
診ます。

近10年の枠別成績を
診てください。

 

1・2枠 複勝率14% 0.3.2.31
3・4枠 複勝率16% 1.2.3.32
5・6枠 複勝率20% 3.2.3.32
7・8枠 複勝率22% 6.3.2.40

 

このように1・2枠が
一度も勝っていません。
馬券絡みも5頭のみ。

「内有利」とは
言えない状況です。
しかも内枠→外枠で
アベレージ上昇。

最近のの中山は
開幕週の芝が
あまり内&前有利に
作られていないこと、
外からマクリあう展開も
多いレースであること。

そんな状況が重なり、
このような枠傾向が
現れているのでしょう。

 

 

【ポイント5】
意欲的に追ってきた
関西馬に注目?

→重賞格上げ後、
近7年の当レースの
最終調教の場所別・
成績を診てください。

 

栗東
馬ナリ  複勝率23% 0.2.1.10
強め一杯 複勝率31% 2.1.1.9
——————————
美浦
馬ナリ  複勝率17% 3.4.4.53
強め一杯 複勝率 9% 1.0.1.21

 

注目は、栗東で強め&
一杯に追われた関西馬。
複勝率トップですが
好走した4頭の人気順も
1・1・6・7と穴馬が
半分を占めています。

関西からの遠征を
控えた牝馬なのに
意欲的に強めに
追われた関西馬が
(重賞格上げ後は)
妙味を提供している
レースと言えます。

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

———–
紫苑S   ポイント1・3 該当馬

【ポイント1/父or母父キングマンボ系】 1頭
  ルーチェロッサ

【ポイント3/文中2項目どちらにも該当しない馬】 ▼軽視馬として 12頭
  アグラシアド
  キミノナハマリア
  シランケド
  ソレイユヴィータ  
  ダルエスサラ-ム
  ニシノコウフク
  フィールザオーラ
  フルール
  マ-ゴットミニモ
  ミシシッピテソーロ
  モリア-ナ
  ワイズゴールド

 

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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