『弥生賞の穴馬探しPART2』シベリアン

引き続き「弥生賞」の
穴馬探しです。

PART1では、当レースの
「前走履歴」の傾向などに
 ついて記しました。

 今回は、他の弥生賞の
 ポイントを記していきます。

 【ポイント3】
かなり内枠が有利

→近10年「馬番」別の
成績を診てください。

1~5番枠  5.6.9.35  複勝率36%
6~10番枠  4.2.1.43     14%
11~16番枠  1.2.0.24     11%

5番枠から「内」の馬と
6番枠から「外」の馬で
成績差が非常に大きいことが
分かります。

PART1でも記しましたが
弥生賞はスローで流れる
 ことが多いレース。各馬の
動き出しもかなり遅い。

しかも小回りの内回りを
 クルッと1周まわってくる
 コースレイアウトですから
 レースそのものにパスできる
 ポイントが少なく、内枠から
出て終始内々を通ってくる
馬に「アドバンテージ」が
発生しやすいのでしょう。

 【ポイント4】
 前走ダート出走馬は全滅

→近10年で(0.0.0.16)と
 まったく通用していません。

 【ポイント5】
ユルい流れで「先行馬」が
残りやすい

→前述したように弥生賞は
 スローで流れることが多く
各馬の動き出しも遅め。

そのため好位で運んだ馬が
(勝負どころまでスタミナを
 あまり消費していないため)
 直線で余力十分に加速して
後方の馬を振り切る…そんな
単調な「前々からの上がりの
競馬」になることが多い。

つまり結果的に、前へ行った
先行馬が「残る」結果に
 なりがちなのです。

 実際に、近5年の
好走馬15頭のうち9頭が、
 先行していた馬でした。

ただし、注意したいのは
前に行く馬が有利とはいえ
「逃げた馬」は好走して
 いない点。馬群の前後が
詰まるため、逃げた馬は
先行勢の格好の目標となり
 なかなか残れません。

 逃げた馬は近10年(1.0.0.9)。
09年にロジユニヴァ-スが
1番人気で勝ったのみです。

 【ポイント6】
キンカメ強し

→近10年の弥生賞で
 キングカメハメハ産駒は
9頭出走して(1.1.2.5)、
 複勝率はじつに44%。
ディープ産駒の(2.0.2.9)、
 同31%を上回っています。

 以上6点を鑑みたうえで、
 今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。

PART3・穴馬結論編に続きます。

 

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。