『新潟大賞典2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「新潟大賞典」の
穴馬探しをお届けします。

新潟大賞典は
5月9日(日)に
行われる、伝統の
ローカルG3です。

さっそく当レースの
ポイントをお伝えします。

なお、昨年は
アトミックフォースを
会員様に単独推奨しました。
結果は2着(7番人気)。

一応の「結果」が出た
昨年のレースでしたので
今年も、昨年の当欄で
用いた予想プロセスも
あえて引き続き使いつつ
話を進めていきます。

 

 

【ポイント1】
「上がり脚の速さ」が
とにかく大切

→新潟大賞典のキモです。
毎年同じハナシを記して
いますが、また今年も
記します。

新潟大賞典=
上がり脚の速い馬から
ゴールするレースです。

近10年の新潟大賞典の
「上がり3ハロン時計」の
順位別成績を診て下さい。

 

上がり1位馬   複勝率75% 2.2.5.3
上がり2位馬   複勝率54% 4.2.1.6
上がり3~5位馬  複勝率29% 4.2.3.22
上がり6位以下  複勝率 5% 0.4.1.96

 

「上がり3ハロン時計の
上位馬」が強い重賞は
数多く存在しますが
1位馬→2位馬→
3~5位馬→6位以下馬の
成績差がこれほどまで
ハッキリしている重賞も、
さすがに少し珍しい感。

このように、好走馬の
大半が「上がりタイムが
速かった馬」という
ワケですが、ポイントは
あまり道中の位置取りが
関係ないことです。

前の位置を取ったうえで
速く上がって好走する馬も
いれば、後方からすごく
速い上がり脚を繰り出して
好走する馬もいるのです。

このレースは4角まで
スローで流れて馬群が
極端なタテ長にならない
ことが大半。そのため
前の馬と後ろの馬の
ポジション差があまり
大きくありません。

ましてや新潟外回りの
直線=日本一の長さ。
しかも前が止まらない
夏の馬場と違い、今の
時期の新潟芝は野芝が
満足に育っておらず
ソコソコ荒れており、
脚質傾向がフラットな
ケースが多いですから
少々後ろの位置からでも
とにかく速い上がりさえ
使えば「間に合う」
馬場なのです。

ですので極端にいえば
4角で前目にいようが
後ろにいようがほとんど
「同位置から追い出す」
ようなもの。ゆえに
4角のポジションはほぼ
不問というワケです。
とにかく速い上がりさえ
直線で使えればゴールで
前に来れます。

では実際に、予想の際に
どんな馬に注目すれば
よいかといえば、前走や
前々走で「最速級」の
上がりを使っていた馬。

その際の着順は
まったく関係ありまん。

実際に、近5年の
当レースで3着以内に
好走した14頭(16年の
1着馬パッションダンスは
前2走ダートのため除く)の
うち12頭が、前々走または
前走で出走馬中1~3位の
「速い上がり脚」を使って
いました。

 

16年2着馬 ★
16年3着馬 ★◆
17年1着馬 ☆◇
17年2着馬
17年3着馬  ◆
18年1着馬 ☆◆
18年2着馬
18年3着馬 ☆
19年1着馬 ☆◇
19年2着馬 ☆◇
19年3着馬 ☆◇
20年1着馬 ★◆
20年2着馬  ◇
20年3着馬 ★

◇=前走で上がり最速の脚を
  使っていた馬
◆=前走で上がり2~3位の脚を
  使っていた馬
☆=前々走で上がり最速の脚を
  使っていた馬
★=前々走で上がり2~3位の脚を
  使っていた馬

 

 

【ポイント2】
「軽ハンデ」が
利とならないレース

→最近はハンデ戦で
極端に重いハンデが
課せられないケースが
多いため「ハンデが
重い馬のほうがよく走る
ハンデ戦」が多いですが、
新潟大賞典も例外では
ありません。

近10年のハンデ別成績を
診てください。ハンデが
重い馬ほど「好成績」の
状況となっています。

 

54キロ以下 複勝率14% 2.2.1.32
55キロ   複勝率17% 2.1.3.30
56キロ以上 複勝率22% 6.7.6.66

 

 

【ポイント3】
上がり馬に要注意?

→近10年の前走別成績を
診てください。

 

3勝クラス  複勝率39% 2.1.2.8
オープン特別 複勝率18% 4.1.3.37
重賞     複勝率17% 4.8.5.82

 

このように、前走で
3勝クラスを使っていた
いわゆる「格下馬」の
快走が目に付きます。
重賞では珍しい現象。

要はメンバーレベルが
低調なことが多いため
3勝クラスを勝ってきた
ばかりの馬でも、目下の
調子さえ良ければ簡単に
通じてしまうレース、と
いうことなのでしょう。

ちなみに、その
前走「3勝クラス」組で
馬券圏に好走した5頭の、
その前走3勝クラスでの
着順は全て1着でした。

 

 

【ポイント4】
1番人気馬が勝てない

→近10年(0.1.3.6)と
何と未勝利。当レースの
本質を現しています。

こういったレースで
あえて「人気馬」から
入る必要は無いでしょう。
同日のNHKマイルCでは
堅いところを狙っても、
こちらでは穴狙いの策が
賢明かと思われます。

 

 

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。