『紫苑Sの穴馬探し予想PART1』シベリアン

「紫苑S」の
穴馬探しをお届けします。

いよいよ次週末から
秋の中山・阪神競馬が開幕。

紫苑S
9月8日(土)に中山で
行われる秋華賞TRです。

早速、紫苑Sの
ポイントをお伝えしましょう。

なお、当レースは
一昨年から「重賞」に
格上げされています。

【ポイント1】
毎年やたら「差し」が
届く

→重賞に格上げ後も
いっこうに変わらない
傾向が、コレです。

重賞格上げ後の近2年の
好走馬の脚質を診てください。
相変わらずの差し天国です。

2016年1着馬 マクリ
2016年2着馬 差し
2016年3着馬 差し
2017年1着馬 差し
2017年2着馬 先行
2017年3着馬 差し

重賞に格上げされる前も
下記のように、差し優勢の
傾向が非常に顕著でした。

2012年1着馬 差し
2012年2着馬 差し
2012年3着馬 先行
2013年1着馬 逃げ
2013年2着馬 差し
2013年3着馬 差し
2015年1着馬 差し
2015年2着馬 先行
2015年3着馬 差し

前半が60秒を切るような
淀みない流れの年が多いこと、
G1出走権を獲得するために
ここがラストチャンスの
条件馬が早めに動き出して
差し馬に展開が向くケースが
多いこと、秋の開幕初日の
ため各騎手のペース配分が
まだ完全でないこと、近年の
芝コースは開幕週=むしろ
差しが効く馬場につくられて
いるケースが多いことなどが、
この「差し馬多数台頭」の
要因と診ています。

ともあれ、重賞化された
ここ2年もまったく傾向が
変わりませんので、この
点はしっかり留意したいと
思っています。

【ポイント2】
重賞連対実績を持つ
上位人気馬が
サッパリ走らない

→当ポイントも、重賞に
格上げされてからも
変わらない傾向です。

近10年の当レースに
「すでに重賞で連対した
実績を持っていた」
5番人気以内の馬は
13頭出走していましたが
(0.0.4.9)と連対ゼロ。

重賞連対実績を持つ
格上の馬なのに、1頭も
連対していないのです。

重賞に格上げされると
傾向は変わるかも…とも
思っていましたが結局、
一昨年も「対象馬」が
3頭出走して3・5・16着。
昨年も、唯一の該当馬の
ライジングリーズンが
5着に敗れました。

重賞で連対した実績を
持っている馬=G1秋華賞に
出走するための収得賞金に
余裕があるワケですから、
この紫苑Sで本気の勝負を
賭けてくる必要が全くない=
勝負気配が弱い=好走しない、
ということなのでしょう。

今年も該当馬が出走しますが
推奨扱いしない予定です。

【ポイント3】
重賞格上げ後の近2年は
「前走条件」が少し
厳しくなった?

→重賞格上げ後の近2年で
変わった点はコレ。

以前は「前走で500万を
勝った馬」が毎年馬券に
絡んでいました。08年~
15年の8年間で、じつに
9頭が馬券圏に好走。

しかし、重賞格上げ後の
ここ2年は少し様変わり。
昨年は、前走で500万では
なく「1000万」を勝った&
2着した馬が、1着~3着を
占めたのです。

また、重賞格上げ初年の
一昨年は「500万を勝った
ばかり」の馬が2着に
好走しましたが、その馬は
後のG1馬ヴィヴロス。

ということで、500万を
勝ったばかりの伏兵馬が
バンバン台頭していた
重賞格上げ前と比べると、
近2年は「前走条件」が
スケールアップしている
印象なのです。

重賞格上げ後の近2年は
メンバーレベルが上がったと
しばしば言われますが
近2年の好走馬の
前走条件にも、それが
分かりやすく現れているのかも
しれません。

以上3点を鑑みた上で
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。