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『いよいよ秋競馬突入！セントウルステークス考察！』田中洋平

2024年9月2日 / 最終更新日 : 2024年9月2日田中洋平馬券力アップ

『いよいよ秋競馬突入！セントウルステークス考察！』田中洋平

夏競馬が終わり、

今週末からいよいよ秋競馬に突入ですね。

そしてスプリンターズＳの前哨戦、

セントウルＳが中京競馬場で開催されます。

えっ！阪神開催じゃないの？

と驚いた人もいるでしょう。

「セントウル」と言えば、

ギリシャ神話に登場するケンタウルスのこと。

阪神競馬場のウイナーズサークルに、

弓を持ったセントウルの絵が描かれていますし、

セントウルガーデンにはセントウルの像があります。

まさに阪神競馬場のシンボルですよね。

ですが今年は阪神競馬場のリフレッシュ工事があるので、

中京競馬場でセントウルＳは行われます。

と言っても、

京都競馬場の改修工事の影響で

開催日程が変則だった２０２０～２０２２年も中京で開催。

２０１９年まで　阪神

２０２０年　中京

２０２１年　中京

２０２２年　中京

２０２３年　阪神

２０２４年　中京

このように近年は中京開催が多かった。

なので、２０２０年～２０２２年の３年分のデータで、

今年のセントウルＳを考察してみましょう。

中京競馬場と言えば「長い直線」が象徴的で、

差し追込みが決まるイメージですが、

セントウルＳでは意外と前のポジションの馬が上位入線しています。

◆２０２０年

１着　ダノンスマッシュ　４角４番手

２着　メイショウグロッケ　４角８番手

３着　ミスターメロディ　４角４番手

◆２０２１年

１着　レシステンシア　４角２番手

２着　ピクシーナイト　４角６番手

３着　クリノガウディー　４角４番手

◆２０２２年

１着　メイケイエール　４角５番手

２着　ファストフォース　４角２番手

３着　サンライズオネスト　４角８番手

このように４コーナーで、

８番手以内に入っている馬が１～３着に入っています。

つまり極端な追い込み馬、

直線だけでグワーッと追い上げるタイプの馬は厳しい印象。

さらに上位入線馬の上がり３ハロンのタイム順位も見てみましょう。

◆２０２０年

１着　ダノンスマッシュ　１０位

２着　メイショウグロッケ　６位

３着　ミスターメロディ　１１位

◆２０２１年

１着　レシステンシア　１２位

２着　ピクシーナイト　７位

３着　クリノガウディー　１１位

◆２０２２年

１着　メイケイエール　１位

２着　ファストフォース　１０位

３着　サンライズオネスト　５位

２０２２年のメイケイエールだけは例外ですが、

その他の馬は前めのポジションから、

そのまま雪崩れ込むことが多いレース傾向です。

だから中京開催のセントウルＳは、

逃げも含めて前めのポジションに陣取れる馬か、

先行馬の１つ後ろのポジションからチョイ差しできる馬。

このタイプの馬にしか出番は無さそう。

この事を踏まえて、

２０２４年の有力馬たちを見てみましょう。

◆前めのポジションを取れそう

アサカラキング

ママコチャ

ピューロマジック

ヨシノイースター

◆チョイ差しできそうな馬

トウシンマカオ

◆ポジション次第で怪しい馬

ダノンスコーピオン

テンハッピーローズ

サウザンサニー

５月のヴィクトリアマイルで、

津村明秀騎手が悲願のＧ１制覇を果たしたテンハッピーローズ。

東京の長い直線を大外から駆け上がって、

一気に差し切ったわけですが、

もしこのイメージで騎乗するなら危ないかもしれませんね。

津村明秀騎手が６～８番手くらいのポジションを取るなら、

チャンスはありそうです。

とりあえず中京開催のセントウルＳは、

前めのポジションを取れる馬を中心に馬券を組み立てましょう。

参考になれば幸いです。

投稿者プロフィール

田中洋平

田中洋平（日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家）
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、２００９年に逃げ穴馬馬券術を紹介。２０１０年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、２０１２年にＫＫベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル６を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。