『JRA-VAN対戦型マイニングの核心に迫る!』田中洋平

 

今回はあの指数について、少し詳しく書きたいと思います。

 

それは対戦型マイニング。

 

JRA-VANが提供している指数で、

TRAGETにも簡単に表示できますよね。

 

だから参考にしている人も多いのではないでしょうか?

 

そんな対戦型マイニング1位を買い続けると、

2016年の函館開催の成績は、

 

勝率32% 連対率47% 複勝率61%

単勝回収率103% 複勝率91%

 

このように成績と回収率がバツグンに良いです。

 

だから今年も買いましょう!という

反動を喰らって再現しない法則を披露したいのではありません。

 

対戦型マイニングを根幹から攻略する糸口を紹介します。

 

データマイニング解説(JRA-VAN)

 

対戦型マイニングを知らない人は、

上記ページをご覧ください。

 

ではいきなり今回の核心に迫りますが、

対戦型マイニングは偏差値のようなもので、

そのレースに出走するすべて馬の指数を足し算すると50になります。

 

例えばキタサンブラックが勝利した天皇賞・春の場合は↓

 

キタサンブラック(77.1)

サトノダイヤモンド(74)

アルバート(72.6)

シュヴァルグラン(72.2)

ゴールドアクター(63.7)

シャケトラ(63.1)

ファタモルガーナ(56)

アドマイヤデウス(53.3)

トーセンバジル (51.2)

レインボーライン(50.5)

ディーマジェスティ(43.3)

タマモベストプレイ(38.4)

スピリッツミノル(37.3)

ワンアンドオンリー(32.8)

ヤマカツライデン(25.7)

プロレタリアト(21.5)

ラブラドライト(16.5)

 

少し見づらいですが、右側のカッコ内の数字を足します。

 

すると(849.2)という数字になります。

 

これを出走頭数の17で割ると、(49.95)になるのです。

 

四捨五入すれば50ですね。

 

このようにピッタリ50ではないですが、

他のレースも四捨五入すれば50になります。

 

試しに他のレースの分も、計算してみてください。

 

さて、これで何が分かるのか?ということですが、

とりあえず平均が50だということが分かりますよね。

 

先ほどの天皇賞・春の場合、

レインボーラインが50.5なので平均馬となります。

 

そしてこの馬を境に、

上が9頭、下が7頭と分類することが可能です。

 

このように分けると、上の強い馬が多いので、

下7頭が逆転するのは難しいレースと判断できる。

 

反対に上が少なくて、下が多いと、

下位の台頭が起こりやすいレースと判断することもできます。

 

上強レース下強レース、2つに分類するのも良いでしょう。

 

あとはコンピ指数などの人気指数とコラボして、

上強レースで、下に人気馬が混じっていると、その馬はバッサリ切り。

 

反対に下強レースで、

上に人気馬が集結していたら、それらは危ない人気馬で、

下の穴馬を馬券に入れてチャレンジすることもできます。

 

このように上強、下強レースを基準に、

いくつかのレースパターンに分類していけば、

新しい波乱予測を作り出せそうですよね。

 

ちなみに私は「これだ!」というものを、

見つけていない状態です。

 

私の能力だけではなかなか難しいですね。

 

ぜひこれをベースに対戦型マイニングを考えてみてください。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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