『アーリントンC2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「アーリントンC」の
穴馬探しを
お届けします。

アーリントンCは
4月15日(土)に
阪神マイルで行われる
3歳限定G3重賞。

上位3頭に
NHKマイルCの
優先出走権が
与えられます。

土曜施行ですので
さっそく当レースの
ポイントを記します。

なお、当レースは
2018年から
春の阪神「最終週」に
施行週が移りました。

そして、その年から
NHKマイルCの
正式なトライアルに
指定されています。

したがって、
2017年以前と
2018年以降で
当レースの性格は
全く異なりますので
当欄では2018年以降、
近5年のデータのみを
ベースにお伝えして
いきます。

 

 

 

【ポイント1】
キンカメ躍進

→この時期の施行に
移った点と関連が
あるのか、近5年の
好走馬は下記のように、
父が「非サンデー」の
馬が増えています。

 

18年1着 父が非サンデー
18年2着 父が非サンデー
18年3着 父が非サンデー(父キンカメ系)
19年1着 父が非サンデー(父キンカメ系) 
19年2着
19年3着
20年1着 父が非サンデー 
20年2着
20年3着 父が非サンデー
21年1着 父が非サンデー(父キンカメ系) 
21年2着 父が非サンデー(父キンカメ系)
21年3着
22年1着 父が非サンデー(父キンカメ系) 
22年2着 父が非サンデー(父キンカメ系) 
22年3着 父が非サンデー(父キンカメ系)

 

しかも、近2年は
好走馬6頭中5頭が
父キンカメ系です。

近2年は前週から
Bコースに
替わるようになり、
それに伴って
当レースでの時計の
出方が速まった点も
当系統躍進と関連が
有るのでしょうか。

 

 

【ポイント2】
「マル外」が
来なくなっている

→当レースで
苦戦しているのが
「マル外」馬です。

施行時期が現行の
4月中旬に移行した
2018年以降の
当レースに出走した
「マル外」全5頭の
成績を診てください。
全滅です。

 

18年 エアアルマス    10着 5人気
19年 ユニコーンライオン  5着 5人気
19年 サンノゼテソーロ  12着 8人気
19年 フォッサマグナ   16着 1人気
20年 トリプルエース    5着 2人気
22年 デュガ       17着 10人気
22年 ジャスパークローネ 18着 14人気

 

しかも、人気馬が
けっこう多い顔ぶれで
この低調な成績です。
昨年にいたっては
逆ワンツーでした。

マル外=単調な
スピード型の馬が
けっこう多いですが
施行時期が移行して
馬場も変わったことで
そのような馬の資質が
活きづらくなった事も
この傾向を助長して
いると診ます。

エーシンフォワード、
ステキシンスケクン、
シーキングザダイヤら
マル外がよく走っていた
「開幕週施行だった
アーリントンC」とは、
状況が違うのです。

 

 

【ポイント3】
関東馬は劣勢

→近5年で関東馬は
(1.0.0.9)と低調。
基本的に地元関西馬に
よる権利獲り争いの
レースと化しています。

 

 

【ポイント4】
収得賞金を
要チェック?

→開催がこの時期に
移り、NHKマイルCの
トライアルに正式に
指定されたコトで、
注目すぺきはこの点。

現時点でG1出走への
収得賞金をまだ十分に
有していない馬は当然、
トライアルのココが
全力投球戦となります。

しかし、すでに
G1出走への収得賞金を
十分に有している馬は、
この後のNHKマイルCに
向けて、このレースを
「無理に取りにいく」
必要はありません。

むしろ、余裕残しの
「叩き台モード」で
程々に走るコトが大切。

たとえば
一昨年の2番人気馬・
ピクシーナイトは既に
このレースの時点で
シンザン記念Vがあり、
G1出走のための賞金を
十分有していました。

ですので、ココでは
程々に走って4着に
負けています。

賞金を有している
実力・人気上位馬を
あまり信頼しないコト、
なのです。

 

 

【ポイント5】
以前はハッキリ
前有利だったが…

→6年前までは
春の阪神開幕週に
行われていた当レース。

当時の当欄でも
再三記したましたが
いかにも開幕週らしく
極端な前有利の傾向が
分かりやすく現れて
いました。とにかく
前に行ったもの勝ち。

しかし開催時期が
7週ずれたとたん、
傾向が変わりました。
差し追込が届くように
なったのです。

もちろん馬場状況も
変わりましたが、
正式にG1トライアルと
なった事でメンバーの
レベルが上がり、それに
伴ってテンも速化。

つまり施行時期や
レースの設定背景が
変わったことで差しが
台頭しやすくなった、
と私的には診ています。

 

 

【ポイント6】
距離短縮馬が不振

→近5年の
前走距離別の
成績を診てください。

 

前走から距離短縮 複勝率14% 1.1.1.18
前走と同距離   複勝率18% 3.2.1.27
前走から距離延長 複勝率24% 1.2.3.19

 

前走から距離を
短縮してきた馬が
不振です。多頭数の
マイル戦で機動力も
必要ですから、長い
距離のゆったりした
流れに慣らされてきた
馬では厳しいのかも
しれません。

 

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

———–
アーリントンC  ポイント1・2 該当馬

【ポイント1/父キンカメ系】 3頭
  オーシャントライブ
  ナヴォーナ
  マルチャン

【ポイント2/マル外】 ▼軽視馬として 2頭
  ティニア
  ヤクシマ

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

稼ぎに直結する日刊コンピの法則:無料メルマガ登録