『エルムS2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「エルムS」の
穴馬探しをお届けします。

今週末のJRAは
ダート重賞ウイーク。

エルムSは
8月7日(日)に
札幌ダート1700mで
行われるG3重賞です。

さっそく、エルムSの
ポイントをお伝えします。

なお、昨年は東京五輪に
伴う変則日程のため
函館で行われました。

また、2013年も函館で
行われていますので、
当原稿での「近10年」=
函館施行の2013年&昨年を
除いた、2010年以降の
10回分を集計しています。

 

 

【ポイント1】
基本的に外枠は
厳しい

→近10年の全出走馬の
枠別・成績を診てください。

 

1~4番枠  複勝率25% 5.2.3.30
5~8番枠  複勝率28% 4.4.3.29
9~14番枠  複勝率18% 1.4.4.42

 

このように、9番枠から
外の枠は苦戦。複勝率も
20%割れですし、何せ
1勝しかしていません。

札幌のダートコースは
「丸い形」で、しかも
スパイラルカープも
採用されていないため
外々を回ると距離ロスが
大きくなります。捲りも
効く舞台ではありますが
基本的には外を回ると
苦戦の傾向。ですから
必然的に外枠の好走率は
低調になるワケです。

強じんな捲りの能力を
備える馬ならともかく、
そうでなければ内中枠が
欲しいレースです。

 

 

【ポイント2】
とにかく逃げた馬が
よく残るレース

→背景は【ポイント2】と
同じになりますが、
札幌施行のエルムSは
とにかく「逃げた馬」が
よく馬券圏に残ります。

近10年の「逃げた馬」の
全成績を診てください。
なんと(0.1.5.4)です。

 

10年 エーシンモアオバー 3着 1番人気
11年 エーシンモアオバー 3着 3番人気
12年 エーシンモアオバー 4着 4番人気
14年 エーシンモアオバー 11着 6番人気
15年 エーシンモアオバー 3着 1番人気
16年 モンドクラッセ   3着 1番人気
17年 ドリームキラリ   3着 8番人気
18年 ドリームキラリ   2着 3番人気
19年 ドリームキラリ   11着 8番人気
20年 リアンヴェリテ   10着 7番人気

 

エーシンモアオバー。
ドリームキラリ。
毎年エルムSに出走し、
毎年逃げて、馬券に
よく絡みました。

とはいえ、この2頭が
すごく強い馬だった、と
いうワケではありません。
この2頭は「捕まったら
即終了」の純・逃げ馬。

そんな馬が逃げ残れる
レースなのです。

前述したようなこの
札幌コースの特徴に加え、
当レースは後続追走勢が
「道中の追走にソコソコ
脚を使わされるうえに、
早めに前が動く展開に
対応せねばならない」
キツい走りを強いられる
ため、早めにスタミナが
切れる差し待機馬も多く
その分、逃げた馬に利が
発生しているのでしょぅ。

 

 

【ポイント3】
前走「地方」出走馬に
要注目?

→近10年の当レースで
前走「地方競馬」出走馬が
(1.2.4.17)複勝率29%と
まずまず健闘。

そのうち(大回り場の)
大井の帝王賞を使った馬の
成績を引くと(1.1.4.13)、
複勝率32%とさらに成績が
良化します

大井以外の「小回り」の
地方のコースを走ってきた
直近履歴が、地方並みの
小回りトラックで行われる
このレースでは、よく
活きるのかもしれません。

なお、近10年の前走別の
成績は下記の通りです。

 

地方レース/帝王賞   複勝率20% 0.1.0.4
地方レース/帝王賞以外 複勝率32% 1.1.4.13
中央重賞        複勝率24% 1.5.3.29
中央オープン特別    複勝率21% 7.3.3.49  
中央条件戦       複勝率17% 1.0.0.5

 

 

【ポイント4】
前走マリーンS組で
「穴」は狙えない?

→前走マリーンS出走馬は
近10年のエルムSで
(5.1.0.26)複勝率19%と
今ひとつ。

ちなみに、
その連対した6頭の
前走マリーンSの着順は
1・3・1・2・2・1。

そして、6頭の
エルムSでの人気順は
1・2・1・2・2・1。

つまり、エルムSでの
「前走マリーンS組」=
前走マリーンSで好走、
続くエルムSで人気に
推された「当たり前の
人気馬」しか好走して
いないのです。

穴狙いの場合、
マリーンS組に注目すると
かえって厳しいと言える
レースです。。

 

 

【ポイント5】
ベテランが不振

→近10年の馬齢別成績は
下記のとおり。若い馬ほど
よく走っているレースは
多いですが、当レースは
かなり極端な感じです。

 

4歳  複勝率38% 3.1.2.10
5歳  複勝率36% 6.3.4.23
6歳  複勝率18% 1.3.3.32
7歳上 複勝率10% 0.3.1.36

 

 

【ポイント6】
馬ナリ天国

→札幌で施行された
2020年まで3年間の
出走全馬の最終調教の
「強さ」別成績を診て
ください

 

馬ナリ 複勝率36% 3.3.2.14
強め  複勝率 7% 0.0.1.13
一杯  複勝率 0% 0.0.0.5

 

この類のデータをとると
「馬ナリ」馬が優勢な
コトは多いのですが、
それにしても上記結果は
かなり極端。馬ナリで
追われた馬が、他の馬を
圧倒しています。

脚元への負担がかなり
大きいと言われる札幌の
ダートコースで追われる
馬が多いため、馬ナリで
ソフトに済ませて脚に
疲れを残していない馬の
ほうが走れる、という
ことなのかもしれません。

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

エルムS  ポイント2・4・5 該当馬

【ポイント2/近3走で逃げた事がある馬】3頭
  アイオライト
  アメリカンシード
  ロードエクレール  

【ポイント4/前走マリーンS組】 ▼穴狙い時の軽視馬として 7頭
  ウェルドーン
  オメガレインボー
  ダンツキャッスル
  バティスティーニ
  ブルデブスリーダー
  ブラックア-メット
  ロードエクレール 

【ポイント5/7歳超】 ▼軽視馬として 5頭
  スワーヴアラミス
  バティスティーニ
  ヒストリーメイカー
  ロードレガリス
  ロジペルレスト

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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