『池添謙一&富田暁騎手のケンカ事件のその後は?』田中洋平

 

2024年6月24日の夜、

函館市内の飲食店で池添謙一騎手と富田暁騎手がもめた事件。

 

記憶に新しいと思います。

 

45歳の池添謙一騎手が、

27歳の富田暁騎手を相手に泥酔してケンカするなど、

なんて大人げない。

 

こんな報道も一部ありましたが、

私もそう思います。

 

親父と息子でもおかしくない年齢差ですからね。

 

富田暁騎手は昨年は42勝でリーディング26位、

それが今年は現時点で12勝、リーディング63位です。

 

その辺を池添謙一騎手に指摘されてイラっとしたのか、

明らかに調子を落としている状態です。

 

8年目になって少し怠慢な部分が出てきたのか、

それとも私生活が乱れているのか、

本当のところは分かりません。

 

そこで富田暁騎手の昨年と今年の成績を比較してみましょう。

 

◆2023年

勝率7% 連対率13% 複勝率19%

単勝回収率108% 複勝回収率72%

 

◆2024年

勝率3% 連対率7% 複勝率14%

単勝回収率24% 複勝回収率47%

 

今年の回収率は、

馬券を買う側としては、終わっているレベルです。

 

もしかして「何かしらのチョンボ」をやらかして、

社台、ノーザンを怒らせてしまったのか?

 

◆2023年

111頭に騎乗(平均7.1人気)

 

◆2024年

74頭に騎乗(平均7.6人気)

 

まだあと3か月も残っているので、

このままのペースで行けば、

100頭騎乗に届くくらいでしょうから、

社台、ノーザンの馬に乗れなくなった訳じゃない。

 

また社台、ノーザン馬の

平均オッズも前年とそれほど変わらないので、

馬質が落ちたわけでもない。

 

やっぱり富田暁騎手自身が、

スランプなのかもしれませんね。

 

次に事件があった6月までと、

それ以降の成績を見てみましょう。

 

◆1~6月

勝率4% 連対率9% 複勝率17%

単勝回収率34% 複勝回収率60%

 

◆7~9月

勝率1% 連対率3% 複勝率7%

単勝回収率4% 複勝回収率19%

 

おいおい!

モロに事件の影響を受けてるやん!

 

という7~9月の成績でした。

 

メンタル的にだいぶ参っている感じなんでしょうか。

 

では反対に池添謙一騎手の方を見てみましょう。

 

◆1~6月

勝率9% 連対率17% 複勝率23%

単勝回収率55% 複勝回収率49%

 

◆7~9月

勝率19% 連対率26% 複勝率39%

単勝回収率202% 複勝回収率137%

 

こちらはびっくり、大幅に成績をアップさせています。

 

反省してマジメに競馬に取り組むようになったのか、

それとも若い者には負けん!と奮起したのか。

 

よく分かりませんが、

函館での事件後、

当事者2人は正反対の状況になっていますね。

 

池添謙一騎手は、

7月以降もノーザンファームの馬にたくさん騎乗しているので、

その辺の今後の心配もなさそうな感じ。

 

反対に富田暁騎手は、

気にせずに今後も頑張って欲しいと思います。

 

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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