『セントライト記念2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「セントライト記念」の
穴馬探しをお届けします。

次週は土・日・月の
3日間開催となります。

セントライト記念は
9月21日(月・祝)に
中山芝2200mで行われる
菊花賞トライアル。

3日間開催の月曜に
行われますので
ご注意下さい。

それでは、当レースの
ポイントを記します。

 

 

 

【ポイント1】
とにかく
ダービーからの
休み明けの馬が
圧倒的に強い

→タイトルどおり。
セントライト記念の
重要ポイントです。

近10年の出走馬の
前走別成績を診てください。

 

日本ダービー  複勝率45% 7.4.3.17
ラジオNIKKEI 複勝率25% 1.1.2.12
OP・準OP 複勝率 0% 0.0.0.9
2勝クラス   複勝率18% 1.5.1.33
1勝クラス   複勝率 7% 1.0.2.40

 

ダービーを使ってきた
馬が優勢。2頭に1頭が
馬券に絡んでいます。

昨年は
ダービー15着以来の
リオンリオン、
ダービー17着以来の
サトノルークスが
ワンツー。

一昨年も
ダービー16着以来の
ジェネラ-レウーノ、
ダービー14着以来の
グレイルが1着&3着。

以前はダービー組が
不振でしたが、近年は
ダービー出走馬が
多く当レースに出走、
成績も向上しています。

ダービー「大敗馬」が
一昨年・昨年のように
平然と盛り返すのも特徴。

前走2勝クラス組も
かなり健闘しています。
10年で7頭の馬券絡み。
いつも記していますが
古馬混合の2勝クラスで
好走した3歳馬=秋の
3歳限定重賞ならラクに
通用するとよく言われる
とおりの傾向が出ている、
ということになります。

 

 

【ポイント2】
37頭出走で(0.0.2.35)
セントライト記念不変の
「連に来ない」傾向とは…

 

→その傾向とは、じつは
セントライト記念では、
それまでに『非根幹距離
(芝1800m+2200m)で
好走した実績がない馬』が、
全く連対していません。

2011年以降の当レースに
「それまでに芝1800m+
芝2200mのレースで
3着以内に好走したことが
いちども無かった」馬は
全部で37頭出走して
いましたが、その37頭の
セントライト記念での
着順を診てください。

 

11年 6着 ラヴェルソナタ   0.0.0.1
11年 9着 ムスカテール    0.0.0.1
11年10着 ロイヤルクレスト  0.0.0.0
11年13着 ターゲットマシン  0.0.0.0
11年15着 クワイアーソウル  0.0.0.1 
12年12着 ソルレヴァンテ   0.0.0.1
12年15着 アートサハラ    0.0.0.0
12年16着 ボーイフレンド   0.0.0.2
13年 6着 バンデ       0.0.0.0
13年 7着 レッドルーファス  0.0.0.2 
13年 8着 サイモンラムセス  0.0.0.0
13年10着 マイネルマエストロ 0.0.0.2
13年11着 ヒロノプリンス   0.0.0.2
13年14着 イレブレイスブル  0.0.0.0
15年 5着 ベルーフ      0.0.0.1
15年 9着 グリュイエール   0.0.0.4
15年11着 タケルラムセス   0.0.0.0
15年14着 スモークフリー   0.0.0.0 
16年 8着 ピースマインド   0.0.0.1
16年10着 ステイパーシスト  0.0.0.0
17年 7着 サ-レンブラント  0.0.0.2
17年10着 ストロングレヴィル 0.0.0.1
17年13着 インペリアルフィズ 0.0.0.1
17年15着 ブラックロード   0.0.0.0 
18年 3着 グレイル      0.0.0.1
18年 7着 コズミックフォース 0.0.0.1
18年 8着 ショウナンラ-ゼン 0.0.0.0
18年 9着 トラストケンシン  0.0.0.0
18年10着 ゼ-ゲン      0.0.0.0
18年11着 メイショウロセツ  0.0.0.0
19年 3着 ザダル       0.0.0.0
19年 7着 サトノラディウス  0.0.0.0
19年 8着 エターナルヴィテス 0.0.0.1
19年12着 ミューチャリー   0.0.0.0 
19年14着 オセアグレイト   0.0.0.1  
19年15着 ランフォザローゼス 0.0.0.0
19年16着 エングレーバー   0.0.0.1

※14年は新潟開催のため除く
※各馬いちばん右のアベレージは
 セントライト記念までの
 芝1800m+芝2200mの戦績

 

このように上記37頭の
セントライト記念の成績は
なんと(0.0.2.35)。
1頭も連対していません。
複勝率もわずか5%。

つまり
セントライト記念=
これまでに非根幹距離で
馬券に絡んだ実績がない
馬の連対は厳しいのです。

逆に言えば、
セントライト記念までに
芝1800m+芝2200mで
馬券に絡んだ事がある馬は
2011年以降の当レースで
(8.8.6.66)ということ。
複勝率は25%。連対は
全てコレの該当馬。

(0.0.2.35)複勝率5%と、
(8.8.6.65)複勝率25%。
どちらの組を狙うべきかは
言うまでもありません。

タフなコース設定が多い
非根幹距離戦の中でも、
よりタフな中山2200m。
しかも当レースじたい
キツい展開になりますから
そんなレースで好走するには
「非根幹距離戦で好走した
実積」が最低一度はないと
厳しいのでしょう。

出走各馬の非根幹距離=
芝1800m+2200mでの
好走実績のチェックが
肝要なレースなのです。

 

 

【ポイント3】
先週に開幕した
中山の芝は…

 

→脚質的には前有利の
印象でした。土日の
(2歳戦を除いた)
芝レース7クラで
好走した21頭のうち、
逃げたor先行した馬が
14頭を占めています。

ただ、それ以上に
気になったのが時計の
掛かり方。例年と比べて
かなり掛かっています。

野芝オンリー馬場なのに
なんとも不思議ですが
良発表でも雨の影響が
強く残っていたのか、
はたまた今週から始まった
クッション値発表を意識して
堅すぎない馬場づくりを
意識した事でこのような
馬場になったのかは
よく分かりません。

ただ、当レースは
3日間開催の月曜施行ですし
今週末はまた雨が降る
予報も。まずは土曜の
馬場状況から、しっかり
診たいと思います。

 

 

【ポイント4】
最内枠の馬が
大苦戦中

 

→近10年の当レースの
枠別成績は下記のとおり。
1番馬の馬が苦戦中です。
内枠がダメなワケでは
ないのですが、揉まれる
シーンが多いためか
とにかく1番枠に入ると
苦戦傾向。

昨年も、3番人気の
ギベオンが13着に
大敗してしまいました。

 

1番枠     複勝率10% 0.0.1.9
2~5番枠   複勝率30% 4.4.4.28
6~9番枠   複勝率13% 1.2.2.35
10~13番枠  複勝率15% 4.2.0.33
14~18番枠  複勝率20% 1.2.3.24

 

 

 

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

 

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。