『中山牝馬Sは穴馬がズバズバと好走する法則に注目だ!』田中洋平
今週末はヴィクトリアマイルの前哨戦、
中山牝馬Sですね。
過去10年のデータを見てみると、
1番人気の成績がこの通り↓
勝率10% 連対率30% 複勝率50%
単勝回収率45% 複勝回収率80%
本来なら10年で5連対以上が期待できるはずですが、
わずか3連対してしていません。
牝馬のハンデ戦なので、
大いに荒れるレースとなっています。
そんな荒れる中山牝馬Sで、
穴馬がズバズバと好走する「ある法則」があります。
それは外枠の馬たち。
2~6枠 → 10連対
7~8枠 → 10連対
1枠は鬼門で、
過去10年で3着が1頭しかいません。
だまって消しで良さそうです。
◆2~6枠
勝率6% 連対率10% 複勝率18%
単勝回収率47% 複勝回収率66%
◆7~8枠
勝率10% 連対率28% 複勝率31%
単勝回収率320% 複勝回収率181%
このように外枠と内~中枠では、
成績、回収率の面で大きな違いがあります。
中山牝馬Sは、
とにかく7~8枠に入った4頭に大注目!
2014年 7枠13番
ケイアイエレガント 10番人気2着
2018年 8枠14番
カワキタエンカ 6番人気1着
2020年 8枠15番
リュヌルージュ 14番人気2着
2021年 7枠13番
リュヌルージュ 7番人気1着
2022年 8枠16番
クリノプレミアム 15番人気1着
2022年 7枠14番
アブレイズ 12番人気2着
2023年 7枠12番
ストーリア 6番人気2着
このように多くの人気薄の馬が、
7~8枠からズバズバと穴をあけているのです。
さらにこの7~8枠の中から、
少し絞り込みをかけるなら、4~5歳の馬がオススメ。
◆7~8枠・4~5歳
勝率13% 連対率32% 複勝率32%
単勝回収率403% 複勝回収率215%
競走馬は5歳が能力のピークなので、
6歳以上の馬は、
中山牝馬Sでは好走率が落ちるようです。
さらに普遍の法則である、
前走馬体重に注目してみると、
ある程度の馬格がある方が良いですね。
◆7~8枠・4~5歳・前走馬体重460kg以上
勝率18% 連対率41% 複勝率41%
単勝回収率568% 複勝回収率297%
まとめると、
中山牝馬Sの軸馬候補は、
7~8枠に入った4~5歳馬で、前走馬体重が460kg以上の馬。
ここまで絞ると、
対象が1~3頭くらいになると思います。
あとは馬連の全頭流しをしても、
引きが良ければ、馬連万馬券をゲットできます。
引きが悪ければ相手に1番人気が入るなどして、
低配当になってしまう可能性もありますが、
確率の高い宝くじ馬券として、狙ってみるのも面白いと思います。
ぜひ参考にしてください。
投稿者プロフィール
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田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
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