『中山大障害2023の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「中山大障害」の
穴馬探しを
お届けします。

中山大障害は
12月23日(土)に
行われる障害G1。

今年は、冬の中山の
発走時刻の変更で
15時台の発走と
なりました。

土曜施行ですので
さっそく中山大障害の
ポイントを記します。

なお昨年は会員様に
ゼノヴァ-ス・
マイネルレオーネの
2頭をダブル推奨。

3・6番人気でしたが
2・3着に好走して
くれましたので、
昨年の予想=成功と
捉え、昨年の予想時に
用いた各ポイントも
引き続き使いながら
進めます。

 

 

【ポイント1】
「中山の障害」で
好走実積が無いと
苦しい

→単純な話ですが、
大切な話ですので
毎年お伝えしています。

近7年の好走馬21頭の、
それまでの「中山の
障害戦」での成績を
診てください。

 

17年1着 オジュウチョウサン 3.2.0.2
17年2着 アップトゥデイト  2.2.1.0
17年3着 ルペールノエル   1.0.1.1
18年1着 ニホンピロバロン  2.1.1.0
18年2着 タイセイドリーム  1.0.0.1
18年3着 マイネルプロンプト 2.1.0.2
19年1着 シングンマイケル  0.1.0.0
19年2着 プライトクオーツ  0.0.0.1 ※
19年3着 メイショウダッサイ 0.1.0.0
20年1着 メイショウダッサイ 1.2.1.1
20年2着 ケンホファヴァルト 出走ナシ ※
20年3着 タガノエスプレッソ 0.0.1.0
21年1着 オジュウチョウサン 7.2.0.3
21年2着 ブラゾンダム-ル  1.0.1.1
21年3着 レオビヨンド    2.0.0.1
22年1着 ニシノデイジ-   出走ナシ ※
22年2着 ゼノヴァ-ス    0.0.1.1
22年3着 マイネルレオーネ  1.0.1.0  

 

このように
「中山障害で好走した
経験が無かった馬」は
15頭中3頭だけ(※印)。

つまり中山大障害で
好走するためには
まずは中山の障害で
馬券圏に好走した
実積が、必須となる
ワケです。
(大障害戦でなくても可)

高低差の大きな坂を
下って上る、特殊性が
強い中山の障害戦。

大障害ではない
普通の障害戦でも
その坂を通ります。

そんな特殊舞台の
中山の障害で好走した
経験の有無が大障害の
結果に響いている、と
いうコトでしょう。

しかもロングランゆえ
坂を何度も上り下りする
タフな大障害ですから
尚更です。

「中山の障害戦」で
好走実積が無い馬は
評価を割り引きたい
レースです。

 

 

【ポイント2】
「障害重賞勝ち」が
無い馬も苦しい

→近10年の
障害重賞勝ちの
有無別の成績を
診てください。

顕著な差が出ており
障害重賞勝ちのある
馬が優勢です。

障害重賞勝ち
あり 複勝率36% 8.5.4.30
なし 複勝率14% 2.5.6.78

 

 

【ポイント3】
東京ハイジャンプ組に
大注目

→近10年の前走の
「格」別成績を
診てください。

 

JG1 複勝率33% 1.0.0.2
JG2 複勝率56% 5.2.3.8
JG3 複勝率18% 1.2.2.23
OP  複勝率15% 3.4.5.70
その他 複勝率29% 0.2.0.5

 

このように、前走で
J.G2を使ってきた
馬が断然優勢です。

ちなみに、その
J.G2=18頭すべて
東京ハイジャンプ組。
7年連続連対中です。

当レースへの間隔も
程よく空いていますし、
東京の障害戦はあまり
消耗戦になりません。
本番への叩き台として
あらゆる意味で最適、
ゆえに結果も出ている、
というコトでしょう。

東京ハイジャンプ=
目下の中山大障害への
王道路線なのです。

 

 

【ポイント4】
「京都JS」組は
かなり苦しい

→逆に「京都JS」組の
成績が(0.1.1.19)。
複勝率5%と低調です。

京都JS=J.G3ですが
レースレベルが高く
ないうえに、中山と
コースの性質が逆と
言える京都の障害で
行われる重賞ですので、
京都JSで直前好走した
履歴はアテにしづらい、
というコトでしょう。

近年の京都JSは阪神で
行われていましたが
相変わらず、この組は
大障害で好走できて
いませんので、やはり
京都JSのレースの
レベルじたいの問題が
大きいのかもしれません。

 

 

【ポイント5】
坂路調教馬は
かなり苦しい

→近6年の当レースで
最終調教を坂路で
行った馬は(1.0.1.20)、
複勝率9%と低調です。

スタミナが鍛えられない
坂路で追われた馬では
タフな中山大障害は
厳しいのでしょうか。
ちなみにウッド追いの
馬の成績は(4.5.2.34)、
複勝率24%と堅調です。

 

 

【ポイント6】
ベテランの活躍が
近年減少

→かつての大障害は
「ベテランが何度も
挑んだうえで、ついに
悲願の障害G1制覇を
達成する」シーンが
よく見られました。

それが、馬券の肝と
なっていたほどです。

しかし最近は様変わり。
若い馬が普通にハバを
利かせるようになって
います。近10年の
馬齢別の成績は下記の
とおり。「7歳上」が
もっとも低調です。

 

4歳下 1.0.1.09 複勝率18%
5歳  4.4.1.28 複勝率24%
6歳  2.3.5.23 複勝率30%
7歳上 3.3.3.48 複勝率16%

 

以前より平地→障害に
下りる馬のレベルが
上がり、調教技術の
進歩もあって、落馬が
かなり減っています。

つまり、障害界全体が
レベルアップしている=
ベテランが実績を武器に
長期間活躍できるような
甘い世界ではなくなって
いるのでしょう。

7歳超のベテラン馬は
少し評価を割り引きたい
レースです。。

 

 

【ポイント7】
関西馬が断然優勢

→近10年所属別成績は
下記のとおりです。
関西馬が断然優勢。

 

関西馬 4.8.10.60 複勝率27%
関東馬 6.2.0.48  複勝率14%

 

障害レースは、
全体的にも西高東低が
顕著と以前にも当欄で
記しましたが、障害の
最高峰G1であるこの
レースにおいてもその
傾向がハッキリ現れて
いるワケです。

 

 

以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

———–
中山大障害 ポイント2・3 該当馬

【ポイント2/障害重賞勝ちナシ】 ▼軽視馬として 7頭
  ギガバッケン
  ネビーイーム
  ハーツシンフォニー
  ビレッジイーグル
  マイネルヴァッサー
  マイネルレオーネ
  ヤップヤップヤップ

【ポイント3/前走東京ハイジャンプ出走】 3頭
  ジューンペロシティ
  ニシノデイジー
  マイネルグロン

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

データ競馬:TARGET frontier JV


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