『エリザベス女王杯の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「エリザベス女王杯」の
穴馬探しをお届けします。
エリザベス女王杯は
11/7(日)に
京都芝2200mで行われる
牝馬ナンバーワン決定戦です。
今年は、ジャパンCに回る
強い牝馬が不在。ケガで
リタイアした馬もほとんど
おらず、強烈なメンバーが
揃いました。3頭の秋華賞馬が
揃うのは18年ぶりだそう。
このように「メンバーが
揃ったハイレベル戦」は
荒れないのが相場ですが…
どうでしょうか。
さっそく、当レースの
考察ポイントをお伝えする
ことにしましょう。
【ポイント1】
古馬が「穴をあける」
レース
→牝馬限定のG1は
年2回行われますが、
ヴィクトリアマイルと
エリザベス女王杯の
最大の違いは「3歳馬の
参戦の有無」。
毎年、エリザベス女王杯の
前になると各メディアで
「今年は3歳馬・古馬の
どちら強いのか?」と
よく論じられます。
3歳牝馬のトップホースが
古馬牝馬のトップホースに
はじめてガチンコで挑む
G1ですから、世代間比較が
非常に難しく毎年その点が
話題に挙がるワケです。
そこで、まず近10年の
当レースの馬齢別成績から
診ていただきましょう。
3歳 複勝率23% 4.4.3.36
4歳 複勝率24% 4.3.6.42
5歳 複勝率 9% 2.2.0.43
6歳上 複勝率10% 0.1.1.18
このように、数字上では
3歳馬と4歳馬が「互角」。
3歳馬が通用していると
言えます。
何しろ馬券圏に好走した
30頭(近10年)のうち
11頭が3歳馬。毎年1頭は
3歳馬が馬券に絡んでいる
計算です。
しかし。ここからが
話の「キモ」ですが、
3歳馬・古馬のどちらが
穴を多く出しているか?
その視点で改めて診ると
話はガラッと変わります。
近10年の当レースで
3着以内に好走した30頭の、
3歳馬・古馬それぞれの
「人気順」内訳を診て
ください。
★3着以内に好走した
〈3歳馬〉11頭の人気順内訳
1・2番人気 7頭
3・4番人気 3頭
5番人気以下 1頭
★3着以内に好走した
〈古馬〉19頭の人気順内訳
1・2番人気 7頭
3・4番人気 4頭
5番人気以下 8頭
一目瞭然。
3歳馬は「1・2番人気」が
多く馬券に絡んでいるのに
対して、古馬は「穴馬」の
好走が非常に多いのです。
近10年の当レースで
3着以内に好走した
「5番人気以下の穴馬」9頭の
うち、じつに8頭が古馬。
また8番人気以下の3歳馬は
近10年(0.0.0.21)。
つまり『エリザベス女王杯で
穴をあけているのは
ほとんど古馬』なのです。
エリザベス女王杯に出走する
3歳馬=直前のクラシックで
好走してきた馬が多いため、
常に過剰人気になりがち。
逆に、古馬牝馬には何となく
マンネリ感が漂いますから、
ファンもマスコミも3歳馬には
期待値が余分に上積みされて
しまうワケです。
しかし、エリザベス女王杯の
3歳馬=「その高い人気ほど
走れていない」のが現実。
エリザベス女王杯において
3歳馬・古馬の「どちらが
強いのか?」はともかく、
「どちらがお買い得か?」の
観点で選ぶなら断然古馬と
いうことになります。
当欄は今年も
「お買い得の古馬」から
推奨馬を1頭チョイスする
予定です。
PART2では
さらに別のテーマに
ついて記していきます。
PART2に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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