『セントウルS2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「セントウルS」の
穴馬探しをお届けします。
西日本の開催は
次週から「中京」で
行われます。
セントウルSは、
9月12日(日)に
今年は中京の
芝1200mで行われる
スプリント重賞。
秋競馬の開幕週ですが
サマースプリントシリーズの
「最終戦」でもあります。
さっそく、当レースの
ポイントを記します。
【ポイント1】
「サマーシリーズ」の
転戦馬か?
それとも「休明け」の
実力馬か?
→セントウルSは
スプリンターズSの
前哨戦ですが、一方で
サマースプリントシリーズの
最終戦でもあります。
サマーシリーズを
最大目標とする、夏競馬を
転戦してきた「夏馬」。
スプリンターズSを
最大目標とする、
休明けの「実力上位馬」。
セントウルSには、
その両方が出てきます。
果たして
どちらが強いのか?
どちらを
馬券で狙うべきか?
セントウルSにおける
永遠のテーマですが…
そこで、
下記を診てください。
06年1着馬(1) ●
07年1着馬(11) ●
07年2着馬(7) ●
07年3着馬(1) ○
08年1着馬(3) ●
08年2着馬(11) ●
08年3着馬(9) ○
09年1着馬(5) ●
09年2着馬(1) ○
09年3着馬(11) ●
10年1着馬(4) ●
10年3着馬(5) ●
11年1着馬(2) ●
11年3着馬(1) ○
12年1着馬(6) ●
12年2着馬(1) ○
12年3着馬(12) ▼
13年1着馬(2) ●
13年2着馬(1) ○
13年3着馬(3) ○
14年1着馬(4) ●
14年2着馬(1) ○
14年3着馬(2) ●
15年1着馬(10) ○
15年2着馬(1) ●
15年3着馬(5) ●
16年1着馬(1) ○
16年2着馬(2) ●
16年3着馬(9) ●
17年1着馬(1) ●
17年2着馬(6) ●
17年3着馬(4) ○
18年1着馬(1) ○
18年2着馬(2) ●
18年3着馬(7) ●
19年1着馬(1) ●
19年2着馬(7) ●
19年3着馬(3) ○
20年1着馬(1) ○
20年2着馬(12) ▼
20年3着馬(2) ○
コレは、
サマーシリーズが
始まった2006年以降の
セントウルSで、馬券圏に
好走した41頭の履歴です。
(海外馬・地方馬は除く)
●印=前走で
「夏競馬の短距離重賞」を
使われていた馬。
▼印=前走で「夏競馬の
短距離重賞以外のレース」を
使われていた馬。
○印=今回が中10週超の
休明けだった馬。
41頭の内訳は…
●印=24頭、
▼印=2頭、
○印=15頭。
つまりセントウルS=
「夏の短距離重賞」を
転戦してきた馬(●印)が
休明けの実力馬(○印)を
上回ることが多いレース、
なのです。
●印+▼印で26頭ゆえ
夏を使い込んできた馬が
優勢と言えます。
●印+▼印の好走馬=
人気薄が多いのも特徴。
ここ5年で診ても、
「6番人気以下」で
馬券圏に好走した5頭は
全て●印か▼印でした。
「夏競馬回りで格下の
馬だから」とバカにされ
人気を落とす→しかし
目下の好調度を活かして
好走することがけっこう
多いワケです。
近年は9月といっても
猛暑の続きのような
天候になる事が多い事も、
当レースが「夏競馬の
延長」のような傾向が
出ている原因なのかも
しれません。
ともあれセントウルS=
サマーシリーズの
最終戦としての性格が
濃いレースと言えます。
【ポイント2】
ただし
昨年のレースに限ると…
→昨年も今年と同じく
中京での開催でしたが
1~3着を、すべて
「前走マイル出走」の
馬が独占しました。
これを、中京ゆえの
要注目傾向と診るか?
それとも「偶然」と
診るか?今年のカギの
一つとなりそうです。
【ポイント3】
普段は
関西馬優勢のレースだが…
→基本的にセントウルSは
地元の関西馬が強いレース。
近10年の東西別成績は
下記のとおりです。
関西馬 複勝率21% 9.8.9.96
関東馬 複勝率13% 1.1.1.20
昨年は中京開催。
関東馬にとって輸送が
ラクな競馬場です。
例年と違う東西傾向が
現れるかも…とも思って
いましたが結果は例年と
同じ。関東馬の出番は
ありませんでした。
【ポイント4】
前走オープン特別組が
ほぼ全滅している
→近10年の出走馬の
前走別成績を診てください。
★アイビスSD 複勝率33% 1.2.0.6
高松宮記念 複勝率33% 1.1.0.4
★CBC賞 複勝率22% 0.1.1.7
★北九州記念 複勝率18% 4.2.4.46
★函館SS 複勝率40% 0.1.1.3
——————————
オープン特別 複勝率 4% 0.0.1.26
準オープン 複勝率 0% 0.0.0.4
★=サマースプリントシリーズ
このように、前走で
サマーシリーズを
使ってきた馬が堅調なのに
対して「オープン特別」を
使ってきた馬が大不振。
オープン特別組の不振=
別掲「京成杯AH」と
共通の傾向ですが、
京成杯AHでも触れた
ように、夏ローカルの
オープンを使ってきた
ような馬=現状頭打ちの
馬が多くオモテ開催に
変わったココでは厳しい
結果が出ることが多い、
というワケです。
【ポイント5】
最近は「外枠不利」に
変貌した中京芝1200m
→新装当時は外枠からの
差しが良く効いた中京の
芝1200mコースですが
近年は「内志向」が強め。
16年~21年トータルの
中京芝1200m戦での
枠別成績を診てください。
きれいに「内枠>外枠」。
7・8枠の低調が際立って
います。
1・2枠 複勝率25% 38.33.28.301
3・4枠 複勝率22% 29.33.29.323
5・6枠 複勝率19% 26.27.33.356
7・8枠 複勝率13% 24.25.27.528
4年半のトータルで
この複勝率差ですから
注目に値しますが、
この枠現象とともに
明らかに増えたのが
単純なハナシですが
内枠からの「前残り」。
中京芝1200m戦を
予想する際には、まず
その点を頭に入れて
予想作業を始めるべき
でしょう。
以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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