『アイビスサマーダッシュ2024の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「アイビスSD」の
穴馬探しを
お届けします。
東日本の開催は
次週から新潟へ
舞台を移します。
9月1日まで6週間。
また、次週と
次々週は西日本の
開催がありません。
新潟・札幌2場での
開催となります。
アイビスSDは
7月28日(日)に
新潟直線1000mで
行われるG3重賞。
JRAでは唯一の
「千直」重賞です。
なお、次週と
次々週の新潟では
暑熱対策として
「3時間の昼休み」が
設けられますので、
このアイビスSDは
当日の第7Rとして
行われます。
最終第12Rの発走は
18時25分。
さっそく
アイビスSDの
ポイントを
お伝えします。
【ポイント1】
栗東坂路で
好時計を出した馬が
サッパリ来ない
→2017年以降の
当レースに出走した
「栗東坂路での
最終追い切りで
52.4秒よりも
速い全体時計」を
出していた馬は
全部で11頭。
しかし下記のように
全滅しています。
17年 アクティブミノル 51.2秒 4着 2人気
17年 ネロ 50.3秒 10着 3人気
17年 ブレイズエタ−ナル 51.7秒 8着 7人気
18年 レッドラウダ 52.3秒 10着 5人気
19年 レッドラウダ 51.1秒 9着 13人気
19年 ダイメイプリンセス 51.7秒 6着 2人気
20年 ダイメイプリンセス 52.3秒 5着 3人気
21年 モントライゼ 52.0秒 12着 3人気
22年 スティクス 52.0秒 5着 13人気
22年 クリスティ 51.3秒 16着 10人気
23年 ジャングロ 51.1秒 6着 4人気
昨年も4番人気の
ジャングロが
51.1秒を出して
出走しましたが凡走。
逆に53.8秒という
遅めの時計を
出してきた馬が
好走しました。
タフな栗東坂路で
好時計を出してきた
馬は、スピード戦の
ココでいかにも
買いたくなりますが
意外に?レース結果と
直結していません。
さらに要注目なのは
上記11頭のうち
「5番人気以内」の
人気馬が7頭も
含まれている点です。
最終調教で好時計を
出した馬=週中の
各報道で取り上げられ
高人気に推されがち。
しかしタフな真夏の
栗東坂路でハードに
駆けてきた疲れ?を
残した状態で新潟へ
輸送されるコトで馬に
キツい状況となって
いるのかもしれません。
いずれにせよ要注意。
【ポイント2】
調教コース別の
明確な傾向
→では実際に
どんな最終調教を
施された馬が
当レースで好走して
いるかと言えば…
2017年以降の
当レースにおける
最終調教の場所別・
成績を診てください。
栗東坂路
52.4秒以下 複勝率 0% 0.0.0.11
52.5秒以上 複勝率22% 2.2.4.29
栗東Cウッド 複勝率13% 0.1.0.7
——————————
美浦坂路 複勝率 0% 0.0.0.23
美浦ウッド 複勝率38% 4.1.3.13
——————————
ポリ 複勝率44% 1.3.0.5
前項で栗東坂路組の
速い時計に意味ナシと
お伝えしましたが、
じつは上記のように
「美浦」坂路組に
関しては、時計に
関係なく23頭全滅。
つまり、全般的に
「坂路組」が
苦戦している近年の
当レースなのです。
かわって好況なのが
美浦ウッド組、そして
ポリトラック組。共に
頭数こそ少ないものの
かなり好アベレージ。
ポリトラック組の
好成績は千直の鬼・
ライオンボスの
貢献度が高いですが、
美浦ウッドの好走馬は
オールアットワンスを
除くと全て「別馬」。
しかも、昨年は
9・6番人気の2頭が
ワンツーでしたから
今年も美浦ウッド組は
要マークと診ています。
【ポイント3】
父ミスプロ系が
5連勝中
→近5年の好走馬・
15頭の血統を診て
ください。
19年1着 父ミスプロ系
2着
3着
20年1着 父ミスプロ系
2着 父ミスプロ系
3着 父ミスプロ系
21年1着 父ミスプロ系
2着 父ミスプロ系
3着 父ミスプロ系
22年1着 父ミスプロ系
2着 父ミスプロ系
3着(母父ミスプロ系)
23年1着 父ミスプロ系
2着 父ミスプロ系
3着(母父ミスプロ系)
このように、
父ミスプロ系が
5連覇中。
5年間の好走馬15頭を
診ても、うち11頭が
父ミスプロ系です。
ダート短距離的な
一本調子スピードが
セールスポイントの
ミスプロ系ですから、
当レースで好走する
ために必要な素養と
単純に合っている、と
いう事なのでしょう。
22年と23年の3着は
母方がミスプロ系で
しかも2頭は同一馬ですが
父は純・ダート血統の
ヴァンセンヌでした。
つまり父ミスプロで
なくても母父に
ミスプロが入り、かつ
父がダートタイプなら
好走の可能性が高まる、
とも言えそうです。
【ポイント4】
条件戦を
前走で使った馬が
勝っていない
→近10年通算で
(0.1.4.24)と
未勝利。2着も
20年ビリーバーの
1頭だけです。
【ポイント5】
やっぱり外枠が
よく来る
→誰もが知ってる?
