『第43回 東京2歳優駿牝馬(SI) 予想』斉藤イサオ

2019年最後の重賞はグランダム・ジャパンの世代別牝馬重賞の最終戦で他地区からの参戦もある2歳女王決定戦です。
過去10年の傾向としては船橋4勝、大井3勝、川崎2勝で南関東所属馬から勝利馬が出ていますが、デビュー時の所属別では門別デビュー馬が8勝していて門別でデビュー後、南関東に移籍してきた馬が好走する傾向があります。人気別では1番人気は勝利も30%、連対率70%と好成績を残していて2番人気も3勝と高い勝率を残しています。レース別ではローレル賞の3着以内馬が中心で牝馬限定のダートグレード競争のエーデルワイス賞4着以内馬も好走しています。例年でしたら門別から南関東へ移籍して来た馬を中心にして予想を組み立てて行くところですが、今年の2歳重賞では川崎所属馬の健闘が目立っていることを踏まえて推奨馬は3頭になります。

 

  • 8枠16番レイチェルウーズ
    デビューからの2戦は能力の違いで逃げる競馬をしていましたが、前走のハートビートマーメイドは3番手の好位から直線鋭い伸びを見せて4馬身差をつける好内容の勝利でした。3戦全て船橋でのレースで右回りは初ですが、スタートセンスも良く道中の位置取りもこだわる必要もないのは前走で証明していて相手は強くなりますが無敗で重賞勝利出来るだけの素質は十分と思いますので同馬を推奨します。
  • 6枠11番ブロンディーヴァ
    門別から移籍して3戦して川崎の1600mで2勝していて前走のローレル賞は好位から抜け出して人気に応えて重賞初制覇でした。近年はローレル賞勝ち馬がそのまま同レースも勝利している傾向は同馬にとってプラス材料で重賞連勝のチャンス十分と思います。マイルで連勝中、右回りも経験していて不安要素なくここも好勝負出来る1頭として同馬を推奨します。
  • 3枠5番ルイドフィーネ
    キャリアはまだ3戦とレイチェルウーズとともに出走メンバー中で少ない中でも連対率は100%を維持しています。ここ2戦は同厩のブロンディーヴァの2着が続いていますが、2走前は3馬身、前走のローレル賞は1馬身と着差を詰めています。キャリアが浅い分上積みもあり右回りに対応出来れば逆転してもおかしくない1頭として同馬を推奨します。

 

休み明けですがエーデルワイス賞勝ち馬で実績は1番のコーラルツッキー、地方のレースでは掲示板外がなくローレル賞4着、大井1600mの持ちタイム最速のマッドシティの2頭が相手の候補です。

今回の予想は以上となります。
次回は2020年1月3日(金)第56回報知オールスターカップ(SIII)の予想をお届けします。

投稿者プロフィール

斉藤イサオ
斉藤イサオ
常識にとらわれない南関コンピ職人
南関コンピをベースに、過去のレース傾向、騎手の成績、持ち時計などのファクターを駆使して予想を組み立てる職人。馬券は本命重視で、過去データの扱いに長けている。

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