『九州産馬限定戦はこの部分に注目すれば予想がしやすい!』田中洋平

 

1年で3回しかレースがない、

九州産馬限定戦。

 

九州産馬と言えば、

最近なら北九州記念を制したヨカヨカや、

中山グランドジャンプを勝ったイロゴトシなどが有名。

 

しかし馬産のメッカと言えば、

やはり北海道なので、

有力種牡馬も北海道に集中します。

 

そのため、

なかなか強い馬が産まれない状況。

 

ただウィキペディアを見てみると、

戦前は南九州(熊本、宮崎、鹿児島)が

競走馬の生産が盛んだった。

 

しかし戦後になって、

馬産地の中心が北海道に移って、

さらに巨大化していったため、

南九州の馬産の地位が低下してしまった。

 

と書いてあります。

 

なるほど、そうだったのか!

と納得。

 

ただ現在は北海道で種付けした九州の繁殖牝馬を、

九州で出産させる、持ち込みの九州馬が増えているので、

徐々に競走馬のレベルが上がっているとのこと。

 

競馬を盛り上げるために、

九州からスターホースが出て欲しいと思います。

 

最近はめっきり減りましたが、

地方競馬出身のオグリキャップや、

ライデンリーダー、コスモバルクなど、

非主流のラインから強い馬が現れると盛り上がりますからね。

 

それと余談なんですが、

今年の4月に仕事で鹿児島に行った際に、

霧島アート牧場という引退馬などを預かっている牧場に伺いました。

 

 

広々とした敷地で、

のんびりと過ごしている馬をみて癒される時間。

 

というか、

一点を見つめて微動だにしない馬が多くて、

動画を撮ってても、静止画みたいになっていました。

 

それくらい、のんびりしている、

ということなんでしょう。

 

さて、本題に戻すと、

九州産馬限定のレースは、毎年3回だけ。

 

2024年はすでに2回終えているので、

レースはあと1回だと思われます。

 

2021年 3レース

2022年 3レース

2023年 3レース

2024年 2レース

 

この計11レースで、

各生産県の成績はこのようになっています。

 

熊本県 1着7回 2着5回 3着1回

鹿児島県 1着4回 2着5回 3着6回

宮崎県 1着0回 2着1回 3着4回

 

熊本県で生産された馬が一番強くて、

次が鹿児島県、そして宮崎県はやや遅れを取っている。

 

では続いて、

勝ち負けできる1~4番人気のデータを見てみましょう。

 

◆熊本県

勝率25% 連対率45% 複勝率50%

単勝回収率96% 複勝回収率83%

 

◆鹿児島県

勝率20% 連対率40% 複勝率55%

単勝回収率91% 複勝回収率82%

 

◆宮崎県

勝率0% 連対率0% 複勝率0%

単勝回収率0% 複勝回収率0%

 

このように熊本県と鹿児島県は、

単勝回収率90%超えと優秀なのですが、

宮崎県は厳しい結果ですね。

 

そもそも宮崎県生産の馬が、

上位人気になることがデータを見ると少ないのですが、

もし人気なっていたら少し評価を落とす。

 

という評価で良さそうです。

 

ぜひ参考にしてください。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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