『セントウルSの穴馬探し予想PART1』シベリアン
「セントウルS」の
穴馬探しをお届けします。
いよいよ次週末から
秋の阪神・中山競馬が開幕。
セントウルSは
9月9日(日)に阪神で
行われる短距離重賞です。
G1スプリンターズSへの
ステップ戦となります。
早速、セントウルSの
ポイントをお伝えしましょう。
【ポイント1】
サマースプリントシリーズの
転戦馬を狙いたい
→セントウルSは
G1スプリンターズSの
前哨戦ですが、一方で
サマースプリントシリーズの
最終戦でもあります。
全く異なる「2つの顔」を
持つワケですが…
ではセントウルSで強いのは
「夏のスプリント重賞を
転戦してきた馬」か?
それとも「夏休み明けで
当レースから始動して
GIを目指す馬」か?
その答えは…下記を診て
いただきましょう。
07年1着馬(11) ●
07年2着馬(7) ●
07年3着馬(1) ▽
08年1着馬(3) ●
08年2着馬(11) ●
08年3着馬(9) ▽
09年1着馬(5) ●
09年2着馬(1) ▽ G
09年3着馬(11) ●
10年1着馬(4) ●
10年3着馬(5) ●
11年1着馬(2) ●
11年3着馬(1) ▽
12年1着馬(6) ●
12年2着馬(1) ▽ G
12年3着馬(12)
13年1着馬(2) ●
13年2着馬(1) ▽ G
13年3着馬(3) ▽ G
14年1着馬(4) ●
14年2着馬(1) ▽ G
14年3着馬(2) ●
15年1着馬(10) ▽
15年2着馬(1) ●
15年3着馬(5) ●
16年1着馬(1) ▽ G
16年2着馬(2) ●
16年3着馬(9) ●
17年1着馬(1) ●
17年2着馬(6) ●
17年3着馬(4) ▽
(カッコ数字)は人気順
06年は中京開催のため除外
上記は、
サマースプリントシリーズが
創設された2006年以降の
セントウルSで馬券圏内に
好走した全31頭(海外馬は
除く)の「履歴」を、印で
示したものです。
●印=
前走で「夏競馬の
スプリント重賞」を
使われていた馬。
☆印=
今回が「中10週以上」の
休明けだった馬。
G印=
すでに短距離G1で3着以内に
好走した実績があった馬です。
断然多いのは●印の馬。
上記の全31頭のうち
19頭を占めています。
低人気馬も多数好走。
昨年もワンツーでした。
逆に▽印の馬は11頭だけ、
G印の馬は6頭だけ。
つまり、セントウルS=
夏競馬を使ってきた馬が
休明けの実力上位馬を
上回ることが多いレース、
なのです。
しかも「休み明けの
実力上位馬」は当レースで
常に人気になります。
しかし、それらの馬が
高い人気ほどには走れず、
逆に人気がちょっと低めの
夏競馬転戦組が好走して
妙味も連れてくる…
これが「セントウルSの
毎年のパターン」なのです。
サマーシリーズ転戦馬に
とって、セントウルSは、
「大目標レース」。
ですから、大目標がまだ
先で仕上げがどうしても
甘くなりがちな休明けの
実力馬よりも、状態面で
上回っていることが、
セントウルSでの
夏競馬転戦組の健闘に
繋がっているのでしょう。
セントウルS=
サマースプリントシリーズの
最終戦としての性格が非常に
色濃いレースなのです。
【ポイント2】
アイビスサマーダッシュの
経由馬に、ますます注意
→上記【ポイント1】の
続きの内容になりますが、
近10年の当レース出走馬の
前走別成績を診てください。
★アイビスSD 複勝率50% 3.2.0.5
高松宮記念 複勝率38% 1.2.0.5
★CBC賞 複勝率20% 0.1.1.8
★北九州記念 複勝率17% 5.0.5.50
安田記念 複勝率17% 0.1.0.5
★キーンランド 複勝率17% 0.1.0.5
オープン特別 複勝率 5% 0.0.1.20
準オープン 複勝率 0% 0.0.0.4
★=サマースプリントシリーズ
当レースは『基本的に
サマースプリントシリーズの
転戦馬を狙いたい一戦』と
前述しましたが、特に
アイビスサマーダッシュを
前走で使っていた馬の好走が
目立ちます。
新潟千直のダッシュ戦を
走ってきたことで気性的に
「すごく前向き」状態に
なった(?)馬が、
先行有利の当レースで
好走する、というパターン。
一昨年・昨年と2年続けて
「該当馬」が2着に走って
います。
【ポイント3】
外枠でも全く大丈夫?
→近10年で「大外枠」の
馬が下記のように大健闘。
なんと通算(2.3.1.4)で
複勝率60%です。
08年大外枠★シンボリグラン 牡6 番手先行 2着 11番人気
09年大外枠★アルティマトゥ 牝5 番手先行 2着 5番人気
10年大外枠 スカイノダン 牝4 番手先行 6着 1番人気
11年大外枠 スギノエンデバ 牡3 後方追込 8着 12番人気
12年大外枠★アンシェルブル 牝5 中団差し 3着 12番人気
13年大外枠★ハクサンムーン 牡4 逃げ 1着 2番人気
14年大外枠★ハクサンムーン 牡5 番手先行 2着 1番人気
15年大外枠★ウリウリ 牝5 後方追込 2着 1番人気
16年大外枠 スノードラゴン 牡8 番手先行 5着 6番人気
17年大外枠 フィドゥーシア 牝5 逃げ 9着 2番人気
上記6頭の好走馬=★印の
ラインナップを診ますと、
いかにも「揉まれると
よくないタイプ」の馬が
勢ぞろいした印象。
そんな馬が、大外枠から
逃げ以外の戦法でじっくり
進めることでテンの脚を
あまり浪費せず、気性的にも
(外から被されないため)
問題なく進められることで、
上記の好結果につながって
いるのでしょう。
【ポイント4】
3歳馬の取捨基準は…
→近10年の馬齢別成績を
診てください。
3歳 複勝率22% 3.0.1.14
4歳 複勝率30% 4.2.1.16
5歳 複勝率25% 3.5.3.33
6歳 複勝率14% 0.1.4.32
7歳上 複勝率12% 0.2.1.23
ちなみに馬券圏に好走した
3歳馬は4頭と少なめですが
その4頭すべてが「休明けor
休明け2走目」でした。
3歳のうちから重賞戦線で
活躍できるほど完成度の
高い早熟タイプゆえ、その
仕上がりの早さを活かせる
「休明けor休明け2走目」の
タイミングで走れていると
いうことなのでしょう。
【ポイント5】
牝馬強し
→昨年はダメでしたが
基本的にセントウルSは
牝馬が強いレースです。
近10年の牡牝別成績は
下記のとおり。
牡セン 複勝率18% 5.8.4.80
牝 複勝率26% 5.2.6.38
「夏競馬の続き」的な
性格を持つレースゆえの
傾向でしょう。
以上5点を鑑みた上で
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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