『チェルヴィニアの父ハービンジャーは意外と優秀!』田中洋平

 

牝馬三冠のラスト、

秋華賞はチェルヴィニアが勝利しましたね。

 

これでオークス、秋華賞の2冠を達成!

 

今年の3月30日に、

ルメール騎手がドバイ・ターフで落馬。

 

そのため桜花賞ではチェルヴィニアに、

ムルザバエフ騎手が騎乗して13着に敗れました。

 

ムルザバエフ騎手は

ドイツでリーディングトップを取っていますし、

日本での成績も優秀なのですが、

手が合わなかった可能性がありますね。

 

今回の完勝ぶりをみると、

幻の三冠馬と言えるかもしれません。

 

そんなチェルヴィニアの父親はハービンジャー。

 

ディープインパクトのサンデー系、

キングカメハメハのキングマンボ系の血が

飽和状態になるのを防ぐため、

ノーザンダンサー系のハービンジャーが輸入された。

 

という感じでしょうか。

 

ハービンジャー自体、

2歳時に出走できなかったことと、

2400メートル以上の距離でしか実績がなかったので、

生産界ではネックになっていた。

 

そのためのあまり高額ではなく、

社台グループに売却されたとウィキペディアに書かれています。

 

スーパーファミコンのダービースタリオンを

プレイしていた時にも思いましたが、

やはり結果がすぐ出て賞金を稼いでくれる、

早熟タイプの方が好まれますよね。

 

短距離G1から制覇していって、

3200メートルの天皇賞・春を制覇するのは、

資金が潤沢になった最後の方。

 

晩成タイプ、

そして長距離タイプの種牡馬を種付けしないといけないので、

資金が上手く回らず、

最初はなかなか手が出ない感じでした。

 

的を射ているか分かりませんが、

ハービンジャーもそんな感じなのでしょう。

 

だから社台グループ自体も、

それほど期待してなかったのかもしれません。

 

ディープインパクトと、

キングカメハメハ系統の血が飽和状態なのに対して、

ノーザンダンサー系の血をワンクッション入れられれば良い。

 

ハービンジャーの直仔ではなくて、

そのひとつ下の孫、またはひ孫世代で開花する。

 

という程度に私は勝手に考えていましたが、

どころがどっこい化けましたね。

 

ブラストワンピース(有馬記念)

ナミュール(マイルCS)

ペルシアンナイト(マイルCS)

ノームコア(ヴィクトリアM・香港C)

チェルヴィニア(オークス・秋華賞)

ディアドラ(秋華賞・ナッソーS)

モズカッチャン(エリザベス女王杯)

ニシノデイジー(中山大障害)

 

やはり中距離での活躍馬が多いですが、

配合相手次第では、

マイルまで守備範囲に入る柔軟な対応ぶり。

 

さらに基本は晩成気味なんでしょうけど、

2歳から活躍できる馬も多いですよね。

 

ハービンジャー産駒の狙い目は、

一般的なイメージはやはり中~長距離。

 

しかし先ほども言った通り、

相手の繁殖牝馬次第ではマイルもこなせます。

 

勝率9% 連対率19% 複勝率30%

単勝回収率82% 複勝回収率99%

 

ハービンジャー産駒でマイルは無理じゃね?

 

という人たちが多いので、

回収率が高いレベルですね。

 

そしてさらにここから、

ハービンジャーが苦手とする距離短縮を除きます。

 

勝率10% 連対率22% 複勝率34%

単勝回収率102% 複勝回収率107%

 

今回のマイル戦で、

前走と同じマイル戦か、

前走が1500m以下のレースだった場合のみです。

 

回収率が突き抜けるわけではないですが、

競馬ファンの予想の盲点になってそうなので、

狙い目のひとつとしては使えそうですね。

 

ぜひ参考にしてください。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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