『オーシャンSのデータ考察』西城つよし
第13回夕刊フジ賞オーシャンSが中山・芝1200mで行われます。
スタートしてから最後の直線まで緩いカーブのようになっていて、
外枠を引いた馬は距離損が発生するので不利に見えるこのコース。
果たして今までの結果はどうなっているのか?
なんと距離ロスのない1~3枠を引いた内枠のほうが、
成績が圧倒的に悪いです。
特に3枠に入った馬の勝率、回収率は、
ここ3年間は寂しい結果で、
逆に5枠を引いた馬は勝率8.1、単回収値146と好成績。
ではなぜ外枠で距離ロスがあるのに内枠より外枠の成績が良いのか?
このコースの特徴上、スタートしてから緩いカーブが続き、
本格的なカーブがある3コーナーに突入する前に、
内沿いの好位置を確保できれば距離ロスは減らす事ができます。
そして1200mと距離も短いので、
馬群が縦長になる事は少なく、
馬群に包まれてしまった内枠の馬に脚が残っていても、
前方の好位置を走っている馬たちが壁となり、
身動きがとれなかったり仕掛けるタイミングを逃したりします。
このような事から内枠有利に見えるが、
実際に好走しているのは外枠のほうが多いという結果に繋がります。
そしてこのコースはスタートしてからの方向と、
ゴールする時の方向が180度未満という事もあり、
他のコースよりも距離ロスも比較的少ないので、
外枠に及ぼす影響も少ないのかもしれません。
一応頭の片隅にこの情報も入れていただき、
週末の予想にお役立てください。
それではまた。
投稿者プロフィール
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多角的な検証を得意とする競馬研究家
レースの有利不利を、次走の予想に繋げる馬券術には定評がある。持ち前の探究心から、多角的な検証を得意としている。競馬最強の法則にも掲載され、いま注目されている競馬研究家。
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