『小倉2歳S2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「小倉2歳S」の
穴馬探しをお届けします。

小倉2歳Sは、
9月5日(日)に
小倉芝1200mで
行われる2歳重賞です。

さっそく、小倉2歳Sの
ポイントを記します。

なお、昨年は
フォドラを単独推奨。

5番人気でしたが
3着に走ってくれました。

昨年の予想プロセスが
間違っていなかったと
言えますので、昨年に
用いた予想プロセスを
あえて今年も引き続き
使いながら、ハナシを
進めていきます。

 

 

【ポイント1】
「タフな逃げ先行」で
好走した実績に注目

 

→小倉2歳Sでは
「テンが34.1秒よりも
速かったレース」で
4角3番手より前の位置で
運んだうえで、連対した
実績をすでに持つ馬が
よく好走します。

つまり「タフな流れの
レース」で前で頑張って
きた馬のパワーが活きる
レース、というコト。

2012年以降の
好走馬27頭のうち
ちょうど3分の2に
あたる18頭が、
下記のように「テンが
34.2秒よりも速かった
レース」で前へ行って、
馬券圏に走った実績が
ある馬でした。

 

12年1着 前走テン33.6のレースで逃げて1着
12年2着 前走テン34.0のレースで2番手から2着
12年3着 前走テン33.6のレースで3番手から1着
13年1着 前走テン34.0のレースで逃げて1着
13年2着 前走テン33.7のレースで逃げて1着
13年3着
14年1着 前走テン34.2のレースで3番手から1着
14年2着 前走テン33.8のレースで3番手から1着 
14年3着
15年1着
15年2着 前走テン33.5のレースで逃げて1着  
15年3着 前走テン33.8のレースで逃げて1着
16年1着 前走テン33.6のレースで3番手から1着
16年2着
16年3着 前々走テン32.8のレースで逃げて2着
17年1着 前走テン33.6のレースで逃げて1着
17年2着 前走テン34.1のレースで5番手から3着
17年3着 前走テン33.5のレースで逃げて1着 
18年1着
18年2着
18年3着 前走テン34.1のレースで2番手から1着
19年1着 前走テン33.5のレースで3番手から1着
19年2着
19年3着
20年1着 前走テン33.9のレースで3番手から1着
20年2着
20年3着 前走テン33.5の重賞で逃げて4着

 

なお、20年3着馬は
4着でしたが重賞のため
該当馬にカウントして
います。

タフな前傾ラップになる
ことが多い小倉2歳S。
馬場も荒れ気味です。

ただ、そのワリに毎年、
先行馬が頑張れるのも
当レースの特徴。

この時期の2歳馬が
トリッキーな小倉で
スパッと差し込むこと
じたい、なかなか
難しい事だからです。

ですので、すでに
「テン激流戦で前へ
行って好走してきた」
=タフな流れの中、
前追走で好走してきた
実績を持つ馬がよく
好走している…という
ことなのでしょう。

 

 

【ポイント2】
ミスプロ!

→この点が小倉2歳Sの
最重要項目でしょう。

小倉2歳Sは
ミスプロ持ちの馬の
好走が、非常に多い
レースです。

2012年以降の当レースの
好走馬24頭の「血統」を
診てください。

 

12年1着馬  父ミスプロ系
12年2着馬 母父ミスプロ系
12年3着馬  父ミスプロ系
13年1着馬
13年2着馬
13年3着馬 母父ミスプロ系
14年1着馬
14年2着馬 母父ミスプロ系
14年3着馬  父ミスプロ系
15年1着馬 母父ミスプロ系
15年2着馬  
15年3着馬 母父ミスプロ系
16年1着馬
16年2着馬
16年3着馬 母父ミスプロ系
17年1着馬
17年2着馬  父ミスプロ系
17年3着馬
18年1着馬  父ミスプロ系
18年2着馬 
18年3着馬  父ミスプロ系
19年1着馬  
19年2着馬  
19年3着馬 母父ミスプロ系
20年1着馬 
20年2着馬 母父ミスプロ系 
20年3着馬  父ミスプロ系 

 

このように27頭中、
半数を超える15頭が
「父または母父が
ミスプロ系」の馬。
高確率です。  

しかも、ここ2年は
馬券圏好走馬の中で
最も低人気だった馬が
ミスプロ持ちでした。

 

一昨年 ラウダシオン 3着 4番人気 
昨年  フォドラ   3着 5番人気

 

テンから速く流れ、
ゴールへ向け失速する
タフなラップになる
ケースが多い当レース。

それは、まるで
ダート短距離戦のような
前傾ラップですが、
ゆえにダート短距離戦に
強いミスプロの血を
持つ馬が多く好走する、
という事なのでしょう。

 

 

【ポイント3】
「最内枠」が
圧倒的に不利

 

→これも重要ポイント。
近10年の「枠別」の
成績を診てください。
1枠馬だけ、極端に
アベレージが低調です。

 

1枠 複勝率 8% 0.0.1.12
2枠 複勝率27% 1.1.2.11
3枠 複勝率33% 3.1.2.12
4枠 複勝率17% 2.1.0.15
5枠 複勝率16% 0.0.3.16
6枠 複勝率11% 1.1.0.17
7枠 複勝率27% 2.3.1.16
8枠 複勝率22% 1.3.1.18

 

やはり、最終週ゆえ
芝コース内側がかなり
悪くなっている点が
響いているのでしょう。

 

 

【ポイント4】
前走「小倉・新潟」以外の
馬が狙い目?

→タイトルどおり。
近10年の前走の
コース別の成績を
診てください。

 

小倉   複勝率17% 7.7.6.97
新潟   複勝率 0% 0.0.0.5
—————————
上記以外 複勝率40% 3.3.4.15

 

「上記以外」=前走で
函館・福島・中京・京都・
阪神を使ってきた馬です。

〈前走で札幌・東京・中山を
使ってきた馬の出走はナシ〉

このように小倉・新潟を
除く上記5場のレースを
前走で使ってきた馬が
好調。

その5場でのレース=
小倉よりメンバーレベルが
高かったり、レースの
内容がシビアだったり
することで、小倉転戦で
いきなり通じている面が
あるのかもしれません。

 

 

【ポイント5】
フェニックス賞の
経由馬が不振

 

→タイトルどおり。
近10年の前走別成績を
診てください。

 

新馬戦     複勝率28% 6.5.7.47
未勝利戦    複勝率15% 2.3.1.33
フェニックス賞 複勝率11% 1.2.0.24

 

前走で
フェニックス賞や
未勝利戦を使ってきた
馬が不振です。

つまり、夏の間に
新馬戦を使い、さらに
フェニックス賞や
未勝利戦も使った馬=
ここまでに最低2走を
消化している馬では
厳しく、逆に新馬戦を
勝った次のレースで
いきなりここに挑んで
きたキャリア1走組の
ほうが成績が良い、と
いうこと。

夏の新馬戦を使い、
さらにフェニックス賞や
未勝利戦を使い、さらに
ココも出走となると
長距離輸送を何度も行う
ケースも出てきますし、
単純に体力的にも厳しい
面があるのでしょう。

それよりも、ここまで
新馬戦しか使っていない
馬のフレッシュ度に
賭けたほうがいいレース、
ということなのです。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。