やはり今年は2歳戦線はビッグレッド&コスモ軍団!

 

こんにちは、高橋広治です。

 

よろしくお願いいたします。

 

外厩のことを中心に、競馬をいろいろな角度から分析し、

あなたの収支に役立つ情報を提供しております。

 

2歳戦線もはや、2カ月が経過しようとしておりますが、

今年の2歳戦線は昨年までと少し様相が変わっている模様。

 

まず1つは、2歳戦での圧倒的な強さがウリだった

ノーザンファーム帝国に、若干ながら陰りが見え始めている事。

 

今年これまでのノーザンファーム系外厩の

2歳戦の成績と、昨年の同時期(6~7月)の

成績を見比べて下さい。

 

まずは2019年から。

 

外厩 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
しがらき 12- 7- 8- 26/ 53 22.6% 35.8% 50.9% 88 82
天栄 13- 7- 11- 17/ 48 27.1% 41.7% 64.6% 167 114
空港 2- 0- 1- 5/ 8 25.0% 25.0% 37.5% 65 48
NF本場 1- 3- 1- 2/ 7 14.3% 57.1% 71.4% 45 101

 

 

そして下が2020年のものです。

 

 

外厩 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
しがらき 10- 10- 7- 26/ 53 18.9% 37.7% 50.9% 127 85
天栄 7- 6- 9- 20/ 42 16.7% 31.0% 52.4% 61 80
空港 4- 2- 1- 9/ 16 25.0% 37.5% 43.8% 68 56
NF本場 4- 3- 1- 5/ 13 30.8% 53.8% 61.5% 79 81

 

 

いかがでしょうか?

 

まだ出走頭数が少ないノーザンファーム空港と

ノーザンファーム本場は及第点といえる成績を

残してはおりますが、東西の柱というべき

しがらきと天栄は、揃って成績を落としております。

 

特に勝率においては昨年は20%をゆうに

超えていたのが、今年に至っては20%に

届いておりません。

 

2歳の早い時期から圧倒的なパフォーマンスを

見せていたこれまでのノーザンファームとすれば、

今年ここまでは不本意な戦いを強いられております。

 

とりわけ昨年まで抜群の成績だった東の雄、

ノーザンファーム天栄の低迷が気になるところ。

 

圧倒的人気を裏切るケースも珍しくありません。

 

では、ノーザンファーム系外厩が軒並み成績を

落としている中、存在感を見せている外厩は

あるのでしょうか?

 

その答えは・・・・

 

ではまた来週!

 

じゃなかった。

 

答えは前回の私の記事をご覧頂いている方は、

もうお分かりかと思います。

 

『かつての2歳戦の雄が独特の存在感』高橋広治

 

今年のビッグレッド系、コスモ系外厩の

活躍は火を見るよりも明らか。

 

では今年ここまでのビッグレッド系、

コスモ系外厩の成績を見てみましょう。

 

 

外厩 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
鉾田 4- 1- 0- 1/ 6 66.7% 83.3% 83.3% 1658 383
明和 1- 0- 3- 20/ 24 4.2% 4.2% 16.7% 197 135
CV 2- 1- 2- 10/ 15 13.3% 20.0% 33.3% 835 158
真歌 2- 2- 2- 9/ 15 13.3% 26.7% 40.0% 254 134

 

注:鉾田=ビッグレッドファーム鉾田 明和=ビッグレッドファーム明和 CV=コスモヴューファーム   真歌=真歌トレーニングパーク

 

いかがでしょうか?

 

まずはビッグレッドファーム鉾田は、

出走馬が少ないながらもほぼパーフェクトな成績。

 

出走表で鉾田上がりの馬がいたら

絶対に買うべき、そんなレベル。

 

また北海道新冠町にある、ビッグレッドファームの

最大組織であるビッグレッドファーム明和はまだ1勝ですが、

その1勝は先日函館2歳Sで人気薄ながら

勝利したリンゴアメ。

 

本当に今年のマイネル、コスモ軍団は

一味違うのです。

 

そういえば、ミルファーム軍団の12頭出しで

話題にもなった、7/25(土)新潟1Rは、

終わってみれば2頭出しの

ビッグレッドファーム馬のワンツーでしたね。

 

前回も申し上げましたが、昨年の2歳戦は

全くと言っていいほどビッグレッド系、そして

コスモ系の馬は活躍できませんでした。

 

そして昨年の傾向そのままに、

ビッグレッド系、コスモ系の馬を

弱者扱いにする人も多分にいると思います。

 

血統も地味で人気になる訳もないので、

ノーザンファームの馬を一生懸命買っている

ライバルたちにバレる前に、今のうちに

儲けちゃいましょう。

 

オールドファンからすると、2歳の早い時期に

マイネル、コスモ軍団が幅を利かすのは

かつては当たり前の光景でした。

 

懐かしいと思うと同時に、長い期間

ノーザンファームに辛酸をなめられ続けても、

あきらめずに努力を続けた岡田総帥はじめ

関係者の方々は、やっと花開いたと

胸をなでおろしているかも知れません。

 

もしかしたら来年のダービーは

ビッグレッド系か、コスモ系の馬が

岡田総帥悲願の夢を叶えてくれるかも。

 

まあ、気が早いですけどね。

 

なんか阪神ファンが春先ちょっと勝ち続けただけで、

「今年は優勝や!」と言っているのに似た感じ。

 

だから今のは聞き流して下さいね。

 

今回の記事は以上です。

 

参考にできる所は参考にして下さい。

 

ありがとうございました。

 

 

 

投稿者プロフィール

高橋 広治
高橋 広治
データを駆使した戦略競馬の賢才
人と違う視点や切り口で競馬を分析することに長けている頭脳派。データ分析ソフト『TARGET』を使いこなして、周りがアッと驚く馬券術を生み出す。そのレベルは折り紙付きだ。