『横山武史騎手は芝なら1~2枠、ダートは7~8枠が狙い目!』田中洋平

 

先週は桜花賞トライアルの

フィリーズレビューと、アネモネSでしたね。

 

フィリーズレビューは3着まで、

アネモネSは2着までに優先出走権が与えられる。

 

◆フィリーズレビュー

1着 エトヴプレ

2着 コラソンビート

3着 セシリエプラージュ

 

◆アネモネS

1着 キャットファイト

2着 テウメッサ

 

この5頭ですが、

本番の桜花賞ではあまり活躍できないジンクスもあります。

 

過去10年のデータを見てみると、

フィリーズレビュー経由の馬が1勝、3着2回。

 

勝率2% 連対率2% 複勝率7%

単勝回収率88% 複勝回収率36%

 

46頭が出走して、

勝利したのは2017年のレーヌミノルだけ。

 

しかも単勝オッズ40.8倍の8番人気だったので、

単勝回収率をハネ上げているだけで、

成績面や複勝回収率はけっこう厳しいですね。

 

さらにアネモネS組にいたっては、

過去10年で22頭が桜花賞に出走して、

2017年のディアドラの6着が最高順位。

 

馬券には絡めていません。

 

桜花賞はチューリップ賞組が11連対、

阪神ジュベナイルフィリーズからの直行組が4連対と、

この2レース経由の馬が、毎年活躍する傾向なんですよね。

 

とは言え、

出走する以上はチャンスが無いわけではないので、

フィリーズレビュー&アネモネS組にも頑張ってもらいたいと思います。

 

そんなフィリーズレビューで1番人気に推されたのが、

今をときめくスワーヴリチャードの産駒、コラソンビート。

 

チューリップ賞を強烈な内容で勝ったスウィープフィート、

そして桜花賞で最有力候補になりそうな、

阪神ジュベナイルフィリーズを勝利したレガレイラも、

スワーヴリチャードの産駒ですからね。

 

スワーヴリチャード恐るべしなんですが、

コラソンビートはマイネル軍団の馬で、

久々にG1を勝てるチャンスがある馬だな、という印象。

 

阪神ジュベナイルフィリーズを、

0.2秒差の3着ですからね。

 

調べてみると、

現時点で現役のマイネル軍団の馬で、

スワーヴリチャード産駒なのはコラソンビートだけ。

 

なかなかレアな存在です。

 

そしてコラソンビートに騎乗した横山武史騎手も

マイネル軍団の有力馬に乗ることが多い騎手。

 

最近、一時期ほどの勢いはなくなったかな、

と感じたので調べてみました。

 

勝率16% 連対率27% 複勝率40%

単勝回収率59% 複勝回収率72%

 

これは2023~2024年3月中旬までの成績。

 

過剰人気になっているのか、回収率が良くないです。

 

そこで人気別に見てみると、

上位人気の馬に乗ったら、好成績が多い。

 

反対に下位人気の馬に乗ったら、

まったく馬券に絡まない、ということが分かりました。

 

◆1~2番人気

勝率29% 連対率44% 複勝率59%

単勝回収率82% 複勝回収率83%

 

◆3~6番人気

勝率8% 連対率19% 複勝率34%

単勝回収率60% 複勝回収率76%

 

◆7~18番人気

勝率0% 連対率3% 複勝率6%

単勝回収率0% 複勝回収率28%

 

いかがですか?

 

7~18番人気の馬に乗った時の成績は、

本当にヒドイと思います。

 

ただ馬につかまって回ってきただけで、

能力の足りない馬を、何とかして馬券圏内に!

という気概がないのかな、という成績。

 

反対に1~2番人気の強い馬に乗ったら、

通常の1~2番人気以上の成績を叩き出しています。

 

まだまだ若手なので、

分かりやすくムラがあるのかもしれません。

 

また面白いのが、

横山武史騎手が1~2番人気に騎乗していて、

芝なら有利な1~2枠、ダートで有利な7~8枠だと、

優秀な成績になります。

 

◆芝1~2枠

勝率41% 連対率50% 複勝率62%

単勝回収率110% 複勝回収率86%

 

◆ダート7~8枠

勝率39% 連対率48% 複勝率66%

単勝回収率106% 複勝回収率93%

 

このようにダブルで、

単勝回収率が100%を超えます。

 

強い馬に乗って、

有利な条件であれば、しっかり勝ち切るのが横山武史騎手。

 

逆にチャンスが少ない馬に乗ったら、

しっかり負けるのが横山武史騎手。

 

なんでしょう。

 

分かりやすい騎手なので、

この辺の見極めをしっかりすれば、

馬券に役立ちそうですよね。

 

ぜひ参考にしてください。

 

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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