『種牡馬の得意コース分析、その2』嶋原崇
前回の、2022リーディングサイアー
ベスト5の特徴&コース分析
続編のリクエストを
頂戴しましたので、6~10位を分析していきます。
過去2年成績(該当30レース以上です)
・6位 キングカメハメハ産駒
芝、ダートともに安定した成績ですが、ダートの単勝回収率が優秀。
ダート1~6番人気では、
勝率20%、連対率35%、複勝率46%、
単回収率105%、複回収率90%
ダートの上位人気が狙い目です。
オールラウンダーで成績にムラがないタイプ。
・7位 ルーラーシップ産駒
リーディングサイアー7位ですが、回収率も低く狙えるコースも少ない。
出走頭数が多い為、ランクインした感はあります。
人気、年齢、距離、馬場状態においてもさほど目立った狙い目はありません。
・8位 モーリス産駒
モーリス産駒は、全体的に優秀な成績。
芝ではオールラウンダー、ダートでは1000~1600Mに良績が集まります。
また、1番人気においても非常に信頼度が高く、弱点が少ない安定タイプですね。
・9位 エピファネイア産駒
まず、芝とダートで大きく成績が分かれています。
ダートは狙えないですね。
芝では、穴を空けるタイプでありながら、
芝の1番人気成績は
勝率40%、連対率58%、複勝率63%、
単回収率96%、複回収率81%
非常に信頼度が高く、芝の2歳成績が優秀、
早熟タイプが多い傾向があります。
・10位 ダイワメジャー産駒
基本的にオールラウンダーですが、
芝の2歳成績が優秀で、完成が早いですが、早熟タイプの傾向も。
ダートよりは芝が狙えそうですね。
ブレが少なく、父親の勝負根性、安定感が反映されたイメージがあります。
最後に、
私の注目の種牡馬を分析します。
・11位 オルフェーヴル産駒
安定感が高く、回収率も優秀。
特に得意な条件が多いわけではありませんが、注目した理由は、
芝の人気別成績がこちら
1番人気で、脅威的な勝率をたたき出しています。
では、どのクラスの1番人気が強いのか?(芝)
2勝クラス以上の1番人気は、無双状態ですね。
◆オルフェーヴル産駒 狙い目
・2勝クラス以上の1番人気(芝)
・4,5歳(ダート)単回収率 180%
・3勝クラス以上 (芝、ダート問わない)
・ローカル(ダート)単回収率 181%
・11R、12R(ダート)単回収率 320% 複回収率128%
お宝ゾーンが盛りだくさん。
掘り起こされていないお宝を狙ってみましょう。
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競馬は(馬7:騎手3)と言われているのをご存じでしょうか?
レースの結果は、馬の実力が7割で、騎手の実力が3割という意味。
しかし3221勝中、リーディング30位までの30名で、2213勝を独占。
確率にすると68%になります。
残りの100名ほどの騎手で、残りの32%の勝ち星を分け合っている。
さすがに(馬3:騎手7)とまでは言いませんが、
(馬5:騎手5)
現代の競馬は、これくらいの比率で成り立っているケースもあります。
馬の能力が足りない部分を、騎手がフォロー。
状況が目まぐるしく変化する競馬のレースでは、騎手の能力は重要なのです。
これについては、あなたも否定することが出来ないでしょう。
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