『京都新聞杯2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「京都新聞杯」の
穴馬探しをお届けします。

西日本の開催は、
次週から中京に替わります。
6月13日まで6週開催。

京都新聞杯は
5月8日(土)に
今年は中京芝2200mで
行われる3歳重賞です。

土曜施行ですので
さっそく当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
前走で、やっと
初勝利をあげた馬では
キツいレース

→当データは施行場と
関連性があまり高くない
データになりますので、
あえて近10年の傾向から
ご紹介します。

当レースの
前走別成績を診てください。

重賞    複勝率31% 4.2.5.25
オープン  複勝率30% 0.2.1.7
1勝クラス 複勝率24% 6.6.4.50
未勝利戦  複勝率  0% 0.0.0.29

傾向クッキリ。
このように前走で
「未勝利戦」を使って
きた馬が当レースで
全く好走していません。

このテのデータを
これまで数多く皆さんに
お示ししてきましたが、
さすがに(0.0.0.29)は
強烈。ちょっと記憶に
無い極端なデータです。

前走で未勝利戦を使って
きた馬=ようやく前走で
デビュー初勝利をあげた
馬という事になりますが、
さすがにこの時期まで
勝利を挙げられなかった
馬が、各馬がガチンコで
ダービーを目指すこの
レースに出走してきても
なかなか厳しい、という
ことなのでしょう。

【ポイント2】
キャリアが少ない馬では
キツい

→上記【ポイント1】と
関連するハナシですが
このレースでは毎年、
キャリアが少ない馬の
好走があまりありません。

近10年のキャリア別の
成績は下記のとおり。

キャリア2戦下 複勝率  6% 0.0.1.15
キャリア3戦  複勝率19% 1.2.1.17
キャリア4戦  複勝率19% 1.1.3.22
キャリア5戦  複勝率37% 6.1.4.19
キャリア6戦  複勝率21% 0.3.1.15
キャリア7戦超 複勝率14% 2.3.0.30

キャリア2戦以下の
馬の不振が目立ちます。
スローで流れるとはいえ
出走全馬がダービーを
めざすシビアなレース。
ソコソコのキャリアを
経て内面がデキている
馬でないと厳しい面が
あるのでしょう。

【ポイント3】
中京芝2200m戦で
注目したい傾向(その1)

→ここからは今年の舞台・
中京芝2200mついて
傾向を2つお伝えします。

昨年~今年に行われた
全ての中京芝2200m戦の
全出走馬を「前走距離」で
仕分けると、各々成績は
下記のとおりです。

前走2400m 複勝率42% 7.9.5.29
前走2200m 複勝率27% 9.4.5.48 
前走2000m 複勝率26% 10.7.15.89
前走1800m 複勝率  8% 1.3.1.56
前走1600m 複勝率10% 0.0.1.9 

このように、前走で
2400m戦を使ってきて
今回中京芝2200mに
「短縮」してきた馬が
凄く強い。複勝率42%は
なかなか驚異的ですし、
複勝回収率も110%と
「ベタ買いでも儲かる」
レベルです。

逆に、1800m以下を
使ってきた馬が大不振。

中京芝2200mコース=
「距離ぶん以上の
スタミナが求められる
タフなコース」という
ことなのでしょう。

【ポイント4】
中京芝2200m戦で
注目したい傾向(その2)

→昨年~今年に行われた
全ての中京芝2200m戦の
全出走馬を「最終調教の
コース」別に仕分けると、
各々成績は下記のとおり。

栗東Cウッド 複勝率32% 10.10.13.71
栗東坂路   複勝率25% 13.15.8.110
——————————
美浦ウッド  複勝率19% 3.4.3.43
美浦坂路   複勝率17% 1.0.3.20
——————————
ポリ     複勝率11% 1.0.1.16

このように、栗東の
Cウッドで最終追いを
施されてきた馬が優勢。

前述したように
中京芝2200mコース=
「距離ぶん以上の
スタミナが求められる
タフなコース」ですから、
総合力を鍛えられる
栗東Cウッドで追われて
きたような馬の戦績が
優勢となっているのかも
しれません。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。