『目黒記念2017の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「目黒記念」の
穴馬探しをお届けします。

目黒記念は
5月28日（日）ダービーデーの
最終12レースとして行われる
伝統のG2ハンデ重賞です。
発走時刻は17時ちょうど。

早速、当レースのポイントを
お伝えしていきましょう。

【ポイント1】
「ステイヤーっぽい馬」を
狙いたいレース

→タイトルどおり。
目黒記念は「中距離馬」では
なく「長距離馬」を
狙いたいレースです。

近5年の好走馬15頭の、
それまでの芝2500m「以上」の
距離での成績を診てください。
（カッコ数字）は人気順

12年1着スマートロ（1）1.0.1.0
12年2着トウカイパ（7）0.0.0.1
12年3着コスモロビ（6）2.0.0.3
13年1着ムスカテー（4）0.1.1.1
13年2着ルルーシュ（2）2.0.0.1
13年3着カフナ　　（3）
14年1着マイネルメ（8）3.2.2.2
14年2着ラブイズ（12）0.0.0.1　＝有馬4着
14年3着プロモント（4）0.0.0.1
15年1着ヒットザ（11）1.1.0.4
15年2着レコンダイ（4）
15年3着ファタモル（1）1.3.0.1
16年1着クリプトグ（3）
16年2着マリアライ（1）1.0.1.1
16年3着ヒットザタ（8）2.1.0.5

※記述なし＝それまでに
　芝2500m以上への出走なし

14年のラブイズブ－シェも
含めると、上記15頭のうち
じつに10頭がそれまでに
「芝2500m以上の距離」で
馬券圏に好走した実績がある＝
長距離志向の強い馬でした。

つまり「毎年馬券圏に好走する
3頭のうち2頭は長距離馬」と
いうワケです。

しかも、人気薄で好走した
穴馬にそのような長距離馬が
多いのもポイント。ですから
ダービーでやられて（苦笑）
この目黒記念で一発逆転の
穴馬券を狙いたい方にとっても
見逃せません。

東京の芝2500mは、同じ
東京でもダービーコースの
2400mとはまったく違い、
スタート位置や道中ペースの
関係から「距離ぶん以上」の
スタミナを要する舞台です。

ゆえに、2500m「以上」で
好走実積がある長距離馬が
目黒記念では強い、という
こと。

同じ東京の芝でも2400mとは
好走のために求められる資質が
全く違います（東京2400mは
もっとキレ＆瞬発力的な素養が
必要）から、東京2400mでの
好走実績は参考にする必要は
ありません。

イメージ的には、むしろ
「3000mもドンと来い」の
ようなスタミナ馬を積極的に
買いたいレースなのです。

【ポイント2】
ハッキリ「長距離向き」の
血統馬を狙いたい

→上記で記したように一定量の
スタミナを要するレースゆえ、
血統的にも「長距離向きの
スタミナ組成馬」が好走する
傾向があります。

特に人気薄で好走する穴馬に
この傾向が多く、たとえば
14年のラブイズブ－シェ、
15年16年ヒットザターゲットら
「大きめの穴を空けた馬」＝
ハッキリ長距離向きの血筋を
備えていました。

【ポイント3】
極端な「追込み脚質」の馬は
好走できない

→近10年で極端な追込み脚質の
馬は連対ゼロ。

平均ペースから先団＆中団の
馬がそのまま勢いを落とさず
ゴールへ「雪崩れ込む」形の
展開が多いですから、極端に
後ろで構えて追込み一本に
賭ける馬にとっては（展開的な
メリハリが薄いため）仕掛けの
タイミングが非常に難しい。
いわば「どっちつかず」の形に
なってしまい本領発揮できない
ケースが多発します。

【ポイント4】
ハンデが軽すぎる馬は
あまり好走しない

→「ハンデ重賞」と聞くと
どうしてもハンデの軽い馬を
狙いたくなるものですが
この目黒記念はハンデの軽い
馬が、あまり好走しません。

近10年の出走全馬の
「ハンデ別・成績」を
診てください。

53キロ以下　複勝率14％　1.2.2.30
54キロ　　　複勝率11％　3.0.1.31
55キロ　　　複勝率19％　1.2.2.22
56キロ台　　複勝率20％　2.3.2.28
57キロ台　　複勝率21％　2.2.2.23
58キロ以上　複勝率30％　1.1.1.7

このように、ハンデが
56キロを超えると複勝率は
全て20％台ですが、逆に
55キロ以下は全て10％台。

「どちらかといえばハンデが
重い馬のほうが走っている」
傾向が読み取れます。

じつは、レース条件が同じ
アルゼンチン共和国杯でも
同様の傾向が出ています。
両レースとも最近は実力馬の
参戦が増えていること、
そんな実力上位馬に極端に
重いハンデがつかないため
「やや重めのハンデ」で
済んだ実力馬が順当に走る
ケースが増えていることなどが
この要因でしょう。

以上4点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。