『小野瀬ファームと、密接する調教師』高橋広治

 

こんにちは、高橋広治です。

よろしくお願いいたします。

 

今回は、美浦トレセン近くの外厩施設、小野瀬ファームについて書いていこうと思います。

 

 

小野瀬ファームは、別名リトルブルーファームとも俗され、牛久大仏や稀勢の里の出身地として一躍有名になった、茨城県牛久市にあります。

 

馬房は125房あり、トレーニング施設としては800mの周回ダートコースと、勾配3~5%の坂路コースが用意されており、外厩施設としては中規模ということが言えるでしょう。

 

他の外厩施設と異なる点は、この小野瀬ファームは、地方競馬所属馬も受け入れをしている点でしょうか。

 

 

この小野瀬ファームを語る上で、欠かすことができない調教師が、奥平雅士調教師です。

 

小野瀬ファーム預託馬数も、小野瀬ファーム上がりの勝利馬数も、奥平厩舎が断トツ!

 

このように奥平調教師は小野瀬ファームとの結びつきが非常に強く、所属馬のほとんどを小野瀬ファームに預託する事で、結果を残し続けております。

 

 

では、奥平厩舎の、小野瀬ファーム上がり馬の成績を確認してみましょう。

 

 

勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
7.9% 13.4% 22.0% 163 91

 

 

預託馬のほぼ全てが日高・浦河の馬なので勝率・連対率はこんなものですが、回収値はかなり高く、人気薄の穴馬がしっかり走っていることが分かりますね。

 

結びつきが強いので、気心が知れているというか、あうんの呼吸で、しっかり馬を作って厩舎に預けることができるのでしょう。

 

調教師と外厩施設の、コミュニケーションが上手くいっている好例と言えるのではないでしょうか?

 

奥平調教師も、決してリーディング上位ではありませんし、小野瀬ファームも、決して大規模な外厩施設ではありません。

 

単体では微々たる力だけれど、お互いに相手を尊重し、コミュニケーションを密にすることは、時に大きな勢力をも凌駕することだってありえるのです。

 

1+1が、10にも100にもなることだってあるのですよ!

 

最終的に走るのは馬ですが、周りを取り巻いているのは人なのですから、人と人との繋がりが、最終的には自分の1番の財産になるのです。

 

この文章を、全国の中小企業の方々に読んで元気になってもらいたい……。

 

大きな波に飲み込まれることなく、協力してくれる方を大事に、己の道を突き進みましょう。

 

 

また話が脱線しましたが、とにかく、奥平厩舎の小野瀬ファーム上がりに乞うご期待下さい。

 

 

今回の記事は以上です。

 

ありがとうございました。

 

投稿者プロフィール

高橋 広治
高橋 広治
データを駆使した戦略競馬の賢才
人と違う視点や切り口で競馬を分析することに長けている頭脳派。データ分析ソフト『TARGET』を使いこなして、周りがアッと驚く馬券術を生み出す。そのレベルは折り紙付きだ。