『有馬記念2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「有馬記念」の
穴馬探しをお届けします。

有馬記念は
12月25日(日)に
行われるグランプリ。

今年はクリスマスの
グランプリレースです。

早速、有馬記念の
今年のポイントを
お伝えしましょう。

 

 

 

【ポイント1】
有馬記念、
魔の法則(1つめ)

 

→有馬記念の最大の
ポイントは、じつは
コレかもしれません。

近10年の有馬記念の、
「馬番」別の成績を
診てください。

 

01・02番 複勝率15% 1.1.1.17
03・04番 複勝率15% 1.2.0.17
05・06番 複勝率25% 2.3.0.15
07・08番 複勝率20% 2.0.2.16
09・10番 複勝率30% 2.2.2.14
11・12番 複勝率15% 1.1.1.17
13・14番 複勝率25% 1.1.3.15
15・16番 複勝率 5% 0.0.1.19

 

このように
1~14番枠では
大差ありませんが
15・16番枠だけは
完全な「死に枠」。

近10年で3着が
1本だけの有様です。

ちなみに近20年まで
さかのぼっても
15・16番枠が馬券に
絡んだのは2018年の
シュヴァルグランだけ。

小回り・内回りを
クルッと1周半も
回ってくるコース設定。
かつスタート後すぐに
カープ。馬群もタイトに
なりがちですし近年は
スローペース多発です。

ですので有馬記念の
外枠馬はなかなか内側へ
潜れません。外側を
大きく回されながら
前半~中盤を進めざるを
得ないためどうしても
レース運び的に苦しい。

データを診るかぎり
14番枠までなら
その点をなんとか?
凌げているものの
15・16番枠になると
さすがに厳しい、と
いうコトなのでしょう。

有馬記念は
フルゲート16頭立て。
しかし実質的には、
15・16番枠を除いて
14頭だてなのです。

今年も16頭立てに
なる見込みですが、
15・16番枠に入った
馬は推奨しません。

 

 

【ポイント2】
有馬記念、
魔の法則(2つめ)

→これも近年の
大きなポイント。

有馬記念は、
逃げた馬が
ほとんど残れません。

近10年で診ても
「逃げた馬」は
下記2頭しか馬券圏に
走っていません。

 

15年 キタサンブラック  3着 4番人気
17年 キタサンブラック  1着 1番人気

 

しかも、
このように2回とも
キタサンブラック(笑)。

上記以前は2004年・
2008年に逃げた馬が
馬券圏に残りましたが、
それも人気馬でした。
(3番人気の
タップダンスシチー、
1番人気り
ダイワスカーレット)

つまり近年の有馬では
「5番人気より
人気が低い逃げ馬」が
1度も穴を開けて
いないのです。

穴を狙いたい場合は、
基本的に一昨年の
2着サラキアのような
「差して漁夫の利を
得る」的な穴馬を狙う
ほうが、いい穴馬券に
ありつける可能性が
高い一戦といえます。

 

 

【ポイント3】
有馬記念、
魔の法則(3つめ)

→2015年以降の有馬で
「美浦・坂路」追いの
馬は(0.0.0.5)と
全滅しています。

 

 

【ポイント4】
菊 vs 凱旋門

→近10年の前走別・
成績を診てください。

 

ジャパンC    複勝率16% 2.2.5.47
エリザベス女王杯 複勝率10% 0.2.0.18  
アルゼンチン共和 複勝率17% 1.0.0.5
その他のG2   複勝率 9% 0.2.0.20
菊花賞      複勝率46% 3.1.2.7
凱旋門賞     複勝率57% 1.1.2.3
その他の海外G1 複勝率50% 1.0.0.1
G3+非重賞   複勝率 0% 0.0.0.12

 

このように、近年の
有馬記念は基本的に
「菊花賞を使ってきた
3歳馬 vs 凱旋門賞を
使ってきた馬」の構図。

両者あわせた成績は
20頭(4.2.4.10)で
複勝率50%。つまり
この組の2頭に1頭が
馬券に絡んでいます。
かなりの良績。

逆にジャパンC・
エリザベス女王杯を
使ってきた馬が不振。

ジャパンCや
エ女王杯といったG1を
いったん秋の大目標と
してきた馬にとって、
そこからあまり間隔が
なく有馬へ続戦すると
さすがに厳しいのかも
しれません。

間隔が空いている
菊花賞組&凱旋門賞組の
アベレージが良いコトも、
その証と言えましょう。

特に近年、
ジャパンC組が低調で
ここ4年(0.0.1.18)と
厳しくなっています。

 

