『皐月賞 2017の穴馬探しPART1』シベリアン

「皐月賞」の穴馬探しを
 お届けします。

 皐月賞は4月16日(日)に
中山の芝2000mで行われる
牡馬クラシック第1弾です。

さっそく、皐月賞の
 ローテーションに関する
傾向からお伝えしましょう。

 【ポイント1】
アーリントンC経由馬・
毎日杯経由馬にとっては
鬼門のG1

 →まず、近10年の皐月賞の
前走別成績を診てください。

なお、下記の各レースは
施行日の早いものから
順に並べています。

きさらぎ賞  複勝率11%(0.0.1.8)
 共同通信杯     60%(4.0.2.4)
アーリントン      0%(0.0.0.4)
すみれS        0%(0.0.0.6)
 弥生賞       22%(2.5.3.35)
 若葉S       22%(1.3.1.18)
スプリングS    14%(3.2.2.42)
 毎日杯         0%(0.0.0.13)

まず注目は、前走で
「阪神の外回り戦」=
アーリントンC・毎日杯を
使ってきた馬の不振ぶり。

 両方の成績を合わせると
近10年(0.0.0.17)という
 ヒドさです。

 両レースは、阪神外回りの
性質+距離面からどうしても
 スタミナ不要でスローからの
上がり勝負になります。

ゆえに、一定のスタミナが
必要でタフな皐月賞とは
 あまりにレースの「質」が
違いすぎて、たとえ
 アーリントンCや毎日杯で
好走してきても、その履歴は
皐月賞では全く役に立たない、
ということなのでしょう。

 毎日杯が旧阪神(小回り)の
2000mで行われていた時は
 テイエムオペラオーらが
毎日杯・皐月賞を2戦続けて
好走していましたが、外回りに
替わった近年は、苦戦傾向が
顕著に現れています。

 【ポイント2】
 前走「弥生賞」組、
 前走「スプリングS」組の
狙いかた

→弥生賞は皐月賞と同条件で
行われるトライアル戦ですが、
スローからの上がり勝負に
 なることが多く、タフな
流れの皐月賞に直結しない
 ケースが増えています。

むしろ近年は、テンから
 ゴールまで淀みないペースで
流れる事が多いスプリングSを
前走で使ってきた馬が(同様の
流れの)皐月賞で台頭する
傾向が出ていました。

しかし、昨年は(当欄でも
記しましたが)弥生賞が
締まった流れになり、逆に
 スプリングSは、ヌルい
 スローペースの低調な内容に
 なった年。ゆえに「今年は
前走スプリングS組よりも
弥生賞組のほうが好走する
可能性が高い」と記しましたが
結果はその通り、弥生賞の
勝ち馬は皐月賞でも2着好走。
 逆に前走スプリングS組は
全滅しました。

このように、弥生賞組と
 スプリングS組に関しては
今年の「レースの質」を
吟味する事で、取捨の正解に
近づけるものと診ています。

その他の当レースの傾向は、
PART2で記していきます。

PART2に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。