『ケイアイファーム千葉と、それらの馬をピンポイントで狙う方法』高橋広治

 

こんにちは、高橋広治です。

 

よろしくお願いいたします。

 

外厩情報を中心に、競馬をいろいろな角度から分析し、

あなたにも役立つ情報を提供しております。

 

今回はこれまで紹介してこなかった外厩の中から、

ケイアイファーム千葉をご紹介したいと思います。

 

ケイアイファーム千葉は、北海道新ひだか町(旧三石町)にあります育成牧場、ケイアイファームの外厩的役割として、同じ千葉県にありますシンボリ牧場内に間借りする形で、2016年に開設した新興外厩だという事です。

 

千葉にお住まいの方はご存じかと思いますが、千葉の学校にはやたら「敬愛」とつく学校がありますけど、こちらと因果関係は全くないとの事。(蛇足でした?)

 

ケイアイファームといえば生産頭数としては多くありませんが、日高の牧場の中では屈指の存在で、今では大種牡馬、あのロードカナロアもケイアイファーム生産馬。

 

またケイアイファームと切っても切れない縁なのが、一口クラブ馬主であるロードホースクラブ。

 

ロードカナロアもそうでしたが、ケイアイファーム生産馬のほとんどがロードホースクラブの所有馬となり、「ロード」の冠名をつけて数多くの馬が走っております。

 

そんなケイアイファームにおける東の外厩、ケイアイファーム千葉上がりの馬の成績はコチラ↓(近1年間)

 

外厩 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
ケイアイ千葉 14- 10- 12-113/149 9.4% 16.1% 24.2% 87 92

 

 

いかがでしょうか?

 

日高では屈指と言われるだけあって、成績も他の日高系に比べて高いレベルにあるように思います。

 

だいたい日高の馬の勝率は6~7%、複勝率は20%前後ですので。

 

それと回収率も単複ともに割と高めで、あまり人気にはならないけど実力派の馬が揃っているという感じ。

 

今度はケイアイファーム千葉上がりの馬を、美浦と栗東で分けてみました。

 

 

調教師分類 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
美浦 3- 0- 6-56/65 4.6% 4.6% 13.8% 27 64
栗東 11-10- 6-57/84 13.1% 25.0% 32.1% 134 114

 

いかがでしょう?

 

東と西で大きく明暗が分かれました。

 

ケイアイファーム千葉上がりは関東馬が優勢と思いきや、圧倒的に関西馬優勢。

 

ケイアイファーム千葉から栗東までは、おそらく500キロ位はあると思います。

 

その長距離輸送も何のその、ケイアイファーム上がり馬は関西馬が強いという事は、頭の片隅にでも入れておかなければなりません。

 

ではどうして東と西でこんなにも違いがハッキリ現れるのでしょう?

 

私は、受入れ先の調教師のレベルが関係しているように思います。

 

関西馬は、ロードカナロアも管理した安田隆師を筆頭に、中内田師、角居師、藤原英師、高野師など一流どころがズラリ。

 

一方関東馬はと言いますと、菊川師、新開師、高柳瑞師、久保田師など。

 

お世辞抜きにも、一流とは言い難い感じです。

 

あくまでデータ上ですので、個人的観測は全くございません。

 

これからも関東の「ロード」馬はノーザンの餌食になってしまうのだろうか。

 

何とか1つでもノーザンの牙城を崩して欲しいところ。

 

「ロード」の冠の、名にかけて!(金田一風)

 

今回の記事は以上です。

 

ぜひ参考にして下さい。

 

ありがとうございました。

 

 

投稿者プロフィール

高橋 広治
高橋 広治
データを駆使した戦略競馬の賢才
人と違う視点や切り口で競馬を分析することに長けている頭脳派。データ分析ソフト『TARGET』を使いこなして、周りがアッと驚く馬券術を生み出す。そのレベルは折り紙付きだ。