新潟千直=外枠有利の
法則。アイビスSDも
やはり同じコトです。
何年たっても傾向は
同じ。近10年の枠別・
成績を診てください。
1枠 複勝率12% 0.0.2.15
2枠 複勝率18% 2.1.0.14
3枠 複勝率 6% 0.0.1.17
4枠 複勝率10% 1.1.0.18
5枠 複勝率20% 1.2.1.16
6枠 複勝率25% 1.2.2.15
7枠 複勝率25% 1.2.3.18
8枠 複勝率29% 4.2.1.17
複勝率20%超えは
全て、5枠から外。
「外枠>内枠」と
言っていいでしょう。
ただ、前へ行けない
タイプの馬には外枠が
かえって「仇」となる
ケースもあります。
各馬が外ラチ沿いに
集中するため、前に
行けた馬はいいものの
中位より後ろに構えた
外枠馬は前が壁になる
危険も高いからです。
あくまで、外枠から
スンナリ先行できそうな
馬が狙い目。たとえ
外枠でも差しタイプの
馬は評価を下げる必要が
あります。
【ポイント6】
近年は
スペシャリストの
好走が急増
→近10年の当レースで
3着以内に好走した
30頭の前々走&前走を
診てください。左から
前々走・前走。
14年1着 ◆
14年2着 ◇ ◇
14年3着 ◆
15年1着 ◇ ◇
15年2着 ◇ ◇
15年3着
16年1着 ◇
16年2着 ◇ ◆
16年3着 ◆ ◆
17年1着 ◆ ◆
17年2着 ◆ ◆
17年3着 ◇ ◇
18年1着 ◆
18年2着 ◇
18年3着 ◆ ◇
19年1着 ◆ ◆
19年2着 ◆ ◆
19年3着 ◇ ◇
20年1着 ◇ ◆
20年2着 ◇ ◆
20年3着
21年1着 ◇
21年2着 ◇ ◆
21年3着
22年1着 ◆
22年2着 ◇ ◆
22年3着 ◆
23年1着 ◆ ◆
23年2着 ◆
23年3着
◇=千直以外の
1400m以下の
レースで先行。
(着順不問)
◆=新潟千直で
6着以内に好走。
上記30頭のうち
26頭に、何らかの
印が付きました。
つまり当レースで
好走するためには
直近2走いずれかで…
・新潟千直以外の
短距離戦で先行した
(着順関係ナシ)
・新潟千直で
ソコソコ好走した
どちらかの履歴が
無いと苦しいコトに
なります。
ただ、近年は
◆印馬=前走や
前々走の新潟千直で
掲示板に好走した、
いわゆる千直の
スペシャリストの
好走が増えている
印象です。
【ポイント7】
牝馬優勢
→近10年で牝馬が
(7.6.5.65)、
複勝率22%。
牡馬(3.4.5.65)、
複勝率16%に
対して優勢です。
夏競馬、短い距離。
「牝馬」が頑張れる
要素が2つ揃っている
レースらしい傾向と
言えましょう。
投稿者プロフィール

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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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・出馬表にデータマイニングの順位・数値を表示させたい
・特定の2頭の直接対戦の結果・経歴を調べたい
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