『外厩だけでなく在厩調整にも目を向けよう』高橋広治

 

こんにちは、高橋広治です。

 

よろしくお願いいたします。

 

外厩情報を中心に、競馬をいろいろな角度から

分析し、あなたにも役立つ情報を提供しております。

 

私は今までこのケイバ5で数々の外厩を紹介してきました。

 

まさに今競馬界は外厩時代です。

 

種牡馬がどの馬だとか騎手が誰だとかいう位、どこの外厩上がりなのかという事を熱心に調べている競馬ファンも増えてきた事でしょう。

 

まさに外厩のこそ今の競馬のトレンドと言っても過言ではありません。

 

では、外厩上がりの馬は在厩調整(自厩舎調整)した馬に比べると、たくさん勝利しているのでしょうか?

 

ちょっと調べてみる事にしましょう。

 

データは近1年間です。

 

勝利数:〈外厩明け〉2173勝 〈在厩調整〉2054勝

 

いかがでしょうか?

 

ほぼ互角ですよね。

 

もっと外厩明けの馬が優勢かと思ったのですが、ちょっと意外でしたね。

 

私が毎週こちらで色々な外厩を取り上げているのが、半分は水の泡になってしまっているのでしょうか(汗)。

 

どちらにしても、外厩時代と騒がれてはいてもしっかり在厩調整で勝つ厩舎も存在するという事を忘れてはいけません。

 

そういえば、3/14(土)中京3Rで単勝3万馬券を演出したナムラゴロフキンも、大橋勇樹厩舎の在厩調整。

 

蛇足ながら私も取らせて頂いたのですけど。

 

的中画像です。

 

三重ホーストレーニングセンターの回で詳しくご紹介した大橋勇樹調教師ですが、実は本来、在厩調整で力を発揮する調教師。

 

管理馬は日高、浦河の馬ばかりと決して恵まれた環境では無い中、しばしば穴馬を激走させる腕を持った、ホンモノの調教師と言っていいでしょう。

 

そういえばナムラゴロフキンも前走は勝ち馬から4秒以上離されての大惨敗と全く良い所が無く、超人気薄になるのは当然でした。

 

そんな馬を劇的に変身させる腕を持った大橋調教師は、まさに男が男に惚れる、仕事ができる漢と言った所でしょうか(変な意味ではありません)。

 

どちらかと言えばコワモテで、インタビューもぶっきらぼうで朴とつな印象の大橋調教師ですが、玄人受けしているのか一部の個人馬主からは絶大な信頼を得ております。

 

ホンモノの実力というのは、分かる人には分かるものですから。

 

では最後に、大橋調教師の在厩調整後の成績も見てみましょう(近1年間)。

 

 

調教師 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
(栗)大橋勇樹 18- 27- 18-183/246 7.3% 18.3% 25.6% 207 103

 

いかがでしょうか?

 

在厩調整は全部買いたくなるようなデータですね。

 

まだ今年ここまで4勝とイマイチ調子が上がっていなかったのですが、ナムラゴロフキンの大爆走で完全に息を吹き返したと言って良いでしょう。

 

これからの大橋勇樹調教師にぜひ注目して下さい。

 

また、外厩よりも在厩調整で力を発揮する調教師は確実に存在しますので、今後もケイバ5で紹介していけたらと思っております。

 

今回の記事は以上です。

 

ぜひ参考にして下さい。

 

ありがとうございました。

 

 

投稿者プロフィール

高橋 広治
高橋 広治
データを駆使した戦略競馬の賢才
人と違う視点や切り口で競馬を分析することに長けている頭脳派。データ分析ソフト『TARGET』を使いこなして、周りがアッと驚く馬券術を生み出す。そのレベルは折り紙付きだ。