『伸びしろNo,1の外厩、吉澤EAST』高橋広治
こんにちは、高橋広治です。
よろしくお願いいたします。
外厩情報を中心に、競馬をいろいろな角度から分析し、
あなたの収支に役に立つ情報を提供しております。
今回は、吉澤ステーブルの東の分場、吉澤WESTについて書いてみようと思います。
その前に以前、吉澤WESTの回でも触れましたが、吉澤ステーブルは、北海道浦河にある、仔馬の馴教・基礎体力作りに特化した育成牧場のこと。
もちろん日高・浦河の馬を中心に預託されている事は言うまでもありません。
目と鼻の先にはJRAが作った壮大な育成施設(BTC)があるので、日高・浦河の小さな牧場で生まれた仔馬にも、しっかりした鍛錬を施す事ができるのです。
そんな吉澤ステーブルの東の拠点となっているのが吉澤EAST。
2013年に茨城県牛久市に開業しましたが、2年後の2015年に、より美浦トレセンに近い阿見町に移転しております。
吉澤WESTはそれなりの育成施設と規模を誇っていましたが、吉澤EASTは規模的にはWESTほどではなく、また預託馬数も100頭に満たないため、規模的には中規模程度という事が言えるでしょう。
ただ、規模的にはそれほどでもないとは言えども、今までたくさんの実績を積み上げてきた吉澤ステーブルのノウハウは少なからず活かされているでしょうから、今後ジャスタウェイやゴールドシップのような馬が、吉澤EASTの関東馬からいつ出て来ても、おかしくありませんよね。
それでは、吉澤EAST上がりの馬の成績を見てみることにしましょう。
外厩 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
EAST | 5.4% | 12.2% | 18.4% | 77 | 71 |
日高・浦河の馬が大部分なので、成績がこんなものでもある程度は仕方ないです。
WESTの方は回収値が高く、外厩で儲けるならココ!みたいな事を書いたかと思うのですが、EASTの方では、それはあまり感じられないみたい。
もちろんこれから化ける事だって大いにありえますけど。
そのヒントを探るために、もう少し掘り下げていきましょう。
芝、ダート別の、間隔別の成績です。
まずは芝から。
間隔 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
5~ 9週 | 5.0% | 12.0% | 18.0% | 30 | 51 |
10~25週 | 9.3% | 15.3% | 22.0% | 126 | 84 |
半年以上 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
初出走他 | 8.5% | 14.1% | 21.1% | 57 | 48 |
う~ん、間にしっかり休養を挟んだ馬の方が好走率も高いし、配当妙味もありそうです。
次にダート。
間隔 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
5~ 9週 | 4.1% | 12.4% | 21.1% | 104 | 106 |
10~25週 | 4.1% | 8.1% | 11.6% | 39 | 51 |
半年以上 | 4.2% | 12.5% | 12.5% | 20 | 47 |
初出走他 | 7.0% | 15.8% | 19.3% | 201 | 68 |
こちらは逆に、短期放牧と言いますか、間隔が短い方が結果を残しやすい傾向。
初出走も成績が良いように感じますが、こちらはN数が少なく(50頭位)、信ぴょう性と言う意味ではちょっと信じるのは早計かと。
とにもかくにも、EAST上がりは、芝では間隔の空いた馬、ダートでは間隔が短い馬を狙うのが良さそうです。
競馬の定石通りとも言える狙い方なので、これからも再現性は期待できそう。
限りないポテンシャルを秘めていそうで、個人的にはこれから1番化けそうな外厩と睨んでいる外厩、吉澤EAST。
私に先見の明があるはずもありませんが、信じる信じないは、あなた次第です。
ぜひ馬券力向上への参考にして下さい。
今回の記事は以上です。
ありがとうございました。
投稿者プロフィール
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データを駆使した戦略競馬の賢才
人と違う視点や切り口で競馬を分析することに長けている頭脳派。データ分析ソフト『TARGET』を使いこなして、周りがアッと驚く馬券術を生み出す。そのレベルは折り紙付きだ。
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