『エリザベス女王杯の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「エリザベス女王杯」の
穴馬探しを
お届けします。

エリザベス女王杯は
11月12日(日)に
今年は京都に
舞台を戻して行われる
最強牝馬決定戦。

さっそく、当レースの
ポイントを記します。

なお下記データで
採用している近10年=
京都で施行された
2010年~2019年の
結果からです。

 

 

【ポイント1】
府中牝馬S馬が
近年躍進

→近年の当レースは
前走で府中牝馬Sを
使ってきた馬が
かなり好調です。

近10年の通算では
55頭出走(4.4.3.52)、
複勝率18%と普通の
アベレージですが
京都施行の直近4年=
16~19年に限れば
連対8頭のうち7頭が
府中牝馬S経由馬。

しかも7頭の人気順は
3・12・9・3・9・
3・7。妙味十分です。

また、阪神施行に
移ってからも、この
組が引き続き走って
います(3年間で
3頭が馬券絡み)。

G2に格上げされた
府中牝馬Sこそが、
今や当レースへの
「王道ローテ」。

しかしファンからは
あまりそのようには
認識されていないようで、
総じてこの組の馬は
人気が上がりません。

しかし、このように
よく走っていますので
特に穴党の方は
当ステップを踏んできた
馬に注目でしょう。

 

 

【ポイント2】
中9週以上の馬が
ほぼ凡走中

→近10年(0.0.4.18)。
3着には来ていますが
なんと連対ゼロです。

ちなみに3着の4頭は
すべて2016年以降、
かつ3番人気以内の
上位人気馬でした。
(ミッキークイーン、
モズカッチャン、
ラヴズオンリーユー)

 

 

【ポイント3】
古馬が
穴の狙いどころ?

→当レースでは毎年、
「3歳馬・古馬の
どっちが今年は強い?」
とよく論じられます。

そこで、近10年の
馬齢別・成績から
まず診てください。

 

3歳  複勝率26% 3.4.3.29  
4歳  複勝率25% 6.3.6.45  
5歳  複勝率 8% 1.2.1.48  
6歳上 複勝率 5% 0.1.0.21   

 

このように数字上は
3歳・4歳が互角。

しかし3歳馬・古馬の
どちらが「穴」を
多く出しているか?の
視点で診ると、話は
かなり変わります。

近10年の当レースで
3着以内に好走した
全30頭の、3歳馬・
古馬それぞれ人気順の
内訳を診てください。

 

★「3歳馬」の馬券圏好走馬(10頭)
  1・2番人気 6頭    
  3・4番人気 2頭
  5番人気以下 2頭

★「古馬」の馬券圏好走馬(20頭)
  1・2番人気 6頭
  3・4番人気 5頭
  5番人気以下 9頭

 

このように、3歳で
好走した馬の大半が
上位人気。

しかし古馬は逆です。
穴馬の好走が多い。
5番人気以下で快走した
馬が9頭もいます。

つまり、当レースで
妙味を連れてくる馬の
多くが古馬なのです。

エリザベス女王杯に
出てくる3歳馬=直前の
クラシックの好走馬が
多いため、どうしても
過剰人気気味。

逆に古馬牝馬は直前の
叩き台戦で負けてくる
ケースも多いですし
もともと古馬牝馬には
マンネリ感も漂うため、
ファンもマスコミも
どうしても3歳のほうに
目を奪われがち。古馬の
ほうに妙味が出ます。

しかし3歳馬=その高い
人気ほど走れておらず、
逆に古馬牝馬は人気が
低いワリに走っている、
というワケです。

エリザベス女王杯で
3歳馬・古馬のどちらが
お買い得か?の答えは
古馬、となります。

 

 

【ポイント4】
ディープ・キンカメに
連対ナシ?

→近10年の当レースで
ディープ産駒は
(2.2.5.22)。
キンカメ産駒は
(0.0.4.8)。

両者とも複勝率では
標準級ですが、
連対頻度が低めです。
前者が連対率13%で
ディープのワリに
けっこう低いですし
後者は連対ゼロ。

変則的な要素も多い
京都施行の当レース。
ゆえに、王道的な
両種牡馬が備える
素養とは少しズレが
あるというコトかも
しれません。

連対率で言えば
ステイゴールドが
(0.3.0.7)30%、
ハ-ツクライが
(1.2.0.8)27%と
堅調。いわゆる
スタミナ色の強い
種牡馬の産駒がよく
連対しているコトに
なります。

 

 

【ポイント5】
外枠が
かなり苦しい

→近10年の枠別・
成績は下記のとおり。

 

1・2枠 複勝率21% 4.2.2.31
3・4枠 複勝率23% 2.2.5.31
5・6枠 複勝率21% 2.4.2.31
7・8枠 複勝率10% 2.2.1.50

 

この距離で外回りなら
枠は全く関係ない…と
言いたいところですが
実は大いに関係あり。

1~6枠ではほとんど
成績が変わりませんが
7枠から外枠の馬だけ
苦戦しています。

 

 

【ポイント6】
前走条件戦からの
経由馬は、ほぼ
通用していない

→近10年の通算で
30頭出走(0.1.1.28)、
複勝率わずか7%。
毎年何頭かは果敢に
挑んできていますが
ほぼ通じていません。

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

———–
エリザベス女王杯   ポイント1・4 該当馬

【ポイント1/前走が府中牝馬S】 5頭
  イズジョーノキセキ
  シンリョクカ
  ディヴィ-ナ
  ライラック
  ルージュエヴァイユ

【ポイント4/ディープ・キンカメ産駒】  ▼軽視馬として 2頭
  ククナ
  サリエラ

 

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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