『エプソムCの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「エプソムC」の
穴馬探しをお届けします。

エプソムCは
6月10日(日)に
東京芝1800mで
行われるG3重賞です。

昨年は、推奨馬の
マイネルハニ-が3着に
好走しました(6番人気)。

昨年に一応の結果が
出ているレースですので、
昨年までに記した項目も
引き続き用いつつ、話を
進めていくことにします。

早速、当レースの
ポイントをお伝えしましょう。

【ポイント1】
おそろしいほど
4歳馬が強い

→エプソムCの最大の
ポイントです。近10年の
馬齢別戦績を診てください。

4歳  複勝率42% 7.6.2.21 
5歳  複勝率12% 2.2.1.38 
6歳上 複勝率11% 1.2.7.80

説明の要は無いでしょう。
とにかく4歳馬がめっぽう
強いのがエプソムCです。

安田記念などGIに出たと
しても好勝負できそうな
4歳馬が(賞金を半減された
ばかりの時期的な影響も
あって)目下の収得賞金が
足りなかったり、あるいは
まだ4歳だから…と大事を
とったりして、安田記念に
あえて出ず(or出られず)
当レースに照準を切り替えて
毎年出てきます。

つまり「力上位」の4歳馬、
「のぼり調子」の4歳馬が
エプソムCには多く出てくる
→上記のような4歳優勢の
傾向が表れている、という
ワケです。

今年は安田記念がフルゲートに
満たなかったですが、4歳馬が
1着~6着を独占していました。
もともとの「世代レベル」も
非常に高い現4歳世代。

今年の当レースにも2頭の
4歳馬が登録していますが、
推奨扱いするかはともかく
両馬に何らかの印は付ける
予定です。

【ポイント2】
今年は「キンカメ系」に
要注目の年?

→今年の東京芝1800mは
キングカメハメハ産駒、
ルーラ-シップ産駒の
活躍が目立っています。

キングカメハメハ産駒は
(3.1.2.3)複勝率67%、
ルーラ-シップ産駒は
(4.2.4.7)複勝率59%。

他種牡馬と比較して、この
2頭が抜けているのです。
ちなみにディープ産駒でも
複勝率は29%。

ルーラ-シップは父が
キングカメハメハですから
「父キンカメ系」の馬が
今年の東京芝1800m戦で
大きく躍進していることに
なります。

キングカメハメハは速い
時計に滅法強い筋ですから
今の東京の芝ならなおさら、
(1800m戦で)要注目の
血統といえそう。

なお、当レース自体の
血統傾向としては
キレ・瞬発力型よりも
パワー型の馬が強いのが
特徴。昨年も好走馬3頭の
父はキトゥンズジョイ、
ダイワメジャー、そして
マツリダゴッホという
パワー型ばかりでした。

なおキングカメハメハは
スピード・パワーを
バランスよく備える血と
私は定義しています。

【ポイント3】
内枠>外枠

→近10年の出走全馬の
枠別の成績を診てください。

1・2枠 3.1.4.28 複勝率22%
3・4枠 3.4.2.30    23%
5・6枠 3.2.1.34    15%
7・8枠 1.3.3.48    13%

このように
「内枠>外枠」の傾向が
キレイに現れています。

東京芝1800mは
1~2角の引き込み線から
スタート、すぐカーブを
迎える変則コースですので
このエプソムCに限らず
「内枠有利、外枠不利」の
傾向が顕著。

ですので当レースでの
上記の枠傾向も「必然」と
言えますが、特に、この
エプソムCのような多頭数の
レースにおいては枠傾向が
いっそう顕著に出がちです。

【ポイント4】
前走「メイS」組が不振

→メイSが「エプソムCへの
ステップ戦として5月に
全く同舞台同距離で行われる
オープン特別」の位置付けに
なった2010年以降、
メイS経由馬は当レースで
何と(0.2.0.22)。

メイSをひと叩きしてから
エプソムCを目指す馬は
「ギリギリG3レベル」の
馬が大半を占めるのに対し、
他路線経由馬はそれよりも
そもそものレベルが高い
G2レベルの馬も少なくない
ことが、このメイS組不振の
傾向を生んでいるのだと
診ています。

以上4点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。