『日経新春杯の穴馬探しPART1』シベリアン

「日経新春杯」の
穴馬探しをお届けします。
 日経新春杯は、日曜に
京都芝2400mで行われる
伝統のG2ハンデ重賞です。
 早速、日経新春杯の
 ポイントをお伝えしましょう。
 
 
 
 【ポイント1】
トップハンデ馬が低調
→タイトルどうり。近10年の
 トップハンデ馬の成績を診て
 ください。
 
07年 アドマイヤ 57.5キロ 6着 1番人気
08年 アドマイヤ 57.0キロ 4着 1番人気
09年 アドマイヤ 57.0キロ 5着 2番人気
10年 サンライズ 57.5キロ 4着 3番人気
10年 インティラ 57.5キロ 11着 6番人気
11年 ローズキン 58.0キロ 3着 1番人気
12年 トゥザグロ 58.5キロ 1着 1番人気
13年 メイショウ 57.5キロ 8着 9番人気
14年 アドマイヤ 56.0キロ 2着 9番人気
14年 ラブイズブ 56.0キロ 8着 3番人気
15年 サトノノブ 58.0キロ 11着 1番人気
16年 サトノノブ 58.0キロ 3着 4番人気
16年 ダコール  58.0キロ 4着 9番人気
 
 上記13頭の成績の合計は
(1.1.2.9)。JRAが強いと
認定したトップハンデ馬とは
思えない低調な成績です。
 日経新春杯=トップハンデを
背負っている馬を狙いづらい
 レースなのです。
ということは…当然、その
「ウラ」に注目ということ。
 日経新春杯は軽ハンデ馬が
 けっこう走ります。
 近10年の日経新春杯で、
9番人気以下で3着以内に好走した
馬は下記の5頭でしたが、その
 うち4頭が、52キロ以下の軽い
 ハンデを貰っていた馬でした。
 
07年3着 ダークメッ 50キロ   9番人気
08年3着 テイエムプ 50キロ 12番人気
09年1着 テイエムプ 49キロ 11番人気
10年3着 レッドアゲ 52キロ 12番人気
15年2着 フ-ラブラ 55キロ 10番人気
 
なお上記にはありませんが
一昨年も、51キロの
 コウエイオトメがあわやの
4着に好走しています。
 日経新春杯は「端境期」の
重賞らしく人気馬も仕上げに
 スキ有りの状況で出てきます。
そんなレースで極端に軽い
斤量をもらうとさすがに覿面に
効く→人気馬とも伍せる…と
 いうことではないでしょうか。
 軽ハンデ馬があまり走らない
 ハンデ戦も数多く存在しますが
日経新春杯は違うのです。
 昨今は「ハンデの上下差」が
少ないレースが増えていますが
今年の当レースは最大9キロの
 ハンデ差がつきました。しかも
重ハンデを背負った面々が
何とも頼りない印象…ちょっと
胸騒ぎがします。
 
 
 
 【ポイント2】
 前走「条件戦で1着」だった
馬には注目しておきたい
→近10年の当レース出走馬で
「前走条件戦で1着」だった
馬の成績は(1.4.2.7)。
なんと複勝率50%もあります。
 普通、重賞でこのテの馬は
「昇級の壁」に阻まれて
通用しないモノですが、
 格が通用しない端境期の
 ハンデ重賞の当レースでは
「前走条件戦で1着」だった
馬の勢いがバカにできないと
 いうこと。今年も、該当馬に
要注目です。
 
 
 
 【ポイント3】
 「若い馬」ほどよく走る
→冬場の重賞は高齢馬が
活躍することも多いのですが
当レースに限れば7歳以上の
馬がサッパリ。好調なのは
4・5歳馬で、若い馬ほど
成績がキレイに良くなって
 います。近10年の全出走馬の
通算成績は下記のとおり。
 
4歳  5.4.3.20  複勝率.375
 5歳  3.4.4.23  複勝率.324
 6歳  1.1.3.23  複勝率.179
 7歳上 1.1.0.41  複勝率.049。
 
 
 
 【ポイント4】
 関東馬は厳しい
→近10年で(0.0.1.15)と
連対ナシ。今年は関東馬が
人気の一角を占めますが
果たしてどうでしょうか。
 
 
 
 【ポイント5】
キンカメ、トニービン、
マンハッタンカフェに注目!
→近5年の当レースで
「トニービン持ち」の馬が
下記のように、計7頭も
馬券圏に好走しています。
 
12年 カポーティスター  1着 10番人気
14年 サトノノブレス   1着   2番人気
14年 アドマイヤフライト 2着   1番人気
15年 アドマイヤデウス  1着   6番人気
15年 アドマイヤフライト 3着   7番人気
16年 シュヴァルグラン  2着   1番人気
16年 サトノノブレス   3着   4番人気
 
そもそもトニービンの血を
組成内に持つ馬の出走数が
 さほど多くないですから
要注目の現象と言えますし、
トニービンの血が重宝される
 レース=ある程度のスタミナ&
パワーが必要なレースである
 ことを示しているとも言えます。
また、スタミナを含めた
「総合力勝負」の
 キングカメハメハ産駒、
スタミナ&パワー色が強い
 マンハッタンカフェ産駒も
数多く台頭。
キングカメハメハ産駒は
当レース通算(3.0.1.4)と
相性抜群で昨年も勝ちました。
マンハッタンカフェ産駒は
当レース通算(0.2.2.9)も
人気薄での快走が印象的。
 馬券圏好走4頭の人気順は
1・3・7・12です。
 
 
 
 
 以上5点を鑑みたうえで、
 今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。