『コンピの変化を雑誌で公開したその後は?』田中洋平
私が競馬の天才!6月号(2023年5月15日発売)で、
公表したコンピ指数の異変。
日刊スポーツの極ウマAIのリニューアルの影響を受けて、
コンピ1位83以上の戦闘力が、大幅にアップした!
というものでした。
実際、多くの反響をいただき、
「新テクニカル6」というタイトルで書籍化して、
全国の書店やAmazonなどで発売中。
本当に、ありがとうございます。
さて、そのコンピ指数の異変を5月15日に公表してから、
すでに2カ月が経ちました。
世間に公表したことで、
戦闘力が大幅にアップしたコンピ1位83以上の
成績や回収率が変化したのか?
今日は、これを検証してみたいと思います。
上記がリニューアルした時期の2010年10月から、
コンピの異変を公表した2023年5月15日までのデータ。
コンピ1位83以上となれば、
これまでは人気を被ってしまって単勝1倍台になり、
回収率も80%ちょっとと、妙味がないことがほとんど。
それが極ウマAIとコラボすることにより、
成績面と回収率面が大幅にパワーアップして、
かなり妙味のある存在になりました。
では次にコンピ指数の変化を公表した翌日、
2023年5月16日~7月17日までの成績↓
う~ん、正直言って微妙。
データ母数が少ないので、ムラがありますね。
とくに勝率の部分の落ち込みが激しいので、
単勝回収率がイマイチですが、
連対率や複勝率はそこまで悲観するほどではない。
もう少し母数がそろえば、
安定した成績になると思います。
例えば、コンピ1位83以上の中では、
もっとも弱い部類に入る「83」の成績を、
年単位で見てみましょう。
やや波はありますが、母数が多くなれば安定します。
続いてコンピ1位「85」の年単位の成績。
こちらはけっこう安定してますね。
次はコンピ1位「88」の年単位の成績です。
昨年に比べるとやや成績が落ちていますが、
2023年もまだ折り返したばかりですし、
まだまだこれからと期待したいところ。
そして最後にコンピ1位「90」の年単位の成績です。
コンピ1位90は、
5月15日以降の成績がパーフェクトだったので、
2023年はようやく持ち直してきた。
というところでしょう。
とりあえず動向の中間報告でしたが、
数か月後にまた検証して、ここで報告したいと思います。
参考になれば幸いです。
投稿者プロフィール
-
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
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