 

【ポイント5】
ディープ産駒&
キンカメ産駒が
苦しい

→サラキアのような
例外馬はいますが、
基本的に有馬記念は
種牡馬界の両巨頭=
ディープ産駒と
キンカメ産駒の成績が
あまり走ってくれない
G1です。

近10年の、両産駒の
当レースでの成績は
下記のとおり。

 

ディープ産駒 複勝率18% 2.1.2.23
キンカメ産駒 複勝率16% 0.2.1.16

 

トータル成績の良さを
考えると、上記の
複勝率は意外すぎる
低率と言えましょう。

王道種牡馬がもたらす
王道的地力、瞬発力、
軽いスピードがあまり
役に立たないレース…
ということなのかも
しれません。

 

 

【ポイント6】
ある条件を満たす
3歳馬に要注目?

→近10年の馬齢別・
成績は下記のとおり。
6歳超の連対が
1度もありません。

 

3歳  複勝率33% 4.2.2.16
4歳  複勝率18% 2.5.1.36
5歳  複勝率22% 4.3.6.45
6歳超 複勝率 3% 0.0.1.33

 

さすがに、ここまで
極端なG1レースも
ちょっと珍しい印象。

6歳といっても、
あと数日すると7歳。
さすがにこの時期まで
押し詰まると、そんな
高齢馬では厳しい…と
いうことなのでしょう。

ですので、たとえば
馬連を買うとしても
現実的に狙えるのは
5歳馬まで、という
ことになります。

特に要注目は3歳馬。
24頭(4.2.2.16)、
複勝率33%でも
じゅうぶん良績ですが、
24頭を下記のように
分けるとさらに傾向が
顕著です。

前走で…
G1に出走   複勝率47% 4.2.2.9
G1以外に出走 複勝率 0% 0.0.0.7

 

よって、前走で
G1に出走した3歳馬は
押さえてえておきたい
ところです。

 

 

【ポイント7】
中山・阪神内回りの
G1・G2での
連対実績が欲しい
(2500m以下)

→近6年の有馬記念で
馬券圏に好走した
18頭のうち13頭が
その時点ですでに、
「中山・阪神内回りの
芝2500m以下のG1・
G2重賞」で馬券圏に
好走した実績を
持っていた馬でした。

★印の馬が
「該当馬」になります。

 

16年1着 サトノダイヤモンド 
16年2着 キタサンブラック ★
16年3着 ゴールドアクター ★
17年1着 キタサンブラック ★
17年2着 クイーンズリング ★
17年3着 シュヴァルグラン
18年1着 ブラストワンピース
18年2着 レイデオロ    ★
18年3着 シュヴァルグラン ★
19年1着 リスグラシュ-  ★
19年2着 サートゥルナ-リア★
19年3着 ワールドプレミア 
20年1着 クロノジェネシス ★
20年2着 サラキア     ★
20年3着 フィエールマン  ★
21年1着 エフフォーリア  ★
21年2着 ディープボンド
21年3着 クロノジェネシス ★

 

このように18頭中、
じつに13頭が「該当」。

近年の有馬記念では
当該コースの中山、
または坂やトラックの
形態が中山と似ている
阪神内回りコースでの
「極端な長距離戦では
ないG1G2レース」で
好走実績のある馬…
いわば適性と実績を
ともに備えている馬が
数多く好走している、
というコトなのです。

一昨年のヒモ穴馬・
サラキアも、当条件を
満たしていました。

 

 

 

以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

 

有馬記念 ポイント2・4・5 該当馬

【ポイント2/近3走で逃げた事がある馬】 ▼軽視馬として 2頭
  タイトルホルダー
  ブレークアップ

【ポイント4/前走菊花賞or凱旋門賞出走】 4頭
  ジャスティンパレス
  タイトルホルダー
  ディープボンド
  ポルトグフ-シュ

【ポイント5/ディープorキンカメ産駒】 ▼軽視馬として 3頭
  ジャスティンパレス
  ボッケリーニ
  ポタジェ

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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