『大阪杯の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「大阪杯」の
穴馬探しをお届けします。

大阪杯は
4月3日(日)に
阪神芝2000mで
行われるG1レースです。

今春のG1レースは
「注目の一騎討ち」が
多くなりそうですが、
今回はその第一弾、
エフフォーリア vs
ジャックドール。

両馬の「初対決」に
興味津々ですが
伏兵陣もなかなか
粒揃い。かなり面白い
レースになりそうです。

さっそくG1大阪杯で
大切なポイントを
お伝えしましょう。

なお、大阪杯は
2017年からG1に
昇格したレース。

G2だった2016年以前の
当レースは傾向が今と
あまりに違いすぎて、
各種データがまったく
参考になりません。

ですので、当記事で
お示しするデータは
すべて2017年にGIに
昇格して以降、近5年の
ものとなります。

「G1の」大阪杯に
こだわって、データを
ご紹介していきます!

巷では、G2時代も含めた
「近10年」のデータで
ハナシが展開されている
記事がかなり多いですが、
それでは「G1に昇格した
大阪杯」の本質が全く
分かりませんので、ぜひ
ご注意ください。

【ポイント1】
GI昇格後は
「乗り替わり」が
ポイントに

→GI昇格以降、明確に
現れているデータの
1つがコレでしょう。

前走から騎手が
乗り替わった馬、
乗り替わらなかった馬の
成績を診てください。

乗り替わった馬    複勝率11% 1.2.1.32
乗り替わらなかった馬 複勝率33% 4.3.4.22

何とトリプルスコア。
さすがはG1レースです。
今回、騎手が続けて
乗ってくる馬のほうが
「G1でも走る可能性大と
騎手が期待している馬」で
あり実際に好走している、
ということなのでしょう。

【ポイント2】
GI昇格後は
6歳以上の馬が
サッパリ走らなくなった

→GI昇格以降、コレも
明確に現れているデータ。
近5年の馬齢別の成績を
診てください。。

4歳  複勝率35% 2.2.4.15
5歳  複勝率22% 3.2.1.21
6歳超 複勝率  5% 0.1.0.18

これがG2時代ですと
エアソミュールや
トウカイパラダイス、
エイシンフラッシュ、
トーセンジョ-ダンと
いった6歳超の馬が
毎年のように馬券に
絡んでいたのですが、
G1昇格後はさっぱり
好走しなくなりました。

さすがは全馬ガチンコ、
レース質もラクでは無い
阪神2000mのG1レース。
能力減退期に差し掛かる
6歳以上の馬では厳しく、
スピードと活力に溢れる
4~5歳のバリバリ世代に
大きく利が働くように
なったのでしょう。

「7歳超」の馬が苦しい
レースは多々ありますが、
「6歳超」がここまで
苦しむのは少し珍しい。
よって、G1に昇格後の
当レース特有の大切な
現象、と診ています。

【ポイント3】
GI昇格後は
「ディープ天国」に

→G1昇格後、近5年の
好走馬15頭中7頭が
ディープ産駒です。

17年1着 キタサンブラック ブラックタイド産駒
————————————-
17年2着 ステファノス   ディープ産駒
18年3着 アルアイン    ディープ産駒
19年1着 アルアイン    ディープ産駒
19年3着 ワグネリアン   ディープ産駒
20年3着 ダノンキングリー ディープ産駒
21年1着 レイパパレ    ディープ産駒
21年3着 コントレイル   ディープ産駒

しかも上記のように
2017年の勝ち馬・
キタサンブラックの
父ブラックタイド=
ディープの全兄ですから
これも「ディープ系」。

そのキタサンブラックも
含めてカウントすれば
好走馬15頭のうち
じつに半数以上の8頭が
「父ディープ系」の馬で
占められているコトに
なります。

G1昇格後の大阪杯=
ディープ天国の様相を
呈しているのです。

これだけの結果が
出ているというコトは
何かの理由が合って
大阪杯でディープが
走れているというコト。

父ディープ系の馬=
一律で加点評価する
くらいで、ちょうど
いいレースでしょう。

【ポイント4】
GI昇格後は
「マイル~1800mでの
重賞実績」が効いている

→G1昇格後、
近5年の大阪杯で
馬券圏に好走した
15頭のうち12頭が
下記のように
大阪杯の前までに
「マイル~1800mの
重賞」を勝っていた
馬でした。

17年1着馬 → スプリングS勝ちアリ
17年2着馬 → 富士S勝ちアリ
17年3着馬 → ニュージーランドT勝ちアリ
18年1着馬 → 共同通信杯勝ちアリ
18年2着馬 → マイルCS勝ちアリ
18年3着馬 → 毎日杯勝ちアリ
19年1着馬 → 毎日杯勝ちアリ
19年2着馬 →
19年3着馬 → 東スポ2歳S勝ちアリ
20年1着馬 → 阪神JF勝ちアリ
20年2着馬 → クイーンC勝ちアリ
20年3着馬 → 中山記念勝ちアリ
21年1着馬 →
21年2着馬 →
21年3着馬 → 東スポ2歳S勝ちアリ

