『ジャパンCの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ジャパンC」の
穴馬探しを
お届けします。

ジャパンCは
11月26日(日)、
東京競馬場で行われる
国際G1レースです。
今年から1着賞金5億円。

さっそく
ジャパンCの
ポイントを記します。

 

 

【ポイント1】
本気度の高い
日本馬は7頭だけ?

→今年のジャパンCは
当初、外国馬2頭+
日本馬7頭の9頭だての
想定でした。

その後、JRAが出走を
各陣営に働きかけた模様。

外国馬1頭は回避も
結局、外国馬1頭+
日本馬18頭=計19頭の
登録に膨れています。

つまり、日本馬の
登録18頭のうち7頭は
出走を最初から決めて
いた「ヤル気満々」の
馬ですが、他11頭は
急きょ出走を決めた馬、
というコト。

ですから日本馬18頭の
うち、まずその7頭の
本気度を加点評価する
コトを、今年の予想の
出発点とするべきかも
しれません。

 

 

【ポイント2】
ジャパンCは
報奨金対象レース

→ジャパンCはJRAの
報奨金対象レースです。

ドバイシーマCや
凱旋門賞など海外の
24のJRA指定レースの
その年の優勝馬が
ジャパンCに出走すると
報奨金が交付されます。

その金額は、
ジャパンC優勝で
外国馬300万ドル、
日本馬200万ドル。
2着で
外国馬120万ドル、
日本馬40万ドル。
4着以下でも
外国馬20万ドル、
日本馬10万ドル。

なお指定レースの
「その年の優勝馬」
ではない外国馬の場合
ジャパンC出走で
着順に関わらず
報奨金はたったの
10万ドルですから
かなり差があります。

膨大な額の賞金こそ
最大のモチベーション。
これも、当レースの
予想作業において
ベースとなる項目です。

 

 

【ポイント3】
好走している
外国馬の傾向

→最近のジャパンCで
上位好走した外国馬の
共通項を確認します。

2005年以降、
5着以内に好走した
外国馬は以下7頭。

 

05年1着 アルカセット    デットーリ 牡5英 
     中5週 前走5着(G1)
05年5着 ウィジャボード   ファロン  牝4英 
     中3週 前走2着(G1)
06年3着 ウィジャボード   デットーリ 牝5英 
     中2週 前走1着(G1)
09年4着 コンデュイット   ムーア   牡4英 
     中2週 前走1着(G1)
13年5着 ドゥ-ナデン    スペンサー 牡7仏 
     中2週 前走11着(G1)
17年5着 アイダホ      ムーア   牡4愛 
     中5週 前走4着(G1)
20年5着 グランドグローリ- Cデムーロ 牝5仏 
     中7週 前走2着(G1)

 

7頭の共通項は…

(1)7頭すべて、4歳以上
(2)7頭すべて、前走G1出走
(3)7頭すべて、調教国は英・仏・愛
(4)7頭中6頭が、中5週以下
(5)7頭中6頭が、鞍上がすでに日本の重賞で
   馬券圏好走実績があった

 

以上5項目に「完全」に
合致する外国馬がいれば、
要注目かもしれません。

 

 

【ポイント4】
ジャパンCの「穴」は
この4パターン

→近10年の
ジャパンCでは
4つの穴パターンに
該当する馬しか、
穴を空けていません。
下記を診てください。

 

13年2着 デニムアンドルビー ◎
13年3着 トーセンジョーダン ★
14年3着 スピルバーグ    ☆
15年2着 ラストインパクト  ★
16年2着 サウンズオブアース ○
16年3着 シュヴァルグラン  ○
17年1着 シュヴァルグラン  ○
19年2着 カレンブーケド-ル ◎

 

コレは、近10年で
5番人気以下で
馬券圏に走った12頭。

この12頭は、
「4つの穴パターン」の
いずれかに該当します。

パターン1〈◎印〉、
「3歳馬」。

パターン2〈★印〉、
「前走の天皇賞秋で
連対を外した馬」。
秋天を叩き台に徹して
ココで本気勝負、と
いう馬です。

パターン3〈○印〉
「前走2400m超のG2で
掲示板に好走した馬」。

パターン4〈☆印〉
「前走の秋天1着も
今回低人気だった馬」。
ただし今回はコレの
該当馬はいません。

ですので、今年は
パターン1・2・3の
いずれかの該当馬=
穴資格馬となりますが…

今年は数頭の該当馬が
出走の模様。果たして
どうなりますか?

 

 

【ポイント5】
脅威の1枠好走率

→近10年の枠別・
複勝率は次のとおり。
1枠馬のアベレージが
断然です。

 

1枠 複勝率47% 4.3.1.9
2枠 複勝率32% 2.0.4.13
3枠 複勝率25% 2.1.2.15
4枠 複勝率15% 1.2.0.17
5枠 複勝率10% 0.2.0.18
6枠 複勝率 5% 0.1.0.19
7枠 複勝率17% 1.1.2.20
8枠 複勝率 4% 0.0.1.26

 

しかも、1枠に次いで
2枠→3枠が成績優秀。

逆に、8枠は最悪の
アベレージ。

究極ハイレベル戦の
ジャパンCですが、
開催が進んで馬場の
内が踏み固められて
いるためか、内から
ロスなく進められる
内枠馬の成績が良い
傾向が顕著です。

 

 

【ポイント6】
泡沫候補が
まったく通じない

→前走が国内の
G3+オープン特別+
条件戦+地方レースに
出走していた馬は
近10年(0.0.0.16)。
いわゆる泡沫候補は
全く通じていません。

 

 

【ポイント7】
牝馬がよく走る

→近10年の牡牝別・
成績は下記のとおり。
牝馬がよく走ります。

 

牝   複勝率28% 4.2.1.18
牡セン 複勝率16% 6.8.9.119

 

牝馬ならではのキレ・
瞬発力が活きやすい
緩い流れになる年が
多いこと、直前の
エリザベス女王杯に
目もくれずにココへ
回ってくる牝馬=
そもそもスケールで
全く見劣らない馬が
多い点が牝馬健闘の
要因でしょう。

 

 

【ポイント8】
パンサラッサ出走が
歓迎の馬は?

→パンサラッサが
当レースに急きょ登録。
出走の構えを見せて
います。

もし本当に出走して
きた場合、展開面の
カギを握るのは
間違いなし。今回も
淀みないペースを作り
逃げていくでしょう。

となると、よくある
道中スローからの
上がり勝負にはならず、
タフなレースとなる
可能性が一気に大きく
なります。

パンサラッサが本当に
出走してそのような
流れになった際、最も
恩恵を受ける馬は?

その点も、今年の
当レースの予想の
カギとなりそうです。

 

 

以上8点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

———–
ジャパンC   ポイント1・4 該当馬

【ポイント1/出走を最初から決めていた日本馬7頭】 7頭
  イクイノックス
  ショウナンバシット
  リバティアイランド
  ドウデュース
  ディープボンド
  ヴェラアズール
  タイトルホルダー

【ポイント4/3つの穴パターンいずれかに該当】 6頭
  ショウナンバシット(パターン1)
  リバティアイランド(パターン1)
  エヒト      (パターン2)
  ダノンベルーガ  (パターン2)
  ドウデュース   (パターン2)
  ディープボンド  (パターン3)

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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