『NHKマイルC2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「NHKマイルC」の
穴馬探しをお届けします。
次週末から、5週連続の
東京G1開催がスタート。
NHKマイルCは
5月9日(日)に
東京マイルで行われる、
3歳限定G1です。
さっそく当レースの
ポイントをお伝えします。
【ポイント1】
一昨年も昨年も炸裂。
NHKマイルCの
「穴パターン」とは
→まず近10年の当レースの
東西別成績を診てください。
下記のようにほぼ互角。
関西馬 複勝率18% 7.5.7.88
関東馬 複勝率15% 3.5.3.62
しかし、
近10年で馬券圏に好走した
30頭のうち「前走から
騎手が乗り替わった馬」に
注目すると、ハナシは
かなり変わってきます。
近10年の好走馬30頭のうち
「前走から騎手が
乗り替わった馬」は
全部で下記12頭でしたが、
そのうち、じつに11頭が
関西馬だったのです。
一昨年の2・3着馬も、
昨年の1・2・3着馬も
コレに該当していました。
12年2着 アルフレ ☆ 松岡→ウィ 3番人気
14年2着 タガノブ ★ 川田→三浦 17番人気
14年3着 キングス ★ 浜中→蛯名 12番人気
16年3着 レインボ ★ 内博→福永 12番人気
18年1着 ケイアイ ★ 戸崎→藤佑 6番人気
18年2着 ギベオン ★ バル→デム 2番人気
18年3着 レッドヴ ★ デム→岩田 9番人気
19年2着 ケイデン ★ 北友→石橋 14番人気
19年3着 カテドラ ★ シュ→アヴ 7番人気
20年1着 ラウダシ ★ 武豊→デム 9番人気
20年2着 レシステ ★ 武豊→ルメ 1番人気
20年3着 ギルデッ ★ 岩田→福永 6番人気
★=関西馬
☆=関東馬
要は
「近10年のNHKマイルCで
好走した馬」30頭の内訳は
下記のようになります。
騎手が乗り替わった関西馬が
一番よく馬券に絡んでいる、
というワケです。
★騎手が乗り替わった関西馬 11頭
☆騎手が乗り替わった関東馬 1頭
—————————–
騎手が替わらなかった関西馬 8頭
騎手が替わらなかった関東馬 10頭
しかも
★騎手が乗り替わった関西馬の
11頭は、人気薄の馬が多い。
11頭中9頭が6番人気以下。
つまり、前走から騎手が
乗り替わった関西馬=
当レースであまり人気に
ならない事が多いものの、
人気以上に当レースで
しばしば爆走しているので
要注目、ということ。
もともと力のある関西馬が
近況は様々な要因で
くすぶっていたものの、
鞍上のスイッチで新味が
出て快走しやすいG1、と
いうコトなのでしょうか。
G1で騎手の乗り替わりが
「プラス材料」として
捉えられることはあまり
無いですがこのレースに
限っては、全然違います。
穴狙いの方は、この点に
注目してみるのも一興。
【ポイント2】
逃げて好走する馬には
好走パターンがある
→近10年の当レースで
「逃げた馬」は(3.1.1.5)。
ハイペースになりがちな
タフなレースでこれほど
逃げ馬が好成績なのは
不自然にも思えますが、
馬券圏に好走した5頭の
血統プロフィールを診れば
思わず納得です。
12年/逃げて1着 カレン(1番人気)ダイワメジャー産駒
14年/逃げて1着 ミッキ(1番人気)ディープ産駒
16年/逃げて1着 メジャ(1番人気)ダイワメジャー産駒
17年/逃げて3着 ボンセ(6番人気)ダイワメジャー産駒
20年/逃げて2着 レシス(1番人気)ダイワメジャー産駒
上記5頭のうち4頭が
ダイワメジャー産駒。
上記5頭のうち4頭が
1番人気。
つまり「パワー」を
じゅうぶんに備えている
ダイワメジャー産駒なら
当レースの厳しい流れに
耐えて逃げ粘ることが可。
また「実力の高さで
押し切る」こともできる
実力馬=1番人気馬なら
逃げ粘ることが可。
逆に言えば、そんな
プロフィールに該当する