昨年は「非該当馬」の
ワンツーでしたが、
昨年はG1昇格後では
最も遅い時計で決着した
「タフなレース」に
なったため、当傾向が
あまり効かなかったと
診ています。

普通の良馬場なら
速い時計で決着しますし
舞台も小回りですから、
むしろ1800m以下の
重賞を勝ってきたような
「スピード&機動力」が
活きやすいという事では
ないでしょうか。

【ポイント5】
GI昇格後は
直近のG1好走実績が
大切に

→G1昇格後、近5年の
当レースで馬券圏内に
好走した15頭中14頭が、
前年のG1で最低1度は
「4着以内」に好走して
いました。

17年1着 キタサンブラック  前年JC 1着
17年2着 ステファノス    前年秋天3着
17年3着 ヤマカツエース   前年有馬4着
18年1着 スワ-ヴリチャード 前年ダービー2着
18年2着 ペルシアンナイト  前年マイルCS 1着
18年3着 アルアイン     前年皐月賞1着
19年1着 アルアイン     前年大阪杯3着
19年2着 キセキ       前年JC 2着
19年3着 ワグネリアン    前年ダービー1着
20年1着 ラッキーライラック 前年エ女王杯1着
20年2着 クロノジェネシス  前年秋華賞1着
20年3着 ダノンキングリー  前年ダービー2着
21年1着 レイパパレ
21年2着 モズベッロ     前年宝塚記念3着
21年3着 コントレイル    前年ダービー1着

前年のG1好走実績が
無いのに好走した馬は
昨年のレイパパレのみ。
基本的には、前年G1の
好走実績が無い馬では
厳しい。

G1に昇格した大阪杯=
直近のG1レースで
しっかり走ってきた程の
「近況の充実度」が
必須という事になります。

【ポイント6】
GI昇格後は
上位人気の関東馬が
苦戦中

→G1昇格後の近5年の
関東馬の当レース成績は
(0.0.1.17)ですが、
1~5番人気の人気馬が
下記のように7頭もいて、
この成績です。

17年 サトノクラウン   6着 3番人気
18年 ミッキースワロー  5着 5番人気
19年 ブラストワンピース 6着 1番人気
20年 ダノンキングリー  3着 1番人気
20年 ブラストワンピース 7着 3番人気
21年 グランアレグリア  4着 2番人気
21年 サリオス      5着 3番人気

しかも、7頭の
ほとんどがこのように
「人気順以下」の
着順に沈みました。

もともと関東馬の
参戦が少ない一戦ですが
全国の記者が印を付けて
予想するG1だけに尚更、
関東馬には関東記者の
期待&忖度込の「印」が
集まりやすい状況。

しかし、その過剰な
期待値&高い人気ほど
関東馬は走れていない、
というワケです。

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

大阪杯 ポイント1~3 該当馬

【ポイント1/騎手が前走から乗り替わる予定】 ▼軽視馬として 6頭
  アリーヴォ     横山和→ルメール
  ウインマリリン   横山武→松岡 
  ショウナンバルディ 岩田康→坂井
  スカーフェイス    団野→岩田康
  ステラリア    デムーロ→(未定)
  ヒシイグアス   モレイラ→(未定)
   ※騎手変更の場合あり

【ポイント2/6歳以上】 ▼軽視馬として 7頭
  アフリカンゴールド
  キングオブコ-ジ
  ショウナンバルディ
  スカーフェイス
  ヒシイグアス
  ヒュミド-ル
  マカヒキ

【ポイント3/父ディープ系】 6頭
  アカイイト
  ステラリア
  ポタジェ
  マカヒキ
  レイパパレ
  レッドジェネシス

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

データ競馬:TARGET frontier JV


・出馬表にデータマイニングの順位・数値を表示させたい
・特定の2頭の直接対戦の結果・経歴を調べたい
・予想するレースが行われるコースにおける、騎手・調教師・種牡馬の傾向を調べたい
・出走馬の前走レベルを簡単に比較する

などなど。

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