阪神大賞典を５馬身差で圧勝した、

テーオーロイヤルは強かったですね。

 

２着のワープスピードに０．８秒差ですから、

まさに力の違いを見せつけた結果。

 

競馬でよく言われることですが、

G３レベルは能力がどんぐりの背比べなので、

馬場状態や展開など、適性面ひとつで着順がひっくり返る。

 

しかしG２レベルになると、

G１級の馬が出走してくるので、マギレが少ない。

 

本当に能力のある馬しか勝てない！

 

というもの。

 

G３を勝てる馬と、

G２を勝てる馬とでは格が違うという事でしょう。

 

そのG２である阪神大賞典を勝ったテーオーロイヤルは、

２０２２年の天皇賞・春で３着になっているので、

G１レベルに近い能力があるのは間違いなさそうです。

 

しかも次走は天皇賞・春が目標と、

一昨年のリベンジですね。

 

さて、阪神大賞典を圧勝したテーオーロイヤルですが、

レベルが高くなる傾向のG２で、

圧勝した馬が、過去にどれくらいいるのかな？

と思って１０年分を遡って調べてみました。

 

条件はG２のレースで、

２着馬に０．６秒差以上をつけて勝った馬です。

 

◆２０１４年

ジャスタウェイ（次走でドバイDF１着）

ゴールドシップ（２走後の宝塚記念１着）

 

◆２０１５年

コパノリッキー（次走のフェブラリーSで１着）

エアスピネル（次走の朝日杯フューチュリティSで２着）

アルバート（ステイヤーズＳを３連覇）

 

◆２０１９年

シャケトラ（阪神大賞典で２着に５馬身差で完勝後に引退）

グランアレグリア（２走後の安田記念で１着）

 

◆２０２１年

ディープボンド（次走の天皇賞・春で２着）

バスラットレオン（海外の重賞を２勝）

 

◆２０２２年

ジャスティンパレス（次走の菊花賞で３着）

 

◆２０２３年

ドウデゥース（３走後の有馬記念で１着）

タイトルホルダー（４走後の有馬記念で３着）

プログノーシス（次走の天皇賞・秋で３着）

 

いかがでしょう？

 

Ｇ２の施行回数が少ないこともありますが、

過去１０年でわずか１３頭しか該当しません。

 

さらにその中にＧ１馬が７頭もいる。

 

Ｇ１馬になれなかった馬も、

Ｇ１レベルで上位になっている馬ばかりですよね。

 

◆エアスピネル

菊花賞　３着

マイルＣＳ　２着

フェブラリーＳ　２着

 

◆アルバート

天皇賞・春　５着

 

◆シャケトラ

宝塚記念　４着

 

◆ディープボンド

天皇賞・春　２着×３回

有馬記念　２着

 

◆バスラットレオン

英国サセックスＳ　４着

 

◆プログノーシス

天皇賞・秋　３着

香港カップ　５着

英国クイーンエリザベス２世Ｃ　２着

 

この他、Ｇ１馬になった７頭の顔ぶれはこちら。

 

ジャスタウェイ

ゴールドシップ

コパノリッキー

グランアレグリア

ジャスティンパレス

ドウデゥース

タイトルホルダー

 

言わずと知れた名馬たちですね。

 

このように考えると、

テーオーロイヤルは次走の天皇賞・春で、

上位争いになるのは確実ですし、

この先、名馬になる可能性だったありそう。

 

若手から中堅になった菱田裕二騎手にとっても、

飛躍のキッカケになるかもしれません。

 

そしてもうひとつ！

 

テーオーロイヤルと同じくらい注目しないといけないのは、

Ｇ２のスプリングＳを完勝したシックスペンス。

 

実はこの馬も２着馬に０．６秒差をつけて勝っている！

 

３戦３勝とまだそこを見せていない馬なだけに、

皐月賞での活躍が楽しみですね。

 

今回のデータを元に考えると、

この馬もＧ１級の馬になるかもしれません。

 

注目です。

 

 

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