『天皇賞・春2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「天皇賞・春」の
穴馬探しを
お届けします。

天皇賞・春は
4月29日(日)に
京都で行われる
伝統の長距離G1。

今年は、3年ぶりに
京都芝3200mで
行われます。

早速「京都施行」の
天皇賞・春で
大切なポイントなどを
お伝えしましょう。

 

 

【ポイント1】
コースレイアウトが
少し変わった
新装京都の外回り

→先週から始まった
新装・京都競馬。

トラック自体には
ほぼ手が加えられて
いませんが、芝の
「外回りコース」の
3・4コーナーのみ
一部改修が加えられ、
これまでよりも少し
緩やかに4コーナーを
回ってくる形に
微変更されています。

大きな変更では
ありませんが、この
改修でコーナーが
回り易くなった影響か、
外回りのレースでは
中位後方待機馬の
外差しが届き易くなった
感じも受けました。

以前のように外回りの
4コーナーで馬群が
バラけて、ぽっかり
空いたインを差し込む
形は(前の馬もタイトに
回ってこれるため)
確実に減るでしょうが、
馬群の外を回った馬も
大きく外に振られずに
ついてこれるため
そのぶん、外差しは
以前と比べて少し
届きやすくなった感。

開幕週の馬場状態も
関連したでしょうから
断定的なコトはまだ
言えませんが、春天は
当該箇所が勝負所とも
なるレースゆえ、この
点を留意しておく必要は
あるかも、と思います。

内枠に入った差し馬は
以前のように内差しを
狙いづらくなったので
スムーズに外へ出せるか
否かが、新たな課題として
加わったかなと診ます。

 

 

【ポイント2】
隠れた
京都適性を探せ

→今回出走馬の
多くが阪神や中京、
関東の長距離レースで
実績を積んできた馬。

京都がずっと
休催していましたから
当レースもいわゆる
京都実績馬が少なめの
メンバー構成です。

しかし、京都は
阪神とコースの性質が
真逆ですし、そんな
京都の外回りコースを
3200mも走るレース。
他のレース以上に
京都適性が問われます。

ですから、着度数では
はかれない出走各馬の
隠れた「京都適性」を
血統や走法その他から
どれだれはかれるか?

今回のポイントと
なるでしょう。

 

 

【ポイント3】
京都施行だった年の
春天の「調教傾向」

→京都開催だった
2018年~2020年の
3年間の、最終調教の
コース別成績を診て
ください。

 

栗東Cウッド 複勝率 0%  0.0.0.7
栗東坂路   複勝率15%  1.2.1.22
美浦ウッド  複勝率44%  2.1.1.5
ポリトラック 複勝率100% 0.0.1.0

 

スタミナレース=
栗東Cウッド調教馬が
有利なハズですが
このように京都での
施行時は「全滅」。

これほどまで極端な
結果が出ている→
何か理由があるワケで、
栗東Cウッド組よりも
他の組の馬を優先して
重い印を付けたいと
思っています。

 

 

【ポイント4】
京都施行だった年の
春天の「血統傾向」

→京都開催だった
2018年~2020年の
3年間の、種牡馬別の
成績を診てください。

ステイゴールド産駒、
ディープ産駒が
好況です。

 

ステイゴールド   複勝率60% 1.1.1.2
ディープインパクト 複勝率38% 2.1.0.5
ハーツクライ    複勝率14% 0.1.0.6
キングカメハメハ  複勝率 0% 0.0.0.5

 

逆に長距離砲・
ハーツクライ産駒の
成績が意外に不振。
通算も未勝利です。

「京都の下り坂が
得意でないので
菊花賞や春天で
振るわない」などと
よく言われたのが
ハーツクライ産駒。

2年半の中断を経て
一旦忘れられている?
かもしれませんので
これは覚え書き的に
記しておきます。

 

 

【ポイント5】
春天で勝つために
必要な実績は…

→ここからは施行場に
関連が低いテーマのため
あえて近10年データで
お伝えしていきます。

近10年1着馬10頭の、
春天をむかえるまでの
「G1+G2」の勝利数を
診てください。

 

13年勝ち馬 それまでに3勝
14年勝ち馬 それまでに4勝
15年勝ち馬 それまでに9勝
16年勝ち馬 それまでに3勝
17年勝ち馬 それまでに7勝
18年勝ち馬 それまでに1勝
19年勝ち馬 それまでに1勝
20年勝ち馬 それまでに2勝
21年勝ち馬 それまでに1勝
22年勝ち馬 それまでに3勝

 

このように10頭すべて
「G1・G2」で勝った
履歴を持っていました。

つまり春天を勝つには
最低、G2以上の勝利が
必要というワケです。

じつは、昨年はコレに
該当する馬が少ない
年でしたが、貴重な
該当馬タイトルホルダーが
無事勝利しています。

いくらメンバーレベルが
下がった近年の春天とは
いえ「該当馬」ではない
馬の優勝を望むのは流石に
高望みと言えるのです。

 

 

【ポイント6】
前走ダイヤモンドS組が
大不振

→前走ダイヤモンドS組が
近10年(0.1.0.14)と
全く振るいません。

これは理由はシンプル。
ダイヤモンドS自体の
レベルが低いため、
ダイヤモンドS→ココへ
直行するような馬では
そもそも実力的に厳しい、
というコトでしょう。

近10年の前走別の
成績を記しておきます。

 

ダイヤモンドS 複勝率 7% 0.1.0.14
日経賞     複勝率14% 2.2.3.44
阪神大賞典   複勝率18% 3.2.5.47。

 

 

【ポイント7】
前走大敗馬は
厳しい

→近10年の前走の
着順別成績を
診てください。
前走で掲示板を
外していた馬が
大不振。

 

1着   複勝率39% 5.6.4.23
2・3着  複勝率18% 3.2.4.41
4・5着  複勝率14% 2.0.2.25
6着以下 複勝率 4% 0.2.0.47

 

前走出走したレースの
格が何であれ、前走で
掲示板も外していた
ような直近低調馬では
さすがに厳しいという
コトなのでしょう。

 

 

【ポイント8】
4・5歳馬が勝ち切る
レース

→近10年の馬齢別・
成績を診てください。
6歳までは複勝率が
ほぼ互角。ただし
6歳馬は勝ち切れません。
7歳超は苦戦しています。

 

4歳  複勝率21% 4.2.4.37
5歳  複勝率18% 5.3.0.37
6歳  複勝率23% 1.4.3.27
7歳超 複勝率10% 0.1.3.37

 

 

 

以上8点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

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天皇賞・春  ポイント6・7 該当馬

【ポイント6/前走ダイヤモンドS出走】 ▼軽視馬として 2頭
  ト-センカンビーナ
  ヒュミド-ル

【ポイント7/前走6着以下】 ▼軽視馬として 5頭
  アイアンバローズ
  アスクビクタ-モア
  サンレイポケット
  ト-センカンビーナ
  メロディーレーン 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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