馬でないと、なかなか
逃げは決まらないタフな
レースという事なのです。
【ポイント3】
前走「重賞」経由馬が
圧倒的に優勢
→単純なハナシですが
傾向クッキリですので
取り上げます。当レースは
前走で重賞を使ってきたか
非重賞を使ってきたかで
下記のように「明暗」が
大きく分かれます。
近10年の
「前走別」の成績を
診てください。重賞を
前走で使ってきた馬が
圧倒的に優勢。
前走重賞 複勝率19% 10.8.10.122
前走非重賞 複勝率 7% 0.2.0.28
ただ「前走非重賞」で
馬券圏に好走した2頭は、
ともに超・人気薄の
馬でした(下記)。
14年2着 タガノブルグ 17番人気
17年2着 リエノテソーロ 13番人気
ダメもとで大穴ヒモを
狙いたい!という方は
前走非重賞組に注目する策も
一興なのかもしれません。
【ポイント4】
特に近年は
内枠有利ではない
→近10年の
枠別成績を診てください。
やや外枠が優勢です。
1・2枠 複勝率13% 1.2.2.35
3・4枠 複勝率15% 3.1.2.34
5・6枠 複勝率23% 3.2.4.31
7・8枠 複勝率17% 3.5.2.50
注目は1・2枠の成績が
もっとも低調なこと。
近年のこの時期の東京の
芝が「内有利になって
いない」ことが、この
現象を生んでいるのでは
ないでしょうか。
ともあれ「内枠だから
有利」と思い込まない
ことが大事でしょう。
【ポイント5】
「距離延長馬」が不振
→近10年の
前走距離別の成績を
診てください。前走で
マイルより短い距離を
使っていた馬の成績が
かなり不振です。
前走1400m以下 複勝率 8% 1.2.0.36
前走1600m 複勝率16% 7.2.6.81
前走1800m以上 複勝率27% 2.6.4.33
「距離ぶん以上の
スタミナ」が必要と
よく言われるのが
東京マイル戦ですが、
その傾向を分かりやすく
示しているのが当データと
言えるでしょう。
【ポイント6】
デピュティミニスター系が
よく走るレース
→NHKマイルCは
父or母父系が
デピュティミニスター系の
馬の好走が多いG1です。
近8年で、下記7頭の
該当馬が馬券圏に好走。
13年1着 ☆ マイネルホウ 10番人気
13年2着 ★ インパルスヒ 6番人気
15年1着 ★ クラリティス 3番人気
15年3着 ☆ ミュゼスルタ 3番人気
16年3着 ☆ レインボーラ 12番人気
17年1着 ★ アエロリット 2番人気
18年2着 ☆ ギベオン 2番人気
★=父デピュティミニスター系
☆=母父デピュティミニスター系
当系統の出走数じたい、
さほど多くないですから
上記のようなペースで
該当馬が走っているのは
特筆すべきと言えます。
しかも上記7頭の好走馬中、
「1番人気」はゼロ。
上記以前の2007年に
好走したピンクカメオや
2001年に好走した
グラスエイコウオーらも
「超穴馬」でした。穴を
探したい方にとっても、
当項目は要注目点です。
デピュティミニスター~
フレンチデピュティ~
クロフネへと続く筋=
もともと東京芝1600m・
1800m戦で強い筋。
しかもNHKマイルCは
締まった流れになります。
好走するためにパワーが
相当要ります。ですから、
スピードと共にダート的な
パワーを存分に備えている
デピュティミニスター系の
血が活きるのでしょう。
【ポイント7】
キャリア8走超の馬が
不振
→近10年の
「キャリア別」の成績を
診てください。8走を
すでに超えている馬の
成績が低調です。
7走以下 複勝率20% 9.9.9.107
8走以上 複勝率 7% 1.1.1.43
以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
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